中邑真輔、総合格闘技への再出陣を示唆「根本ではやっぱり強くなりたいというのがある」
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今週の『週刊プロレス』No.1429での新日本プロレス・中邑真輔試合レポート。タイトルに「総合格闘技への再出陣も示唆・・・『G1』を控えて、中邑真輔のいま」とあって驚かされた。
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・ 中邑「この期間(武藤敬司にベルトを奪われてからの“潜伏期間”)は、充実した練習ができてましたね。足元を見つめなおすというか、根本ではやっぱり強くなりたいというのがあるので。(体重を5キロほど絞り、身体のキレも)いい時期に戻ってきた」
・ 中邑は自身のレスラーとしての根幹をなすものの一つである総合格闘技の練習を積極的に行っている。少しでもプロレスに生かせるものがあればいいという思い。そして、もう一つ。
・ 中邑「たしかに総合の方は(試合の)間隔があいてますけど、まだまだイケるかなっていう。4年もやってないと、技術的にも進化しているので、そういう面で自分の置いてけぼり感をある程度は感じましたけど(略)やり方によっては間に合うかなとは思います」
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記事ではこのほか、“具体的に動いているものがあるわけではない”“まずはG1”とのフォローもあり。慎重に扱われているものの、この記事自体が出ることに決意が感じられなくもない。
新日本のオールドファンは、格闘技戦にも打ち勝ってきたアントニオ猪木の姿に心を奪われてきた。時代が変わり、同様のスケールのことは実行が困難なものの、同じような存在を中邑に期待している面もある(中邑は猪木を嫌っているけれど)。強さがにじみ出なければ、プロレスとは言えない。
ノアで乗っている男、KENTAも格闘技(キックボクシング)の練習を重ねた。
・ カクトウログ: KENTA~前田日明に誉められた男のプロレス論【週刊 前田日明】
総合というわけではなかったが、全日本プロレスのチャンピオンカーニバルだって、優勝者・諏訪魔は佐々木健介戦・鈴木みのる戦を闘い抜くことで“強さ”を感じさせた。ドッカンドッカンもいいけれど、なんだったんだ今のは!?という衝撃を観客に食らわせるくらいの存在でプロレスラーにはいてほしい。
正直、中邑の総合路線はとっくに終わったんだと思っていた。あるときは棚橋弘至らとのアクロバティックな攻防を突き詰めたり、あるときは体重・筋力増でパワーファイターに変貌したり(ブロック・レスナーからベルト奪取という使命があったことにもよるが)。
今回の記事が中邑の総合格闘技再出陣につながるものでなかったとしても、何がしかの中邑らしさ、そして新しい新日本プロレス創出につながっていくことを期待したい。
総合には金銭的な魅力もある。そして、リスクもある。価値観いろいろ。
中邑とは盟友の柴田勝頼は、総合格闘技に転向してしまった。そこに刺激を受けているのかもしれない。柴田は柴田で、「昔は井上亘の方が総合志向が強くって、自分はそうではなかったから不思議」と何かで振り返っていた。価値観は変わりゆくものでもある。
動くということは、シンドいことだ。批判もされやすい。だからこそ、動くということは意志がないとできないし、尊いことでもある。
※追記
7/12発売分「東京スポーツ」紙が中邑の総合特訓について触れている。
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・ 中邑真輔は、6月下旬から原点回帰の総合格闘技特訓を敢行中。スパーリング相手を務めた岡見勇信(和術慧舟會(慧舟会)東京本部)も舌を巻く上達ぶり。
・ 中邑とのスパーリングを振り返った岡見「何といっても柔らかさがすごいですね。その柔らかさにパワーを吸収されるような感じでした。『風車の理論』とでも言うんでしょうか、相手の力をそのまま自分の力に変えてしまってるんですよ」。
・ 中邑「(IWGP至宝流出は)自分の責任だし、歯がゆかったですね。でも逆に言えば、今はベルトもないし、すべてをG1にささげられるんで・・・。G1が始まるまで、やれることをやっていきますよ」。
・ 現在は慧舟會に加えて、キックボクシングのジムにも通っているという。身も心もG1一色に染まった中邑が、今夏は主役の座を独占する。
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中邑は慧舟會の一派「RJW」出身。そういえば、宇野薫とトークイベントを行ったこともありました。
また、記事より、総合格闘技に加えてキックボクシング特訓も明らかになった。現世代プロレスラーは、こういう特訓をパフォーマンスではなく、試合の質向上へと昇華させていく技量がある。より進化した中邑に期待したい。
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