内藤×亀田がWBC韓国戦を抜く視聴率~今年のテレビ番組で最高/リングアナがTBSに激怒事件
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29日に放映、『プロボクシングWBC世界フライ級タイトルマッチ・内藤大助VS亀田興毅』(TBS系)の視聴率が発表された。
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●内藤VS亀田戦、視聴率43.1%を記録
・ テレビ平均視聴率は関東地区で43.1%
・ 瞬間最高では51.2%(6R終了間際と、7R終了後VTR興毅攻撃場面)
●2009年に放送された全局全番組の中で最高
・ ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の順位決定戦・韓国戦での40.1%を抜いてトップ。
●プロボクシング番組史上歴代2位の記録を達成
・ 1位には1978年5月7日に放送されたWBA世界Jフライ級タイトルマッチ 具志堅用高×ハイメ・リオス(43.2%)が君臨。
・ 1994年12月に薬師寺保栄と辰吉丈一郎が対戦したWBCバンタム級王座統一戦は39.4%。
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素晴らしすぎる、冷え込んだ景気の中に放たれたビッグサプライズ! ボクシング、うらやましいぞ!!
時期を逸したという見方もあったが、なんのなんの。“因縁の対決”はかくも大きなインパクトを残した。視聴率からしても、緊張感のあるいい試合だったことが証明された格好となった。
試合の解釈は多々あろうが、ここではふたつだけ拾っておきたい。
・ スポーツナビ|格闘技|亀田が冷徹な終止符を打ったビッグマッチ
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・ 亀田優勢が明白になった6、7ラウンド
・ 内藤の攻撃を上回った亀田のステップコントロール
・ 内藤は積極性を貫くもガス欠
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・ 拳論!取材戦記 戦略の差・・・興毅、内藤を徹底攻略!
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興毅のとった戦法は大方、予想通りだった。ただ、それを徹底したのは天晴れというほかない。初回から最終回まで、かつて見せた豪快なフックやコンビネーションは封印し隙を作らずディフェンスを固め、しっかり相手を見極めてのジャブ、ストレートを堅実、確実に。“KO勝ち”を捨て、あるのは内藤攻略のみだった。鋭いショートも見た目以上の破壊力で、序盤で内藤の鼻が折れたか?と思わせる一撃も主導権をとるに十分、以降の「亀田の距離」を作らせた。
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どっちが“年上”なのかわからない、という気もするくらい、興毅の闘いぶりは大人だったように思う。手数では内藤。だけれども、誘い出しておいて、決定打だけを興毅が放っていたんじゃないか。そういう闘いぶりをみせたこと自体が、世間の亀田家への味方を覆すくらいの壮大なるドラマとなった。いいものをみた。
さて、舞台裏ではちょっとした事件も。
・ 内藤×亀田戦の舞台裏でリングアナがTBSに激怒 - MSN産経ニュース
・ 拳論!取材戦記 内藤×興毅 視聴率43.1%の舞台裏で…
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・ 夕刊フジで既報の通り、試合途中に「採点を読み上げないように」とリングアナに前代未聞の介入があった。JBCのルールブックにはリングアナが試合結果を通告することが明記されており、テレビ観戦者も当然、採点結果は知りたいはずだ。過去の疑惑採点のトラウマか、それとも番組進行の兼ね合いか、理由は何にせよ、ライセンスを所持する試合運営役員の当然の任務を妨害する行為は行き過ぎと思える。さらに現場では「ファンが採点結果を知りたがっているし、これは僕の仕事なんです」と、富樫光明リングアナが採点読み上げを強行したことに対し、そのテレビ関係者は露骨に不快な態度をとり富樫アナを睨みつけてきたとも聞いた。
・ ただ、僕が別のTBS番組関係者に取材したところ、事実関係を調べてくれた上で「スタッフ同士の伝達の行き違いがあったようで、富樫アナには非常に申し訳ないことをしました」と丁重な返答があったことは付け加えておきたい。
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リングアナに対して「試合後は勝者だけ読み上げて判定の採点内容は読まないでほしい」とTBSが要請。これには結果をネジ曲げようとするくらいの圧力をつい想像してしまうが、もうファンの目も肥えてしまっているわけである。大きな意図はなかったと思いたい。
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