カール・ゴッチの真髄とは【週刊 前田日明】
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前田日明が足りない世の中に、とことん前田日明を発信してみる。毎週日曜日は、前田日明関連の動きをできる限りカクトウログが追う「週刊 前田日明」の日です。連載第56回のラインナップ▼カール・ゴッチの真髄とは▼前田日明、子育てを実演・・・
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情報をキャッチしていながら、最新1週間(月曜から土曜まで)で取り上げなかった前田日明の話題、あれば翌週送りせず日曜にまとめる。あと、1週間で取り上げた前田関連記事、主要記事リンクも再集約しておくことにします。
(週刊前田日明バックナンバー →「週刊前田日明」参照)
この連載を毎週見ておけば前田関連の動きは逃さない!
理想はそこですが、どうなるか。
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8/23に発売となった格闘技マガジン『格闘技専門誌GONKAKU』10月号。そのカール・ゴッチ追悼特集が実に秀逸である。
企画モノというわけではない。
カール・ゴッチ未発表インタビュー2ページ。
前田日明インタビュー4ページ。
藤原喜明インタビュー6ページ。
シンプルな構成。でも、たまらなくいい! こういうことができる専門誌は本当に価値がある。GONKAKUさん、ありがとう! 前田日明ファンは絶対買うべし。ゴッチさんに対する前田の見解が、どこよりも詳しく情熱的に明かされている。
前田日明の発言を一部ピックアップ。
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・ リングスっていろんな実験的なことをやったって言われるけれども、はっきり言ってゴッチさんが言っていた戦略を俺がそのまま実行しただけの話なんだよ。ゴッチさんが言っていたのは、日本において格闘技で食っていけるのはプロレスしかないんだから、プロレスのファンをうまくエデュケートしてこっちに引っ張ってくることが大事なんだよって、そう言ってたよね。
・ ロシア勢を使えって言ったのも実はゴッチさん。ロシア勢にはグラウンドで面白いバリエーションがいっぱいあるから、絶対に引き入れたほうがいいよとアドバイスしてくれた。俺がイギリスにいた22~23歳の頃にそういう予言みたいな話をするんだよね。当時の俺はその話をただ聞いていただけなんだけど、気がついてみれば無意識の内にゴッチさんの言った通りにしていたんだよね。
・ (第2次UWF解散後、前田さんはゴッチさんと距離を置いていたように見えたが?)分裂後、ゴッチさんはまず藤原組を応援する形になったでしょう? あの時、頼めばゴッチさんは誰でも応援してくれたと思う。でも俺は、UWFの名前も取り合いになったし、カール・ゴッチも取り合いになったから、そういうものとは全部一線を引きたかったんだ。俺たちの争いにゴッチさんを巻き込んだらかわいそうだと思ったからね。
・ それと、これはゴッチさんの名誉のために言っておきたいんだけど、どっかのバカが“ゴッチの技術は役に立たない”みたいなことを言ったじゃない。はっきり言うけど、ゴッチ教室といっても一番長く教わったのは藤原さんが半年行っただけなんだよ。普通に考えて、空手の道場、柔道、合気道、レスリング・・・何でもいいよ、半年通っただけで何がわかる? でも、その短い期間に関わらずゴッチさんが何を見せてくれたかというと、キャッチの入り口を見せてくれたんだよ。入り口は見せてくれるんだけど、何か凄く高い通行手形があって、その入り口を通るにはいろんなものを問われるわけ。まずはコンディショニング。70歳を過ぎてもスクワット2000回から始まる練習が出来るコンディショニングだよ。
・ 技とかはいろいろ教えてくれる。でも、ゴッチさんが教えてくれるのは完成形だけなんだよ。例えば十字固めはこうだって言われても、そこまでにどうやって入るのかって話になるじゃない。ところがそれを教える時間がないんだよ。コンディショニングをやっていろんなことをやっていたら。それなのにみんなゴッチイズムを学んだ気になっているんだよね。ゴッチの技術を誰にも言う資格はない。跡継ぎは誰もいないんだよ。ゴッチさんが要求するハードルはそれくらい高かった。
・ 後年、俺が若い選手たちを教えるようになって、俺が失敗したこともいろいろあるんだよ。どういう失敗かっていうと、俺が知っているものを全部教えようとしたし、それだけじゃなくサンボの名コーチを呼び、タイから名トレーナーを呼んだ。教える側が教えようとしても身につかないんだよ。この技術はどうしたらいいんだろうかって試行錯誤し、そこで正解はこうだよってパッと見せる。でも、その試行錯誤がないヤツにはいくら教えても分からない。
・ いつでも教えてもらえると思ったら、みんな覚えようとしないんだよ。ゴッチ教室はその権化みたいなヤツらばっかりだったし、リングスでも“なんでこいつら身に付かないんだろう”って思っていたらそういうことだった。そこで、俺は初めてゴッチさんが抱えていたジレンマを理解できるようになった。
・ ゴッチ教室ではいろんな技の完成形を教えてもらうんだけど、こんなの出来るわけないって技がいっぱいあった。でも、それは後年になってサンボとかコマンドサンボを視察したら、彼らが実際にその技をやっているんだよね。思ったのは、俺らは甘かったと。試行錯誤が足りなかった。
・ 藤原さんが言ってたよ。ゴッチさんが段々と俺に教えてくれなくなってきたって。ゴッチさんはいつまで経っても自分が現役のつもりでいたから教えたくなかったんだよ。ある程度のところまで行ったら盗めと。
・ ゴッチさんって本当にレスリングの虫だったんだよ。朝から晩までレスリングのことを考えてる。かわいそうだったのが、練習のときはいいんだけど、みんな普段接するのを嫌がるんだよね。だから、ゴッチさんの面倒を見ていたのは俺くらいしかいなかった。新日本プロレスのときもそうだった。それで亡くなった瞬間に“世話になった”って、お前らが何をやったんだよって言いたい。俺はリングスがあのまま上手く発展していってれば、ゴッチさんに顧問料を払うつもりだった。ゴッチさんが言っていたことや、やっていたことは全てリアリティがあった。
・ (ゴッチレスリングの入り口から先は誰も進んでいない?)誰も行ってないね。佐山(佐山聡=初代タイガーマスク)さんだってキャッチの本質を本質を見極めようとせず、ブラジリアン柔術の方へ行ってしまったでしょう。
・ (ゴッチさんは極め方は知ってたけど、そこに至るポジショニングがないって言ってた人がいましたが)誰がそんなことを言ってるの(笑)。全く理解してないね。それは自分らで努力して身につけろってことなんだよ。日本に来て教えると言っても、長くて1ヶ月くらいでしょう? 1ヶ月で何を教えられるんだよ。
・ (レスリングではなく)総合という名前がついてしまったにしても自分の技術の一端でも経験した連中が、世界で最初にプロの団体として佐山さんが修斗をやって俺がリングスをやった。それはそれでよかったんじゃないかな。それくらいははなむけができたと思うけどね。
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自分が歩んできた道はすべて考え抜いて実行してきたものばかりの前田。だからこそ、ゴッチさんに対してどうこう言う人への怒りが素直に露出する。
「そこに至るポジショニングがない」っていうのは、『1976年のアントニオ猪木』などに「猪木にはタックルの技術がない。ゴッチが教えなかった」と書いてあることを指す。そんな問いかけにも、前田はしっかりとした答えを持っている。
前田は常に組織をリードし、闘いとしても憧れられる存在だった。だらこそ、人よりも半歩も一歩も理解が深い。日本人やプロレスラーはえてして、自分のやっていることにコンプレックスを持ちがちだ。だけれども、前田はロジカルに消化したうえで自らいろんなことを実行に移してきたんである。
だからこそ、ゴッチを誰よりも堂々と肯定できる。
ときどき第2次UWFでやってきたこと、リングスでやって来たことについても、前田は当事者としてしっかり説明をする。プロレスから格闘技への移行期を、UWF系レスラーは体を張って作り上げてきた。毎月の大会を消化するという、今から考えるととんでもなく過酷なことをやっていた。体も壊れまくっていた。そういった事情を、前田はことあるたびにちゃんと説明してくれる。
カール・ゴッチさんを神格化してきた自分たちに自信を持て!
UWFを追いかけてきた自分たちに自信を持て!
リーダーでありスポークスマンである前田は、やはり唯一無二の存在なんである。
それでいて、人の輪を重んじるところから、一歩引いてしまうこともある。リングス設立時のゴッチさんとの距離の置き方も、今回のインタビューで明かされた。そういうことだったのか。
藤原喜明インタビューの方も面白い。藤原は、柔道メダリストのウィリアム・ルスカをスパーリングで極めまくったという逸話を肯定。また、藤原ノートをつけてまでゴッチさんから技術を学ぼうとした藤原に対して、「彼(藤原)がベストだ」というゴッチさん発言をゴンカク編集部が紹介。藤原が目を真っ赤に腫らすくだりもあった。
ゴッチインタビューも実に深い。
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「真実はどこまでも続くが、嘘の上に築かれたものは必ず崩壊するし、人に見抜かれるものだ」
「(レスリングは)誰かを打ちのめすことで学ぶのではなく、打ちのめされて学ぶんだ。人生と同じだよ」
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ボクらは弱い。つい打ちのめされてしまったら、挫折しそうになる。だけれども、そこから少しずつ始めればいいということをゴッチさんは投げかけてくれているのだ。
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8月28日深夜のTBS系『格闘王』。HERO’Sに絡んでの放送ラインナップがあった。山本“KID”徳郁の復活がメイン。さらには、桜庭和志vs柴田勝頼、そして船木誠勝の大晦日・桜庭への挑戦宣言も映像として流れる。
そして、前週から始まった前田日明のコーナー「前田のよびだし」第2回に突入。(第1回の様子はコチラ)
呼びだされたのは、闘う芸人、ベルナール・アッカ。前田による料理のふるまい。水を使わず牛乳を用いる、前田が新日本プロレス道場時代から得意にしている前田カレーがふるまわれる。
そして、アッカの闘い方について言及「やっちゃいけないこといっぱいやってる」。接近戦でのパンチテクニックにダメ出し。顔を動かさずに手を出しているから「打ってください」状態になっていたことを指摘、改善を求めた。
話は「(アッカ選手は)奥さんとどこで知りあった?」という話に。 “マスオさん状態”のアッカが解き崩されるんだが、アッカも逆に前田のプライベートを聞き返す。アッカ「(前田に)子育てとかは手伝ったりするんですか?」。
もちろん、やっている前田。そして、前田「可愛すぎて死にそう。ショック死するんじゃないかと思うくらい。(おしめとか変えたり?)もちろん。(ミルクとかあげたり?)もちろん」
ここでスタッフから赤ちゃんの人形が手渡されて、可愛がる実演へ。まったくいやがらずに応じる前田「こういうカンジ」。
アッカ「これー、全国の前田ファンはちょっと!」
前田は、おしめの替えかたも軽く披露。
前田「ちんちんの裏表までキレイに(拭く)。息子のちんちんがかわいらしくてねー。こないだ思わずねー、そのちんちんナメちゃいました(笑)」
うぉぉぉぉぉ! 前田兄さん・・・。
恒例の、前田が言葉をしたためるコーナー終盤。前田が書き文字として出したのは、「システム」。詰め将棋のように、闘うためにやるべき公式を頭にしっかり入れると、どんどんやれると思う、というアドバイス。そして、これからもよろしくお願いしますとばかりに握手。
アッカ「(前田の)手ぇ、デカっ!」。
やばいよ、このコーナー。前田日明が全開だ。
ところで以前にこういう話(「授乳で乳首をキュッと吸われると、その刺激で子宮が縮む」など)を紹介しましたが。
・ 2007.07.29 カクトウログ: 前田日明、たまひよを読破【週刊 前田日明】
カクトウログ読者で元看護師さんの話によると、前田の説明はまったくもって正しいそうです。
今週の【週刊 前田日明】はここまで。
次週も前田日明を追いかけます!
こちら取り上げてなかったので、改めて拾っておきます。
・ 朝青龍ついに総合格闘技転向か!?(内外タイムス)
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15日に都内で開催されたイベントで、格闘家の前田日明氏(48)と作家の真樹日佐夫氏(67)が、横綱・朝青龍(26)の総合格闘技への転向について協力していくことを明らかにした。これまでは単なるウワサとしてささやかれていた転向説だが、総合格闘技界で重きをなす両者の発言だけに、一気に現実味を帯びてきそうだ。
このイベントは出版プロデューサーの高須基仁氏が主宰した「平和だからこそできること。戦場よりリング場、戦場よりエロス場」。ゲストに招かれた両氏は朝青龍について話を振られると、堰(せき)を切ったように語り始めた。
まず前田氏が「もし転向するのならHERO'Sではなく、リングスに上げる」と断言。〝横綱〟に名を借りた人寄せパンダとしてではなく、あくまでも総合格闘家としての育成、参戦を示唆した。
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HERO'Sではなくリングス。この違いはなんなんでしょう? ヘビー級として“ゲスト”的な参戦(HERO'Sは軽量級・中量級が主軸)ではなく、ヘビー級の主軸にするような起用を視野にしているということ?
↓リングス復活に関しては、中国視察に行った際、中国共産党内の格闘技部門ナンバー2である人物を通して話が進んでいるそうだ
□ 山本KIDがHERO’S参戦/前田日明はリングス復活に言及 2007 8/24
↓前田日明は「8,000人の弟子を持つリトアニア格闘界の父」
□ 『異国のスゴイ日本人列伝』に前田日明が取り上げられました 2007 8/27
↓自分も(ヒクソン戦を)やろうとして直前でひっくり返されたり、後輩の高田が負けた時は自分らの名誉に関することをいろいろ言われて悔しいことがいっぱいあったので、船木VSヒクソンをもう1回やって自分がサポートしてあげたい。そして、いろんな意味でスッキリしたい
□ 桜庭和志×柴田勝頼、決定。前田日明もUWFについてコメント 2007 8/28
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