ミルコ・クロコップのハイキック、プロレスを揺さぶる
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大晦日のキンターマンの失神はセル(演技)だという主張が存在する、と記した先日の記事。
・ カクトウログ: やれんのか!大連立★大晦日TV視聴率戦争の勝者/購入しました
ふだんとはちょっと違う書き方だったことがひっかかったのか、内容の突っ込み方が関心を呼んだのか、当サイトとしては最高の数のメールが来ました。
ごく一部の主旨を紹介。
「相手の攻撃を受けるのこそプロレス。というキンターマンの勇気に泥垢を塗ると思います」
「プロレスは真剣勝負なのだから、そんな説は相手にしなくていい」
「これで関係者からメールが来たら、アングルだったということになるでしょう」
「あれはセールでもなんでもありません」
「純粋なファンはいない。少なくとも金村の件についてはアングルだと思っていない人などいないと思う」
当サイトを読んでいる人の中にはいろんな考え方の人がいるんだなと思った次第。一人ひとりが何がしかの判断をしてプロレスに向き合っている。その屈強さと、ファンの熱意が伝わってきただけでも、記事を書いた意義があった。
関係者からも複数のメールが来ました。その点ではセル確定と判断すべきなのかもしれませんが、辻褄はあっているし、内容も詳細だったり、実名を名乗りつつリスクを抱えながら送ってくださっている。
ボク自身の現時点の結論は、アクシデントとなります。
かつて新日本プロレスの永田裕志を葬ったミルコ・クロコップの左ハイキック。“ハイキックはミルコの代名詞”であり、大晦日ハッスル祭りではお約束で火を噴いた。ただ、左はコントロールできないから右で蹴るというのがミルコ本人の意向であり、その通りキンターマンの側頭部にミルコの右足が飛んできた。ミルコは“技量不足”であり、キンターマンにダメージを負わせた。
キンターマンはイビキをかいて失神。担架を持ってくる時間までも惜しんだのか、長机の上に乗せられて関係者に運ばれたキンターマン。リングドクターは「24~48時間は運動をしないように」と話すも、本人は大晦日の他大会へのハシゴ出場を希望。されど、責任問題にもなりかねないことからハッスル側がストップ。2大会をキンターマンの化身「金村キンタロー」は欠場。
後日、無事に金村は復活。されど、「キンターマン復活」以前に「金村」が復活していたことがハッスル会見でのアングルに使われた。そんな流れです。
たまたまボクの例示が絶妙(?)だったのか、取り上げた「天山広吉の時間切れ寸前の脱水失速」「昨夏G1クライマックス準決勝での中邑真輔肩負傷」までもアクシデント説が有力。ミルコのハイキック、60分闘ったときの天山、コーナートップから投げられた中邑。そのすべてがプロレスとしてコントロール不能だった度合いが大きかったということもあるんでしょう。初めて「天山脱水失速アングル」説を目にしたときには、これを考えたシナリオライターは天才だと感心したんですが、そこまでの“技量”は新日本プロレスにはなかったのか。
(※この件、記事末に訂正と補足追記)
これを読んで、「さすが新日本!」「大丈夫か新日本!」どっちもいるんじゃないかと思う。
そもそもセルかどうかの検証というより、モノの見方についての投げかけを記事にしたつもりでした。ただ稚拙でして、その点「OMASUKI FIGHT」さんがうまくまとめてくださっています。ぜひ参照を。
・ OMASUKI FIGHT そっと騙して、長ーく騙して
WWE、ハッスルが“アングルあり”を団体側から主張し、片やアメリカでメジャーエンターテインメントに成長、片や日本の大晦日初のプロレス当日放映につながった。カミングアウトしない既存のプロレスは縮小傾向にある。このあたりは、ずっとプロレスを観ているファンにとっては悲喜こもごもだったかもしれない。
要するに、どこに軸を置くか。消滅するその日まで、日本の伝統的プロレスが貫徹されることが美しいのか。本来は高額ギャラを受け取っても当然の働きをしている天龍源一郎や川田利明がふさわしいギャラを得られる革命団体ハッスルが素晴らしいのか。
ボクはハッスルを認めつつも、坂田亘に既存プロレスについて云々言われると(週刊プロレスインタビュー)、感情的にカチンときちゃった。伝統的プロレスで成果を出せずに“ハッスルに逃げた”(スタイルを変えた)という側面もあるのに、いかにもハッスルが正解であるかのように語るのは違うと思った。
プロレス界にいろんな提案をしたいところですが、その手前でブレまくり、腰砕けの自分がいます。今後もブログを書きながら試行錯誤は続くと思います。お見苦しさをお許しください。ちなみに、スタンスが定まっていないという当サイトの主張はアングルではありませんよ(笑)。
最後になりましたが、ご意見を送ってくださった方、ありがとうございました!
※1/19 23:55訂正と補足
記事の中でひじょうにざっくりと「天山失速」「中邑負傷」にセル見解が存在するかのように書いたことはボクのミスです。「試合を組み立てられる小島が、アクシデンタルな天山失速をもその場でストーリーに組み込んだ」「他のシーンか練習で負傷した中邑の肩について、永田の雪崩式エクスプロイダーで負傷したかのように試合をした」という説が存在した、というのが話の元(ここはミルホンとも全く関係なし)。天山失速や中邑負傷そのものがセルだった説があったかのように読み取れる風に書いたのは誤解を与えかねません。ここに訂正して、お詫びします。
キンターマン失神について。依然として「意識がないのに受け身をとるようにちゃんとヒジから落ちたことはなぜか」「深刻な事態だと周りは指摘したのになぜ精密検査を受けた報道がないのか」という突っ込み(小説かとも思えるほどの、もっと背景に突っ込んだものも)もあります。「ブログを書く人たちは本当に何も見破れなくって書いているんだ」と思われることへの危機感を勝手に背負ってしまいました。ギリギリまで解こうとしたが、アクシデントという結論は変わらない。それがすべてです。笑ってやってください!
あぁ、恥ずかしい。この件はいったん終了で。
T.SAKAi■□[本日の格闘技ブログランキング >> ]
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