鈴木みのる、戦極王者&パンクラス王者と公開練習~プロレスの軸を「強さ」へと戻し続けるために
pick up あす高山・みのる前哨戦17(日)正午~全日本後楽園大会/東京愚連隊のBAR「BONITA」17日(日)後楽園大会終了後17時~特別営業/全日本と腐男塾のコラボイベントが大成功┃プロレス色のない店に棚橋弘至モノが入ってたら注文しづらかったという話/販売は終了┃ドラゲー土井への挑戦権かけGammaと吉野が一騎打ち正式決定 5・29大阪/KAMIKAZE・鷹木が奮闘、サバイバル戦を制す┃バーン・ガニアが映画「THE WRESTLER」を'70年代に自主製作していた┃“キン肉マン30周年”嶋田先生に訊く(前)┃北岡悟凱旋興行パンクラス6・7ディファ全カード決定┃宇野に続き光岡も和術慧舟會から独立┃K-1セーム・シュルトが映画俳優デビューしていた┃竜党K-1佐藤がど真ん中ストライク始球式
今月末に三冠王座に挑戦する鈴木みのるが、15日に公開練習を行った。
・ スポーツナビ|格闘技|みのる、三冠戦へ「俺は本気だ!」=全日本プロレス
・ kamipro.com | ニュース | 三冠挑戦の鈴木みのる、北岡悟&川村亮とガチガチの公開練習!!
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(1)ミット打ち
ライトヘビー級キング・オブ・パンクラス・川村亮にミットを持たせ、スタンド→グラウンドでのミット打ち打撃練習。
(2)スパーリング
戦極ライト級王者・北岡悟を相手に、グラップリングで3分間のスパーリング。
鈴木「総合格闘技のトレーニングをしてその技を試合で使うという意味ではなく、原点を見直すという意味でもなく、練習する環境の中に別の種目だけど強いチャンピオンがいる。そのチャンピオンに揉まれてこのオフを過ごしてきたんだ」
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プロレスラーによる公開練習というと、新しい技が完成とか、何がしかの力を強化とか、一定のパターンにとどまることが多い。設定が、技をかける役とかけられる役に終始するわけだ。
ところがみのるは、グップリングのみとはいえ、総合トップ選手とのスパーリングという領域に踏み込んでみせた。自信がないとできないことである。そのうえで、“総合が上”“総合の技を使う”ということではないと、会見でクギを刺す。
これは特定の技の練習ではない。勝つための練習であり、折れない心をつくるための練習なんである。そのまま「強さを追及してますか」という他プロレスラーへのメッセージにもなるし、ファンに対しても「本当に勝ちたいんだ」という意思表示になる。マスコミに対しても、その価値観をどう料理するかを問うことになるだろう。
チャンピオン・カーニバルで優勝後、すぐに三冠挑戦表明をしたわけではなかったみのる。チャンカンが三冠挑戦者決定のための“予選会”と思われることを拒否した。これもまた、「チャンカンで証明された強さ」を尊重しろってこと。
プロレス界全体が、どうしてもファッショナブルなもの、華やかのものに変化しつつある。わかりやすいものを求めようともしている。団体主導のシナリオが強く感じられるものが主軸となっている。そんな中で、みのるだけは自分の立ち位置をプロデュースし続けているようでもある。「パッケージプロレス」なんて言葉を使う武藤敬司とは間逆で、実にバランスがとれてもいる。
こんなみのるに対して、はっきりとした対抗馬があらわれないことが、全日本プロレスのいちばんのアキレス腱。図式としても世代としても、どうしても未来につながっていくイメージがしない。「強さ」主軸のみのるに対して、「観客と一緒に爽快感を味わうプロレス」「観客と一緒に立ち上がっていくプロレス」など何がしかの担い手となって立ち上がる下の世代のレスラーが出てきてほしいと思う。
高山善廣 vs 鈴木みのるが行われる名古屋大会、全カード。
・ 『RISE UP TOUR 2009』 愛知・愛知県体育館 - 全日本プロレス
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■RISE UP TOUR 2009
5/30 (土)愛知・愛知県体育館 開始17:00
・ 西村修&フィル・アトラス vs 真田聖也&征矢学
・ 近藤修司&荒谷望誉 vs 稔&ヘイト
・ 小島聡&KAI&大和ヒロシ vs 太陽ケア&NOSAWA論外&MAZADA
・ 諏訪魔 vs 河野真幸
・ 武藤敬司&曙&浜亮太 vs TARU&ゾディアック&ジョー・ドーリング
▼世界ジュニア・ヘビー級選手権試合
・ カズ・ハヤシ vs 歳三
※第28代王者カズ・ハヤシ、2度目の防衛戦
▼三冠ヘビー級選手権試合
・ 高山善廣 vs 鈴木みのる
※第39代王者・高山善廣、初防衛戦
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決戦まで、あと2週間!
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