ＰＲＩＤＥ後の情報交換／ｋａｍｉｐｒｏ Ｎｏ．１１６

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　『kamipro』No.116は10月22日（月）発売。
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『kamipro』No.116は定価880円（本体838円＋税）で10月22日（月）発売!!（※地域により発売日が異なります）
一部書店&格闘技・プロレスショップではすでに発売してます!!

表紙は……“PRIDE”だ！
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　総合格闘技ＰＲＩＤＥが消滅した後の、日本ＭＭＡ界の行方について情報交換がなされている。早売りを拾い読みしました。
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堀江ガンツ
「ズッファ（UFC）とPFWW（PRIDE FC WORLD WIDE）の関係というのは、ズッファのほうが明らかに力があって、ジェイミー・ポラック社長自体がズッファの弁護士さんだったわけじゃないですか。だから普通に考えると、ダナ・ホワイトが好き勝手に動かせそうなものなんですけど、榊原前代表がロレンゾ・フェティータに経営権を譲渡したとき、『PFWWは独立した会社であり、ズッファ社の社長であるダナ・ホワイトはPFWWの経営にタッチさせない』という契約を結ばせたらしいんですよ。だからダナとしたら、自分の手で『PRIDE』を展開したくてもできなかった。だから、これは結果論ですけど、もしダナにPFWWの株を持たせていたら、UFCと『PRIDE』の両方をやっていたかもしんないんですよね」

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「ボクが聞いたのは、旧PRIDEスタッフの多くは、最終的にはアメリカ側と一緒に『PRIDE』ができると信じていた部分があって、逆に裏切られたってことなんでしょうね。だから、もしイベントをやるとしたら、『やりたいから』というより、こうなった以上、『やらざるを得ないから』という感じになるんじゃないかと思います」

ガンツ
「どうしてこういう（大晦日興行の）噂が出たかといえば、大晦日のさいたまスーパーアリーナを押さえているのが、主催会社であるDSEやPFWWではなく、加藤元専務が社長を務める『PRIDE』の制作会社だったということからでしょう。そして、ただ今回のことがきっかけでいろいろ動きが出てきたのは事実、と」
「ボクが聞いた情報では、現時点ではビクトリー派と旧DSE派はお互いが様子見をしているみたいですね」

ジャン斉藤
「大晦日騒動に多少なりとも首を突っ込んでいるのは、FEG、旧DSE、ビクトリー、M-1、DEEP･･･あと『ハッスル』か（笑）」
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　“ダナ・ホワイトはPFWWの経営にタッチさせないという契約を榊原氏が結ばせた”というのは、榊原信行氏が本気でPRIDEvsUFCのMMAワールドシリーズを本気で実現しようとしていたことがわかる情報。

　“大晦日のたまアリは加藤元専務が社長を務める『PRIDE』の制作会社が押さえている”というのは、まだどこのプロモーションが使うかが確定していないことを想像させる情報。

　こういう情報のキッチリした押さえ方をするところが、スポーツ新聞などよりもしっかりとした専門誌『kamipro』ならではの手腕。そして、座談会その他の記事から、世界で一番、ポストPRIDEの世界へ向けた動きの“ニュアンス”を読み取ることができる。ぜひ、購入を。

　時間がない中で、大晦日興行を行うことは非現実的。当然のように、「FEGと手を結べばできるかも」「M-1からヒョードルが借りれないか」という腹の探りあいをしている状態。だから、いろんな報道（仮説）も成り立っていくんだなぁとボクは理解した。PRIDE系格闘技が大晦日のたまアリで“ない”なら、当然FEGやハッスルが浮上する。

　そして、今夜もまた、いくつかの団体が今後のことを議論していることだろう。
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