ぶっちぎり1位の田村潔司vs桜庭和志が消滅/DREAMミドル級GP2回戦の組み合わせ
23日、DREAMが記者会見でミドル級GP2回戦の組み合わせを発表した。
・ 桜庭はマヌーフと激突! ミドル級GP2回戦の組み合わせ決定=DREAM/田村が右手骨折でトーナメント欠場、桜庭戦は幻に(スポーツナビ)
・ 6・15『DREAM.4』ミドル級グランプリ2回戦の組み合わせが決定!!/桜庭がまたしてもトーナメント不参加を主張!?(DREAM公式)
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■「DREAM.4 ミドル級グランプリ2008 2ndROUND」
6月15日(日)神奈川・横浜アリーナ17:00
【決定対戦カード】
▼ミドル級トーナメント2回戦
桜庭和志 vs メルヴィン・マヌーフ
ゲガール・ムサシ vs ユン・ドンシク
ホナウド・ジャカレイ vs ジェイソン“メイヘム”ミラー
ゼルグ“弁慶”ガレシック vs 金泰泳
▼ライト級グランプリ2回戦
永田克彦 vs 青木真也
・ 田村潔司が右5中手骨骨折のため同グランプリ2回戦を欠場。笹原EPによると、田村は4月29日に行われた『DREAM.2』での船木戦後、右手小指の付け根に違和感を憶え、今月1日に病院に赴き検査。右5中手骨骨折、全治約2ヶ月との診断が下ったとのことだ。
・ 笹原EP「DREAMオフィシャルサイトで行ったアンケートでは“田村vs桜庭”というのがぶっちぎり1位でした。本来ならすぐに発表すべきですが、病状を診ながらなんとか出られないかと交渉していましたが、欠場となってしまいました。田村選手は現在、右手にギプスをはめた状態で物を持つのも困難な状態ということです」。
・ 田村より届いた今回の欠場についてのコメント「今回はせっかく二回戦に進出したにもかかわらず、どうしても怪我が治らないため、残念ながら欠場することになりました。今はまず体調管理に努め、万全を期して、また自分がリングに立つ機会を待つつもりでおります。その際は、関係者をはじめマスコミの皆様、ファンの方々には応援のほど、宜しくお願いします」。
・ 桜庭「トーナメントとか関係なく、どうしても6月に試合をしてくれと言われて受けたんですけど……。もう、6月は八丈島に引っ越します。いやぁ~、騙されたぁ! スリリング? やってみないと分かりませんし、やらないかもしれません! てか、出ません!!」
・ 笹原「(田村選手ですが、たとえば怪我が治ってからのトーナメント復帰みたいなケースはあり得ますか?)それはないですね。唯一考えられるとしたら、リザーブマッチで復帰ですかね? それもあまりピンときませんが。とにかく怪我を治していただいて。たぶん今練習もちゃんと出来ない状態だと思うので、これからの流れを見ながら、復帰のタイミングの提案が出来ればと思いますけど」。
・ 笹原「(残りのカードは?)来週発表したいと思っています。ヘビー級の試合も組みたいですし、それともうひと階級ぐらいは。(秋山選手の出場は?)たぶん6月はないですね。7月かなという感じですね。地元・大阪ですし。(山本KID選手の出場は?)現時点ではまだ分からないですね。ミルコですか? 6月になるのか7月になるのか分かんないですけど、相手次第でしょうか。ミルコは常に候補として名前の挙がっている選手ですね」。
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消えて、消えて、また消えて。それでもまた「田村vs桜庭」実現を狙うことがグランプリの裏テーマとも言えたが、いかんともしがたい理由で消滅。もちろん、ファンによる対戦カードアンケートではぶっちぎり1位だったという。
田村戦に際し「何か爪あとを残してリングに刻みたい」とも語っていた船木誠勝。田村が殴った際の負傷と思われるので船木が仕掛けたものではなかったが、予言していたような結果ともなった。
夢の消滅なのか。夢の先延ばしか。“UWF”を巡る顔ぶれは、どこまでもドラマを生み続ける。
田村と桜庭の因縁については、いろんな情報が引き合いに出される。
・ 2005.12.21 桜庭が美濃輪を指名!「一番いい試合が出来る」/美濃輪は「ありがたき幸せ。完璧です」と感無量(PRIDE公式)
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・ 高田・統括本部長「3年がかりで桜庭VS田村を、DSEが実現へ向けて全力で交渉してまいりました。いろいろありまして、12月半ばまで交渉を続けてきましたが、今回も流れてしまいました。残念ですが…」
・ 「2~3年前にも確認した事があるんです。本当に日本人対決はダメなのか、と。そうしたらサクは、田村ならやる。田村なら拳で殴れると言ったんですね」
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・ MMA IRONMAN: 田村潔司と桜庭和志の因縁のきっかけとは~kamipro No.123から
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・ ガンツ Uインター時代の試合の話でいうと、田村との3連戦の初戦がシュートだったって話ですね。
・ 井上 あれ1戦目だけなんだ。
・ ガンツ らしいですよ。1試合目取ったら、そのあとの2試合は桜庭にリベンジのチャンスはなかったという(笑)。
・ タコ そら田村、嫌われるで(笑)。
・ ガンツ でも、2試合目はサクがチョーク取りそうになったんですよね。その試合について、サクが昔『kamipro』のインタビューで話してるんですけど「チョークを仕掛けたとき、田村さん落ちそうになったんですよ。落としときゃ良かったですね。エヘヘヘ」みたいなこと言ってて。桜庭の中では取ったことになってるんだろうなって思ったんですけど。
・ タコ 2戦目もシュートだったら俺が勝ってた的な。
・ ガンツ だからおもしろいのは、田村vs桜庭については、お互いが勝つ自信がある的な発言をチョコチョコしてるんですよね。それは田村にしたら「俺はシュートで桜庭に勝っている」っていうのがあるんだろうし、桜庭にしてみたら「あのときチョーク取れてた」っていうのがある。
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プロレスから格闘技へと、過渡期を駆け抜けてきたこと。時代をまたがって、両者とも一線で闘っていること。いろんな意味で、この闘いは重い。
ふと考える。アントニオ猪木vsジャイアント馬場は実現しなくてよかったのか、悪かったのか。かなわぬから夢? かなうから夢?
T.SAKAi■□[本日の格闘技ブログランキング >> ]
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