<追記あり>DSE元役員の協力不足 その中身が明らかに!/プライドFCWW訴状内容
詳しく噛み砕くことはまた別途やりたいんですが、まず速報として紹介しておきます。
事実上の総合格闘技「PRIDE消滅」とされた、2007年10月。PRIDE FC ワールドワイド(UFCと同一オーナー)が東京事務所閉鎖と社員解雇を行ったあの日。
・ [PRIDE] 東京事務所閉鎖の原因を「DSE元役員の協力不足」と説明(バウトレビュー2007.10.10)
非協力なDSE(買収前のPRIDE運営母体)の姿勢が理由としてUFCサイドに提示された格好となり、ファンは困惑した。その中身がついに明らかに。
PRIDE FC ワールドワイドによるDSE等への訴状内容、こちらで訳してくださっています。先週に訴訟を起こしたとある。
↓ ↓ ↓
合意書にあった「バックグラウンドのチェック」実施を拒み続け、妨害までしたDSEサイドと榊原信行氏。非協力であるばかりか、この行為自体が、闇社会とのつながりを認めているようにも感じてしまう。
あの突然の解雇劇に同情したファンの気持ちはどこへもって行けばいいんだろう・・・。
※22:30追記
少しだけ検証しておきます。
・ 2008.02.09 OMASUKI FIGHT PFCWWによる訴状内容
・ Background Checks at Center of Multi-Million Dollar Pride Lawsuit(Sherdog)
以下、PRIDE FC ワールドワイドをUFCサイドと記します。
◆ 非協力の中身について
あらかじめ「非協力とは訴訟予告なんだ」っていうのは有料書籍ミルホンで理解していましたが、なにが非協力だったかはよくわかってなかった。「大会開催に非協力?」「テレビ中継決定に対して非協力?」「選手契約の整理に対して非協力?」。だから、ズバリ身元調査に非協力(どころか妨害)という記述はショッキングでした。
・・・でも、冷静に考えると、そう考えさせることがUFCサイドの狙い・演出かも(その点では、最初にニュースを知った段階ではボクもハマった、いや、ハメられたかもしれない)。PRIDE買収時点ではずっと以前に『週刊現代』記事も出ているので、新たに何かが出てくるかっていうと、何もない可能性が高いです。また、「2007年4月から今日に至るまでの、ファンクラブ・メンバーシップの取引、預金や支払い・集金の記録、あらゆる書類、顧客情報、取引報告、銀行残高証明その他の情報」を提供しなかった、ともある。これが出てくるにこしたことはないですが、そんなに大切なんだろうか。金額的に大きなものとも思えず、全体的に言いがかりの雰囲気も?
◆ コンサルティング料金150万ドル以上
8月に違反通知、9月までコンサルティング料支払い、10月に事務所閉鎖。
さすがにアメリカ人? 全額を一気に支払ったのではなく、様々な事態を想定して、一部をコンサルティング料として分割していることが明かされた(ということだと思う)。支払いをストップしたことを世間にアピールして、「そのかわり新生PRIDE大会を我々はやらないよ」ということか。
◆ テーマ曲のマスターディスク?
「旧オーナーはまた、「PRIDE」「VICTORY」テーマ曲のマスターディスクの権利を放棄せず、選手のテーマ曲の権利をPFCWWに移管しなかった」とある。ただ、曲は「やれんのか!」でもさすがに使われなかったので、榊原氏らにしても権利自体はUFCサイドに移っているとの認識なんじゃないかな。だとするなら、これも言いがかりか、単に権利譲渡書類のサイン漏れなども考えられる。ディスクは渡ったが、マスターディスクだけ渡らず?
◆ 旧オーナーは7年間の競業避止に違反
榊原氏が7年間、格闘技イベントに関われないことが最初に活字で出たのは、ミルホン昨年6月刊PRIDE記事だと思う。ということは、これは「やれんのか!」ほか日本格闘技界に影で関わったことを指摘しているんであろう。
◆ UFCがPRIDE維持の義務を放棄か
「これらの違反、偽りの陳述、その他の悪質な行為により、PFCWWは裁判所に、コンサルティング・アグリーメントで定めた今後の支払いを免除し、既に支払われた数百万ドルの返還を求め、資産買収合意書に定められた、Prideを維持する義務を含む、今後の義務を免除を求める」とある。買収が日本での地上波放映のきっかけにもならず、大物選手の選手契約も保持されていないPRIDEを早く手放したいといったところか。
* * *
というわけで、ここまで読んで「なんだかなぁ」とため息をついていただきたい(笑)。
旧DSEの被害者ポーズにもうんざりながら、UFCサイドの訴訟のための詭弁と思われる箇所にも疑問を感じる。総合ブームでニーズありのアメリカ市場に“売り逃げ”したかった榊原氏。情勢を読み間違ったものの、選手契約の取得がメインの目的でPRIDEブランド維持に興味がなかったUFCサイド。両方が、そう見られても仕方がない。後は、損のなすりあいか。
日本市場としては、「自分勝手に振る舞った結果PRIDEを捨てたアメリカ、憎し!」くらいのムードが広がって、国内新興団体の盛り上げにつなぐのがマーケティング戦略でしょうか。こういったブログを読んでいるのは、格闘技ファンでもごく一部でしょうし、業界としてもボリューム層がそうやって盛り上がるのは止める必要もない。
ただ、「自分はダマされないぞ」と思うんであれば、いろんな意見を参考にするのも必要なのかと。今回の訴状内容では、むしろ最近、不透明な資金洗浄スキャンダルが明るみに出ているUFCの言い分も、いい加減に思えてくるのである。
T.SAKAi■□[本日の格闘技ブログランキング >> ]
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※参考 関連情報
・ 2008.02.07 カクトウログ: UFC側が訴訟起こす。榊原信行氏が敗訴しても大丈夫な理由とは・・・
・ 2008.02.08 カクトウログ: プライド訴訟問題に榊原信行氏側の意向が登場へ 情報戦は繰り返すのか
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