遅ればせながらキン肉マニア2009感想~進化したプロレスラーたちがつくったエンターテイメント
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遅ればせながら、キン曜、ニクの日に行われた「キン肉マニア2009」の感想をカンタンに。
・ キン肉マンと美濃輪育久が激突~5・29『キン肉マニア2009』JCBホール大会、速報観戦記まとめ: カクトウログ
・ キン肉マニア2009(スポーツナビ)
とにかく贅沢なイベントだった。「日本のトップレスラーズ」「キン肉マンというテイスト・ブランド」「佐藤大輔氏の煽りV」が一堂に会した、一夜限りの夢のイベントとなる。アニメの世界での想像力を超えることは不可能なんだが、きっちり楽しませるオリジナルの軸を提供し、納得度の高いものに仕上げてみせた。
このオイシイとこ取りはチグハグになる可能性もあったと思うが、そこをプロデュース側がうまくまとめた。さらには、キン肉マンの壮大なストーリーをダイジェストで盛り込んだ上で、一部は“ストーリーのつづき”もつくってみせてくれたのだ。
ボクはキン肉マンはまったく詳しくないんだけれども、断片的な知識と結びつけるだけでも何度も笑わせてもらい、感心もさせられた。館内の実況も手助けしてくれたんだろう。
プロレスファン側から言わせてもらうと、プロレスラーの存在がけっして超人に劣るものではなく、リスペクトされて扱われていた点は非常に嬉しかった。と同時に、普段やらないキャラでの闘いを強いられた“超人に扮したプロレスラー”たちも、実に技のミスが少なく、架空の技を実写にしてみせ、持ち味を発揮するに至る。
この多団体時代。プロレスラーたちは、その団体で進行しているストーリーやレスラーたちの持ち技、技量などをその場その場で咀嚼し、対応して闘っていくことを求められる。プロデュースした側も素晴らしかったが、進化したプロレスラーたちがつくったエンターテイメントがキン肉マニアだったのではないかと思う。
そして、素顔で参加したプロレスラーたちも興味深かった。
永田裕志は優勝タッグチームを牽引し、マイクアピールやシナリオ、男色ディーノ相手にも?積極的に絡んでみせた。これはある意味、進化ぶりなんだろうけれど、全く逆のように振舞ったのが中西学だ。準決勝と決勝では組んでる超人の顔ぶれが変わっているというのに、そこに何のリアクションもなく淡々と闘っていく。そして、「気づかないんでしょうか」と実況にいじられる。どこまでがプロデュース側に計算されているかはわからないが、ここは従来のプロレスラーのトンパチぶりが残されているような気がして、頼もしくも思えた。さすが、IWGP王者である。
メインに登場したミノワマン。これがまた、かつての新日本プロレスのストロングスタイルをさらにシンプルにしたような試合をクリエイトした。これはとてもハマって、意外に感じた。と同時に、タッグトーナメントまでで賑やかなキャラクタープロレスを展開したイベントは、最後にグッとシマっていった。それはものすごくプロレス的でもあった。
全体的には、プロレスの“番外編”であり、ちょっと味付けの違う「ハッスル」のようでもあった。あるいは、ボクは「マッスル」は見たことないんだけれども、こんな感じらしい。
進化したプロレスラーたちは、“本業”へと戻っていく。もちろん、コラボしないとお客さんが入らない状態では業界ではやっていけない。ただ、キン肉マニアで見せつけた「進化」には誇りを持って闘い続けてほしいと思うんである。
観戦記をいくつか紹介。
・ angle JAPAN: 『キン肉マン』の世界を完全再現!超人たちの夢の闘いに美濃輪もファンも作者も感動!
・ 「キン肉マニア2009」会場から速報まとめ | ブラックアイ2
・ maikai: 『キン肉マニア2009』で感じたこと
なお、「キン肉マニア」は6月13日(土)23時サムライTVが放映します。
・ キン肉マニア:ご来場ありがとうございました! | キン肉マニア2009 | スポーツナビ+
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