記事に「PRIDE」の文字・・・ミルコ、シウバらの申告漏れがニュースに
Yahoo!ニュースにも取り上げられた、このニュース。
・ 「PRIDE」元チャンプ申告漏れ ミルコ、シウバ…ら5人が2000万 - MSN産経ニュース
・ ミルコらPRIDE5選手が申告漏れ(ニッカン)
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総合格闘技の旧「PRIDE」で活躍した外国人選手らが、ファイトマネーやテレビ出演料にかかる消費税の申告を適正にしていなかったとして東京国税局の税務調査を受け、少なくとも5人が平成18年までの3年間で計約2000万円の申告漏れを指摘されていたことが分かった。
関係者によると、申告漏れを指摘されたのはミルコ・クロコップ(クロアチア)▽バンダレイ・シウバ(ブラジル)▽アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ(同)▽マーク・ハント(ニュージーランド)らチャンピオン獲得者を含む5人。いずれも修正申告に応じているという。
一時的な来日で日本に居住していないスポーツ選手らは、国内で生じた所得に所得税が課せられ、大会主催者などが源泉徴収して納税している。しかし税法上、消費税については、獲得賞金などの収入(売上高)が年間1000万円以上あれば、出演料を得る「事業者」として申告する義務がある。
こうした消費税の仕組みが外国人に周知されていなかったもので、選手の代理人ら関係者は同国税局の調査に対し、「(制度を)知らなかった」などと話したもようだ。
16年4月に消費税を免除される事業者の売上額が3000万円から1000万円に引き下げられ、申告・納税義務者が一気に拡大。来日する外国のプロスポーツ選手や芸能人らも年々増えており、プロゴルファーや競馬の騎手ら外国人スポーツ選手らによる申告漏れが相次いでいるという。
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複雑な制度で、外国人選手が知らなかったのも無理はない。平成20年に日本で試合をしなくとも(=所得を得なくとも)18年に得たファイトマネーに対し納税義務が生じるということ。
野球やサッカーなど、年間単位で国内にとどまる外国人選手と違い、ゴルフや格闘技など短期間で所得を得る外国人選手は消費税を納めずに離日するケースが多かったため、これまでは取り損ねていたという背景もある。
もちろん、税や年金にデリケートになっている情勢を鑑みると、彼らに税を課すのは制度としてまっとうな指摘でしょう。
だが、いささか腑に落ちない点もある。なぜ、報道されたのが、よりメジャーなプロゴルファーだったり、複数競技に渡る指摘だったりしなかったのでしょうか。
考えすぎかもしれないが、「PRIDE」のダーティなイメージを利用した見せしめのようにも感じられた。報道している産経新聞が(かつてPRIDEを放映していた)フジテレビ系というのも複雑ではある。
一方で、見せしめとして相応しいほどの(金銭的規模を含む)格闘技バブルが以前にあったことも揺るぎない事実。
そうだったよなぁ・・・。
T.SAKAi■□[格闘技ブログランキングはこちら >> ]
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