新日本プロレス、減収減益で赤字転落。良好な第1四半期が一転、第2四半期に崩れる/中間決算
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9/12付で「平成21年1月期 中間決算短信」(一般的な年度で言うと平成20年度=2008年度の中間決算)が発表された。
・ 株式会社ユークス公式サイト - 財務情報 -
ここから読み取れること。
=2008年度中間決算=
売上5.46億円 営業費用5.84億円 営業損失3,700万円
=2007年度中間決算=
売上5.93億円 営業費用6,22億円 営業損失3,000万円
赤字。しかも、昨年度中間決算に比べて損失幅が広がっている。
第一四半期を黒字で乗り切り、良好かと思わせた。だけれども第2四半期の売上が約2割減(5,400万円減)。第二四半期の費用は700万円減である(コストをカットしている)ことから、売上減がダイレクトに響いた。
この要因分析については、ユークスの報告書では触れられていない。逆に“興行事業の業績好調”となっている(ヘラクレスでの9/4発表業績予想)。IRの側面から(株価を上げなければいけないということ)、不利な事項は記せないということなんでしょうか。
第二四半期は、5~7月期。どなたかこの期間の売上減要因が思いつきますか?
武藤敬司(全日本プロレス)が王座に就いている時期にあたる。数字の上では、武藤によって新日本は潤ってはいない。この期間、2007年は33大会、2008年は31大会。この大会数の減少は多少は響いているんだろうが、規模は月寒グリーンドームをやったぶん今年テコ入れされている。
とすると、ここからは推測だが。
・ 猪木関連肖像権ビジネスのロイヤリティがIGFに移ったことが影響?
・ テレビ朝日の放映権料が下がった?
くらいしか思いつきません。これが予想されたものであったのなら、武藤の王座挑戦はひとつの売上増施策だったとも考えられます。
そして、あの話題。
・ 2008年09月05日 多重ロマンチック:菅林社長続投決定!「私があきらめてはいけない」
・ 今週の「マット界舞台裏」は菅林社長辞任騒動の真相と、新日本が推し進めているマル秘プランに迫る! (ファイト!ミルホンネット お知らせ)
東スポでは“IWGP流出の責任を取る意味での進退伺い”とネタ扱いされたのだが、本当は減収減益が影響していたのかもしれない。
とにかく振り返ってばかりもいられない。後半もビッグマッチが続き、来年の東京ドームへの盛り上がりが求められる新日本プロレス(および、取引先の全日本プロレス)。リング上は熱くなり、面白くなる一途なのであるから、引き続き応援していきたい。
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