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2007.12.18

ハイアン・グレイシー死去 死因は心臓発作か

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 33歳という若さ、しかも場所は拘置所。PRIDEで活躍したグレイシー一族「最凶」の男が旅立った。

 スポーツ報知が詳しく報じている。
・ グレイシー一族「最凶」の男 ハイアン独房に死す(スポーツ報知)
##
 ブラジルの柔術家一族「グレイシー一族」の一人で、日本のリングでも桜庭和志らと激闘を繰り広げたハイアン・グレイシー氏(33)が現地時間15日、サンパウロの拘置所で死亡しているのを発見された。死因は不明。ハイアン氏は14日に起こした自動車窃盗の罪などで拘置されていた。地元メディアによると、逮捕時の尿検査でコカインやマリフアナが検出されたという。

 ヒクソン、ホイスらを輩出した「グレイシー一族」の中にあって、粗暴な言動から「最凶」「狂犬」の異名を持つハイアン氏が、留置所の独房で謎の死を遂げた。

 現地メディアによると、ハイアン氏は15日午前7時半ごろ、サンパウロ西部にある91分署の独房の隅で倒れているところを、看守に発見された。すでに脈拍はない状態だった。目立った外傷はなかったという。

 同氏は14日、サンパウロで76歳男性の指を包丁で刺し、自動車を奪った揚げ句、同市内で事故を起こした。その後、別の男性からバイクを奪おうとしてけんかになり、警察に逮捕されていた。

 死因はまだ明らかにされていないが、心臓発作で亡くなった可能性があるという。

 一方、逮捕後に行われた尿検査では、微量のコカイン、マリフアナが検出されている。その際、医師から複数の薬が処方されており、警察当局は突然死との関連を調べている。

 遺体は、サンパウロ市内の安置所に運ばれた後、飛行機でリオデジャネイロに運ばれた。16日に、同市内の墓地に埋葬される。

 ハイアン氏は00年8月、石澤常光を顔面パンチのラッシュで“秒殺”し、日本デビュー。その後、桜庭和志(判定負け)、美濃輪育久(現ミノワマン、判定勝ち)などと対戦。04年大みそかの安生洋二戦(1R、腕ひしぎ十字固めで勝利)が最後の試合となっていた。

 もっともハイアン氏は、リング外の破天荒な言動で、その名をとどろかせてきた。

 「ストリートファイトで相手の耳をかみちぎった」などの“武勇伝”は数知れず。00年3月には、大学生とけんかになり、相手をナイフで刺して18日間拘置された。05年9月には、自動車のスピード違反と飲酒運転容疑で取り調べ中、警察官4人に頭突きやパンチを見舞って逮捕された。翌10月には、同国で銃販売禁止を問う国民投票が実施された日に、自宅で拳銃をいじっていて暴発。左太ももの動脈を損傷する重傷を負っている。

 突然の訃報(ふほう)に、父親のカルロス・ホブソン氏は「海外から兄弟が来るのを待っている」と語っているという。

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 無念にも「最凶」の名そのままの死となったような報道だが、こういう話もある。
・ ヒロシです(涙)。 遺族が医師を訴える可能性も
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・ ハイアンは柔術着と黒帯を着用した姿で棺に入れられ、約200名の親類・知人友人に見送られたようです。
・ ハイアンの姉でキーラの母、フラビア・グレイシーさん。
「Sabino医師が精神安定剤等を多量に処方し、結果オーバードーズになっていたのが死につながったのではないか(彼がハイアンを”暗殺した”という表現も)」
「拘置所での当局の行動も非難。”病人”であったハイアンを一人独房に配置するようなことをしなければ大事に至らなかったのではないか」
「担当医の診療はいつも良くなかった。例えば、薬の組み合わせが悪かったりすると常にハイアンは心臓に問題を引き起こす可能性を抱えていた」
・ また父ホブソン氏は、ハイアンが「パニック症候群」だったことを打ち明けています。
・ ハイアンにはヘイロン(Rayron)という6歳の息子がいるようです。

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 いずれにせよ、健康からは遠い状態だった。ファンとしてはつらい話。ステロイド疑惑もありました。不自然なテーピングが症状を隠すためだったとも言われた。

 戦績。
・ PRIDE | 選手データ | ハイアン・グレイシー / RYAN GRACIE
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○ 安生洋二 1R 8分33秒 アームバー 2004.12.31
○ 美濃輪育久 2R終了 判定 2-1 2004.05.23
○ 浜中和宏 1R 7分37秒 TKO 武士道 2003.10.05
○ 大山峻護 1R 1分37秒 アームバー 2002.09.29
× 石澤常光 1R 4分51秒 KO 2001.07.29
× 桜庭和志 1R終了 判定 3-0 2000.12.23
○ 石澤常光 1R 2分16秒 TKO 2000.08.27

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 日本人ファイター相手に強さを発揮。プロレスラーvsグレイシー一族の図式において重要な役割をはたし、PRIDEのシーンを彩った。また、新日本プロレスの道場で最強クラスだった石澤常光を一度は破っている。

 石澤が敗れた際に新日本プロレスで新弟子時代だった柴田勝頼。この7月にふりかえってこう発言している。
・ グレイシー越えに挑戦! 柴田勝頼インタビュー!!(HERO'S公式)
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──今までたくさんのグレイシー一族の選手が日本でもファイトしてきましたけど、印象に残っている選手っていますか?
柴田 ハイアン(・グレイシー)ですね。ハイアンは好きです。ケンドー・カシン選手がハイアンとやった時って、オレはまだ(新日本プロレスの)新弟子だったんですよ。
──2000年8月に行われた『PRIDE.10』の時ですね。
柴田 新弟子ながらオレは、プロレスラーの中でケンドー・カシンが一番強いと思っていたんですよ。そうしたら……負けちゃったんですよね。しかも、タックルを取られて、殴られて……。凄いショックだったんです。それがあまりにも衝撃的で、すぐ打撃の練習を始めたんですよ。ああゆう、ハイアンみたいなファイトスタイルは好きですね。
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 強い石澤(カシン)に勝った男としてインプットされたが、そこにはグレイシーらしからぬファイトスタイル、何かをしでかしそうなヤバイ雰囲気もあった。そして、PRIDEという場の残酷なまでのリアルさをプロレスファン相手に示していた。自身の身体を犠牲にしていたところもあったに違いありません。

 熱い闘いをみせてくれた彼の人生をリスペクトするとともに、ご冥福をお祈りします。
T.SAKAi■□

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