柴田勝頼はタップしたのか?~魔王を殺す目で大阪城ホールを大爆発させたプロレスラー
7・21大阪城ホールでの『DREAM.5 ライト級グランプリ2008 決勝戦』。“プロレス界の敵”である秋山成勲を相手にした柴田勝頼は、残念ながら敗れ去った。
第8試合/ミドル級ワンマッチ1R10分、2R5分
秋山成勲(1R 6分34秒 袖車)柴田勝頼
さて、フィニッシュシーン。
・ 第8試合/ミドル級ワンマッチ(DREAM公式)
##
すかさず秋山は抱きつきから柴田をテイクダウンさせると、マウントポジションから道衣を利しての袖車に。完全に極まるも柴田はタップせずそのまま失神。レフェリーが試合をストップし、秋山が完勝をおさめた。
##
吉田秀彦の袖車に田村潔司がタップするシーン。ヒクソン・グレイシーのチョーク・スリーパーに船木誠勝が失神するシーン。いくつかのシーンがオーバーラップ、プロレスファンにとっては嫌な記憶がクロスした・・・。
とにかくテレビでも、柴田はこのときノーアクション、失神したように見えた。ところが、カミプロだけが違った表記をサイトで行っている。

・ kamipro.com | [ミドル級ワンマッチ 1R10分 2R5分] 秋山成勲(チーム・クラウド) VS 柴田勝頼(ARMS) | 『DREAM.5 ライト級グランプリ2008 決勝戦』
##
柴田は必死にTKシザースでひっくり返そうとするが、秋山はその足を払いのけマウントポジションを奪取。そして、柴田に覆いかぶさると、袖車で絞め上げる。柴田はなんとか腕のこじ入れて隙間を作ろうとするが、ついに力尽きマットを叩いた。
##
柴田は袖車に捕らえられて仰向けになっていた。右腕でこじ開けようとし、その右腕を補助するように左腕もクロスするように添えられていく。少なくとも、「マットを叩いた」ことはあり得ない。では、相手の身体を小さく叩くなどのアクションがあったんだろうか。カミプロ記者だけが目撃した何かがあったんだろうか。
大会から1週間以上たち・・・情報を待ってはいたんだが、この点についてボクの知る限り、補足もしくは訂正は出ていない(誰か知っている情報があったら教えてください)。注目試合のフィニッシュ、特別な意図をもって書かれたんだと思ったんだが、どうだったんでしょう? もし事実と違ったんであれば、以前に桜庭VS秋山戦の各種サイトでの決まり手が各種サイトとも後追いで「無効試合」に差し替えられたように、時間が経ってもレポート自体が訂正されるべきであると思います。
フィニッシュ前後情報は、試合時間や決まり手に準じて正確に描かれるべきだと思うから。“柴田勝頼は桜庭道場で練習していた”という貴重な情報を報じたカミプロには、今後も柴田情報を期待したいですし。
ちなみに、カミプロでは柴田コメントはこうなっている。
##
柴田勝頼「柴田勝頼は今日一回死にました。無傷で意識を失って死にきれないんで、自力でもう一度秋山戦にたどり着けるように頑張ります。以上!」
##
意識を失って・・・これが口から出たんだとすると、柴田は意識してタップしたことはあり得ない。タップしていたとしたら無意識。
さて、その柴田だが、一世一代の入場シーンを成し遂げた。PPV観戦記から。
・ OMASUKI FIGHT ハンパでない数字は取れたのか【魔王】
##
秋山が、「私はマイケルジャクソン」「数字は半端でない」などと不可解きわまりないコメントを意図不明の表情で語り、居心地の悪さがピークに達した刹那に画面が切り替わり柴田が「その口を黙らせてやる」と短く吐き捨てると、会場は大爆発。テレビの前の僕も大喜び。全員が文字通り「煽られ」ました。
地上波ではカットだった柴田の入場シーン。入場ゲートに登場した柴田、やったあ!殺人者の目! プロレスラーだから表情くらいは作れると思うけど、それにしても一線を越えたように見える、煽り映像をうまく引き取ったダーク柴田が登場、ゆらりと花道に立ったあと、おもむろに走り出すとまたもや会場大爆発。
##
OMASUKI FIGHTさんの描写が秀逸すぎる、これが活字プロレスだ。うーん、この空間に身を置きたかった! 猪木のセリフをよく用いる柴田。根っからのプロレスラーにキラー猪木が降臨。
本家活字プロレス・7/30発売の『週刊プロレス』誌、柴田vs秋山戦レポートには、控室での切り出し方がこうつづられている。
##
「柴田勝頼は1回、死にました」
インタビュースペースに姿を現した柴田は、報道陣のなんとなく重たい雰囲気を察してか、自ら口を開いた。
(中略)
柴田は言葉を続けた。
「でも、ケガもなく死に切れないんで、もう一度地力で秋山戦にたどりつくようにがんばります。以上」
##
桜庭和志のスタンスからもわかるように、プロレスラーにとっては入場から退場、さらにはコメントルームまでがプロレスである。柴田は闘い抜いた。そして、次なる決意を吐いて姿を消した。
プロレスラーを貫くことを、柴田はまだタップしていない。
※8/2追加記事
・ カクトウログ: 続・柴田勝頼はタップしたのか?~フィニッシュ分析 読者からのメール、kamiproからの回答
最新情報はプロレス・格闘技ランキング
DREAMオフィシャル
■□T.SAKAi 当サイトでの事実誤認・誤字の指摘、感想・苦情等は左下・ココログマーク下「メール送信」から。大変助かります。
« 2連戦ではなく3連戦! プロレス万博(プロレス・エキスポ)追加情報/オフィシャルサイトも開設へ | トップページ | 本日発売の週プロ表紙速報/風香ミニ情報 »
« 2連戦ではなく3連戦! プロレス万博(プロレス・エキスポ)追加情報/オフィシャルサイトも開設へ | トップページ | 本日発売の週プロ表紙速報/風香ミニ情報 »















































