ブッチャーがオシムに流血エール/東京中日スポーツ
コンビニ等で目がいった人も多かったでしょう。11/24発売分「東京中日スポーツ」の一面に、なんとアブドーラ・ザ・ブッチャーが登場した。
・ ブッチャーがオシムに流血エール 66歳今日も元気(東京中日スポーツ)
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しかもブッチャーは終了後、会場から6キロ離れたIWAジャパンの新宿大会にもダブルヘッダーで出場し、こちらでも対戦相手を血だるまにした。同年齢のサッカーのオシム監督が倒れるなど、病に侵される同世代が多いが、この66歳はまさに“鉄人”だ。
(ここからは紙面のみ)
外国人プロレスラーきっての日本通であるブッチャー。サッカー日本代表・オシム監督が倒れたこともちゃんと知っていた。英語で「日本の監督が倒れたんだってな。彼はどこの国の人だっけ? 具合はどうなんだ」と(記者に)逆取材。そして日本語で「ガンバッテ、ガンバッテ、カムバックネ!」と力を込めてエールを送った。
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あまり報道されていなかったが、ブッチャーは23日、ダブルヘッダーだった。ファンを楽しませるために、身体を張っている。また、このダブルヘッダーとオシム監督へのコメントをくっつけて一面記事にした「東京中日スポーツ」紙、ありがとう!
さて、23日の最初の試合は、鈴木みのるとのタッグで世界最強ダッグ出陣。
・ みのる1人で白星 ブッチャー出番なし(デイリー)
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12年ぶり参戦の相棒ブッチャーには場外戦の指示だけ与えて一度もリングインさせず、1人で10分近く戦い勝利。「ひとつの形をわざと見せてやったんだ」と悪そうな笑みを浮かべ、伝説のレスラーがそばにいないのをいいことに「66歳だぞ。ただの老いぼれだぞ。こんなのに優勝されたら全日本もたまらないよな」とたくらみを明かした。
世界一性格の悪い男は「世界最強タッグ」の名称が気に食わない。「たいそうな名前つけやがって。だれもそうは思ってないぞ」と痛烈批判。目標は66歳でも簡単に優勝できることを証明し、全日本の看板を汚すこと。返す刀で優勝候補筆頭の健介、川田組らライバルをこき下ろし「対抗馬はいない?いるよ。全日本プロレス35年の歴史だ」と壮大な野望を口にした。
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ブッチャー、渕といったベテランがこれ以上ない歓声を浴び、西村を加えた“名優”が集った最強タッグ。大会自体もなかなかよかったが、みのるも「らしさ」を貫いた。ブッチャーのリング上での出番なし。ブッチャーをうまく生かしたんだか、活躍の場を奪ったんだか、ひじょうに想像を巡らせる試合をやり切った。
↓参考
・ カクトウログ: 11・23全日本プロレス「2007世界最強タッグ決定リーグ戦」開幕戦・後楽園ホール、速報観戦記まとめ
だけれども、改めて振り返ると、みのるはブッチャーのダブルヘッダーに気を遣ったんだろう。与えられた役割をうまくアングルに昇華させたわけで、ひじょうに面白い。「対抗馬は、全日本プロレス35年の歴史だ」という発言も、(業界や参戦の顔ぶれは厳しい面があろうとも)頭と身体をつかってベストなものを提供するという決意だったんじゃないか。そう思うのだ。
いゃあ、プロレスって面白いなぁ。
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話は変わるが、11月24日(土)19:58~20:54フジテレビ系「めちゃ×2イケテる」に高田延彦が出演。恒例コーナーの「やべっち寿司」への登場でした。
格闘技界を斬るという会話なのに、強引に“奥さんへの隠しごと”の有無についてつつかれる展開に。そして、呑み会のセッティングへの注文を求められ、高田が岡村隆史さんに耳打ちしたのは「C・A(キャビン・アテンダント)とコンパがしたい」。
なんと、前田日明のスッチー合コンと同系統。これがUWFイズムなのか?(笑)
T.SAKAi■□[人気ブログランキングに参加中>> ]
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