超満員札止めで“完全旗揚げ”~次々と仲間があらわれ続ける前田日明という男【週刊 前田日明】
pick up 両国に見に行かせて頂きました@菊田早苗/両国後のアキラ兄さん、ラウンドエンジェルと打ち上げ┃4.5両国で中邑VS真壁、タイガーVSブラック=新日本/IWGP王者・棚橋がバル・ビーナスと注目の一騎打ち=3.22新日本尼崎┃ZERO1靖国大会に曙、大仁田参戦 メーンは大谷vs.崔の世界ヘビー級戦/「ゴールで待ってる」東京マラソン挑戦の曙が完走予告┃募集中ハッスル3・25後楽園2代目モンスター℃オーディション┃潮崎がGHCヘビー挑戦、4月札幌で秋山と対戦=ノア┃DDT4・5後楽園は飯伏幸太vs石森太二に変更
前田日明が足りない世の中に、とことん前田日明を発信してみる。毎週日曜日は、前田日明関連の動きをできる限りカクトウログが追う「週刊 前田日明」の日です。連載第76回のラインナップ▼超満員札止めで“完全旗揚げ”~次々と仲間があらわれ続ける前田日明という男▼アウトサイダーのメインスポンサー、「あぁ博多人情」とは?▼前田日明が「棚橋出て来い」!?新日本プロレスに求めるレベルはいっさい下げず・・・[記事全文]
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情報をキャッチしていながら、最新1週間(月曜から土曜まで)で取り上げなかった前田日明の話題、あれば翌週送りせず日曜にまとめる。あと、1週間で取り上げた前田関連記事、主要記事リンクも再集約しておくことにします。
(週刊前田日明バックナンバー →「週刊前田日明」参照)
この連載を毎週見ておけば前田関連の動きは逃さない!
理想はそこですが、どうなるか。
1日遅れの更新。
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旗揚げから1年たったアマチュア格闘技大会、前田日明がプロデュースする「THE OUTSIDER」。映画とのコラボながら、両国国技館というビッグアリーナに初進出を果たした。
驚くなかれ、有名プロ選手がいなくても、この観衆!
・ 【アウトサイダー】ワルの頂上決戦はKO決着続出!国技館でも乱闘が勃発した!(GBR試合結果)
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ファイティングネットワークリングス
「クローズZEROⅡ公開記念 THE OUTSIDER SPECIAL」
2009年3月15日(日)東京・両国国技館
開場14:30 開始16:00
観衆7,303人(超満員札止め=主催者発表)
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アウトサイダーと同様に一面をビジョンで潰した2月15日の新日本プロレス「Circuit2009 NEW JAPAN ISM」東京・両国国技館大会が9300人(超満員)。
3月14日の全日本プロレス「2009 プロレスLOVE in 両国 Vol.7」東京・両国国技館大会が8700人。
老舗のプロレス団体と堂々肩を並べる集客。実際に見たところ、“札止め”とは言えない状況だったが、観客の密集度合いは前日の全日本プロレスを超えるものがありました。一面を潰していたことを差し引くと、全日本と同等の入りだったのではないでしょうか。
観戦記では辛口に書かせていただきましたが、、、
・ カクトウログ: 前田日明プロデュース「THE OUTSIDER SPECIAL」3・15両国国技館、速報観戦記まとめ
、、、終盤の試合への期待感が途絶えずに興行が進行したことは確かであり、終盤の試合のあっけなさは残念だったものの、年に限られた回数ならば大会場にも十分耐えうるものだということがわかった。
間違いなく大成功。小さい箱のディファ有明ならば選手応援団だけでもかなり埋まるが、今回はもうビッグアリーナの満員で“完全旗揚げ”と言っていい!
前田の格闘技人生。それは、出発と別れの繰り返し。
旧UWFから新日本プロレスにUターンして藤波辰巳と対戦したとき、前田は有名なセリフを残した。
・ 行かないで後悔より行って後悔:【今日は何の日】「無人島だと思ったら仲間がいた」/藤波辰巳vs前田日明
だけれども、新日本からは解雇された前田。
そして。
“プロレスラー”の同志と新生UWFを旗揚げ。
“海の向こうの格闘家”とリングスを旗揚げ。
“次世代のプロファイターたち”の戦場、HERO'Sをプロデュース。
“次世代のアマチュアファイターたち”の大会、アウトサイダーをプロデュース。
そう、どんどん“遠い”ところから仲間があらわれていることに注目してほしい。
新生UWFも、リングスも、そこにはマエダコールがあった。HERO'S旗揚げ戦では、全試合終了後にボクはマエダコールの口火を切った。だけれども、アウトサイダー両国には、大音響の「キャプチュード」はかかれど、マエダコールはもう存在しなかった。
そのかわり、前田と“志”でガッチリ共鳴したアウトサイダーたちがいた。全員とは言わないが、大会を通じて見られたアウトサイダーたちの前田へのリスペクトぶりは揺るぎないものだった。これは、ミーハーではなく、生き様の共有での空間だとも思える。
次々と仲間があらわれ続ける前田日明という男。
ある人が言っていた。前田は虎であり、ライオンであると。犬や猫は見ていてつまらない。人は、虎やライオンに近づく。だけれども、近づきすぎるとトラやライオンは噛みつく。気がつくと、虎やライオンに近づいていた人たちの姿はいなくなる。前田という男の魅力はそこにある。
前田はアウトサイダーたちを“人よりちょっと不器用なだけで、本当は愛すべき奴ら”と表現した。それは、ボクらにとっての前田にあたったりもする。まだまだボクらは、前田がリングス再興に向かう姿を見守り続ける。随分丸くはなったが、ときおり不器用さが顔を出す。前田という男のアウトサイダー人生は、まだまだ完結しない。
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アウトサイダー両国決戦では、リングを覆うマットの四隅には「RINGS」のロゴ。そして、中央には「あぁ博多人情」というロゴがあった。
メインスポンサーとなった「あぁ博多人情」とは?
・ あぁ博多人情│店舗&活動案内│株式会社ジンコーポレーション
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博多長浜屋台ラーメン「あぁ博多人情」
東北を中心に展開している「あぁ博多人情」。
威勢のよさと、気さくで気取らない雰囲気は、女性でも入りやすいあたたかさを大切にし、昭和のかほりを漂わせる長浜屋台ラーメンをコンセプトとしています。本場の長浜ラーメンを基礎としながらも、東北圏でも受け入れられるように、豚骨の強烈すぎる臭みをマイルドにしています。ラーメンだけではなく、博多名物「すもつ」などここでしか味わえないサイドメニューも充実させ、幅広い年代から愛されるお店を目指しております。
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店舗一覧をみると、都内でも展開されている。前田ファンならば、ここはアウトサイダー協賛への感謝の気持ちを込めて行くべし!
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新日本プロレス3月6日(金)「旗揚げ記念日~STRONG STYLE 37th ANNIVERSARY~」後楽園ホール大会にて、試合前に「NJPWグレーテストレスラーズ」授賞式が行われた。受賞者のひとり、前田日明は久々に新日本プロレスに来場。
・ カクトウログ: グレーテストレスラー前田日明、9年ぶりに新日本来場~ほぼ完全ドキュメント【週刊 前田日明】
そこで試合を観戦したのでは、とも伝えられる前田。どれほど見たかは定かではないが、3月14日発売分の「東京スポーツ」紙では、駅売りのぶら下がりポスターにおいて「前田プロレス挑発」との文字が踊った。終一面の前田インタビュー、見出しは「マット界に宣戦布告 棚橋出てこい」。なんだこれ?
東スポの要旨。
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・ (格闘技人気が落ちてきている)アマチュア組織の構築を怠ってきたツケ。人材不足じゃなくて、プロデューサー側の怠慢。
・ あとスカウト網ね。選手を探す時は、目の利く人が自分の足で探すのが一番。そういうのやったのオレが最初で最後だよ。
・ (6日の新日本後楽園をどうみたか)熱気がないよね。井戸端会議の場というか、そういう雰囲気。保護者のおばちゃんたちが集まって、小さい子供が遊んでいるのを見てるというか。現場もさることながら、マスコミも腐ってるしね。
・ だって女に刺された棚橋? 競争で勝ち上がった感じがしないんだよね。(試合で)動けへんねん。下手なサドマゾショーみたいなね。一生刺されとれ、みたいなね。もしオレが棚橋と試合するとしたら、三つ編みのカツラかぶって包丁持って振り回したるよ。
・ (おお、戦うと)何で50のオレがリングに上がらなあかんねん。オレ引退してるけど、相手してもオレには何のプラスにもならへん。棚橋にはプラスになるかも知らんけど。
・ アウトサイダーなら? いいよ。アウトサイダーなら(棚橋は)上がってもいいよ。面白いじゃん。いるよ、九十何キロ(級の棚橋の相手)なら。いつでもオッケー。
・ 負けたらプロなんだからアウトサイダーに賞金をあげるという(条件で)。(プロレス側には)出るということにメリットがあるんだから。(アウトサイダーは)そこまでの舞台に成長すると思うよ。相手が今の新日本ならね。
・ (アマチュア格闘技に力を入れる理由はただ一つ、リングスの復活だ。前田氏は)アマチュアを再構築して、ジムを作って、海外組織の活性化をやり直して。万全を期してやりたい。
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前田自身が過去にいた新日本プロレス。そこへのプライドの高さがどこまでも感じられるインタビュー。きっと途中からは、悪口を言いだしたら止まんなくなった状態で、それがそのまま記事になった。
東スポとしては、前田が新日本プロレスと絡むそぶりを見せたことで、大きな記事にできる。部分的に他人のふんどしを前田が借りた格好の記事を東スポがつくったことは、前田ファンとしては残念。
ファンとしても痛い。HERO'Sができたころ、前田は自身の手元に選手VTRがひっきりなしに届いていると豪語。KIDや魔裟斗級の存在をほのめかすも、実際には出場に至らず。リングス・コリアとも言われたキム・ミンスもパッとしなかったし、前田が後見人としてトレーニングをアシストした所英男も失速。これでは、リングス時代のロシア側、ブラジル側のプロモーターが素晴らしかっただけではないかと思ってしまう。
もちろん、前田にとっていろいろHERO'Sではやりにくかったこともあっただろう(契約消化の問題など)から、ファンの前田への期待は途絶えていない。アウトサイダーにも期待している。前田が新日本に求めるレベルを下げないように、ファンは「前田さん、言ったからには凄い選手をアウトサイダーそしてリングスで発掘・育成するんですよね」と胸を高鳴らせる。
何より、“不良たちの戦いの場”に可能性を見いだした眼力、その場を世間から日の当るところまで引っ張り出した手腕は、アウトサイダーの成功で疑いようがない。
言葉は自分に跳ね返ってくる。複雑な心境で読まざるを得なかった記事だが、前田の自他に妥協しない姿勢はまったくもって変わらずに続いているのだ。
今週の【週刊 前田日明】はここまで。
次週も前田日明を追いかけます!
□ 前田日明と三池崇史監督がトークショーを開催/雑誌対談では前田と秋山成勲の顔合わせも 2009 3/6
□ 前田日明さんと|小比類巻太信オフィシャルブログ「サンドバッグと牛乳」by Ameba 2009 3/7
□ OUTSIDER、次回は5月5日に有明で開催 2009 3/15
▼前田日明と小比類巻太信が対談
格闘技通信5月号
3月23日(月)発売! 定価 860円(税込)
3・8DREAM.7 フェザー級GP詳報&分析
小比類巻「前田さんは自分が少年時代から憧れていた方で、現在お世話になっている藤原道場に通うきっかけを作って頂きました。今も週に1度以上連絡頂きアドバイスを受けています」
▼前田日明VS秋山成勲対談掲載
リアルバトルトークvol.4(モッツ出版)
3月27日(金)発売
秋山「リアルバトルトークという雑誌の対談で、前田日明さんと対談しました。ちょっと緊張しましたが楽しく話せました。3月27日発売」
▼第195回コーセーアンニュアージュトーク
トークライブ
前田日明vs三池崇史 ~来るべきもの~
[出演]前田日明 / 三池崇史
[日時]2009年4月28日(火)18時開場 19時開演
[会場]東京・恵比寿ガーデンプレイス ザ・ガーデンルーム
[料金]前売り2,200円 当日2,600円
(全席自由整理番号付き・ドリンク付き・抽選プレゼントあり)
[発売]3月19日(木)
[プレイガイド]チケットぴあ TEL.0570-02-9999(Pコード 615-102)
[問い合わせ]マーク・アイ TEL.03-3464-0761
▼THE OUTSIDER 第伍戦
5月5日(火曜日・祝日)東京・ディファ有明
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・ 週刊 前田日明 ~unofficial~
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