前田日明が真相語る/田村潔司への大晦日トロフィー投げつけ事件
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本日24日は前田日明の誕生日です。
・ 前田日明 - Wikipedia
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前田 日明(まえだ あきら、1959年1月24日 - )は、総合格闘技黎明期に活躍した元プロレスラー、格闘家。現HERO'Sスーパーバイザー。
プロレス界にキックボクシングやサンボの要素を持ち込み、格闘技を身近なものにした。また、プロモーターとして格闘技の大規模興行を成功させ、そのノウハウはK-1に受け継がれた。
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めでたい雰囲気じゃない、格闘技界、事件ムード。
・ ノーコンテスト裁定に秋山成勲と谷川貞治代表が緊急会見/谷川代表は三崎和雄の「戦極」無断参戦に苦言(スポーツナビ)
・ 前田日明が三崎vs.秋山戦、大晦日の出来事を激白!=格闘技通信発/「4点ポジションから立ち上がる時に蹴ったらダメだよ」(スポーツナビ)
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・ 「(秋山は)一回、パンチで倒したじゃない。HERO’Sだったら、あそこで(レフェリーが試合を)止めてるよね。秋山はあそこで『もう大丈夫だ』っていう感じで(安心してしまった)。最後、秋山が4点になって立ち上がるところに食らったあの蹴りは反則。オレだったら、ノーコンテストだって言うよ。これ(三崎vs.秋山)はノーコンテストで再戦だよ。4点ポジションから立ち上がる時に蹴ったらダメだよ。この瞬間に手がマットから離れてたとしても、蹴っちゃダメ。オレがその場にいたら止めてるね。もっと厳密にルールミーティングやシミュレーションをやらないと」
・ (前田日明スーパーバイザーが語る、三崎vs.秋山戦、MMAのルール、大晦日のあの出来事、あの選手への思いとは……。続きは本誌『格闘技通信』2月23日号をお読み下さい)
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K-1(HERO'S)と旧PRIDEの“大連合”は、両団体のルールの違いを絡めた因縁に発展。この4点ポジションのときに攻撃を制限するって考え方は、前田がリングス(かつて前田が立ち上げた世界初の総合格闘技団体)時代から大切にしていること。世界標準で地上波テレビに乗せられる線引きとしても、前田はこのラインを譲らない。スーパーバイザーを務めるHERO'Sでは、この考え方がルールに生かされた。それが争点になるんだから、対抗戦の波紋として興味深い。
さて。上記スポナビの「大晦日のあの出来事、あの選手への思いとは」とは、もちろん大晦日にトロフィーを投げつけた相手、田村潔司のことである。さきほどコンビニに走り、『格闘技通信』購入しました。
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・ (インタビュー見出し)田村は所相手に、カッコつけた試合をしてた。すごくいやらしい試合。それをやると、相手に対してメチャクチャ失礼なんだよ。
・ 田村はあの日は(以前に負けた)金泰泳と試合をしなきゃいけない。
・ (トロフィーを)パッと渡してすぐ帰ろうと思って、渡そうとしてポンポンってやったら(※肩を叩いたということだと思われる)、手をはねのけて、所の手をもって勝ち名乗りしてるしさ。もうあれでムカッときて、『オマエはカッコつけの試合して、カッコつけ以外にないんか』って言ったら、『どこがカッコつけてるんですか?』って言うから、『自分で考えろ!』ってトロフィーをバンとぶせつけてリングを降りたよ。
・ 昔、オレ、坂田(亘)をどつき回した。坂田がああいう(田村みたいな)試合をしたから。
・ UWFのことをすごく大事にやってくれてるかなと思ったけど、オレに無断でUWFの商標登録取ってる。金儲けのためにね。
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このトロフィー投げつけ事件については、取材制限(?)が敷かれており、『kamipro』では谷川氏にも田村本人にも聞けない状態になっていた。されど、前田にタブーなし。
引用した内容についての詳細は誌面で確認を。実は、これ以外にも田村潔司との因縁まで総ざらいという感じで、田村についてとことん語ったボリュームはなんと1ページまるごと!
田村が所英男を相手にイヤらしい試合をしたのは、余裕がなかったということもあるでしょう。一方で、試合前はUWF云々を口にしていたわけだから、田村は高い次元でのプロ根性も自ら期待させるよう持っていったわけでもある。純粋な総合格闘技で金泰泳に昨年破れ、UWF魂マッチで所との間にハッとさせるものを描けなかった田村。これらが“積年の恨み”に上乗せされたうえでの“前田小爆発”がトロフィー事件だったのだ。
“手をはねのけた”というところの“手”がまさか前田とは田村も思わなかったことでしょう。これは不運でもあった。そして、こういうところにきっちり制裁をしようとするのがよくも悪くも前田流。前田も田村も好きなボクにとっては、2人がこういうふうになるのはキツイ。だけれども、熱い血を持つ者同士でもある。
49歳になった前田日明。
谷川貞治K-1プロデューサーが進める“大連合”によって、前田のスーパーバイザー解任が噂されている。前田はPRIDE消滅に対して「ざまあみろ!」と発言したんであって、“大連立”度合いが高まった場所には出ていくわけにはいかない。
その反面、HERO'S携帯サイトでは、前田は谷川プロデューサーの働きぶりをベタ誉め、倒れるんじゃないかと心配してた。谷川氏と前田。2人の本心はどこにあるのかは、まだ伺いしれない。
T.SAKAi■□[本日の格闘技ブログランキング >> ]
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