『格闘技通信』がメモリアル号で休刊を正式告知 ~「プロレスに追いつけ追い越せ」から始まった
pick up DREAM会見あす25日木曜日か┃IGFのメインで旗揚げ戦以来「プロレスを観たな!」という思い@GKコラム/猪木、IGFのベルト創設を明言!! 元前頭・若麒麟も参戦へ/大晦日または12月3日開催で猪木祭が復活か@見たくない奴は見に来るな!さん┃天龍&高木三四郎VS嵐&ディック東郷 天龍PROJECT4・19新宿旗揚げ@Kento!BLOGさん┃マイケルが佐藤光留を襲撃し、アイアンマン王座が移動=DDT┃「戦国武将祭」直前、武藤信玄と蝶野信長がトークバトル(前編)┃3月5日よりJスポーツでWWE新ブランド「NXT」放送開始┃2月28日「グリコ・パワープロダクション・ドリームマッチ」の見所を紹介!!(2)/闘魂SHOP大阪店でのラストイベント棚橋弘至サイン&撮影会/4代目タイガーマスクと真壁刀義、魔裟斗が巨人・原監督を表敬訪問┃ダナ・ホワイト「日本でMMA人気は落ちているが、これから変わる」=『ゴング格闘技』発/桜庭和志×高阪剛、不惑の同級生対談=kamipro発
24年間続いた『格闘技通信』が定期刊行を停止する。この件については、ベースボール・マガジン社広告局からクライアントに向けた告知(1月初旬)こそあったものの、ついには編集部から読者向けの正式アナウンスがないまま“最終号”を迎えるという異例の事態となった。
2月23日(火)、メモリアル号として特別定価1000円で発売。正式アナウンスは、次のような言葉だった(誌面に掲載された言い回しがWEBにも掲載されている)。
・ 格闘技通信 4月号 SportsClick:格闘技通信
##
■『格闘技通信』についてのお知らせ
いつもご愛読いただきまして、ありがとうございます。本誌は1986年から定期雑誌として格闘技界の情報を伝えてまいりましたが、今号をもってひとまず休刊する運びとなりました。今後に関しましては、より情報化時代に即応した形で『格闘技通信』としての活動を下記のように継続してまいります。『格闘技通信』は定期雑誌として培った経験を活かして、これからも格闘技界の情報を発信し続けてまいります。今後とも、これまでと変わらぬご支援のほど、よろしくお願いいたします。
【今後の展開1】
速報は携帯サイト『格通モバイル』で!
現在配信中の携帯サイト『格通モバイル』はこのまま継続していきます。最新ニュース、試合速報など、いち早く情報が知りたい方はぜひ『格通モバイル』にアクセスしてください。楽しい企画も満載です。
【今後の展開2】
活字情報は、姉妹誌『週刊プロレス』で!
雑誌『格闘技通信』は、もともと『週刊プロレス』増刊として創刊されました。それ以前は、じつは『格闘技通信』は『週刊プロレス』の中のいちコーナーでした。その中で、従来のプロレスだけでは飽き足らない読者のために、格闘技という新しいムーブメントを追いかけ続けていたのです。今後、活字情報としての『格闘技通信』は故郷である『週刊プロレス』の中で展開していきます。3月以降、『週刊プロレス』のいちコーナーとして、ビッグマッチを中心に最新情報を毎週お伝えしていきますので、お楽しみにお待ちください。
##
名勝負、事件史、特写集、表紙全掲載といったメモリアルに誌面が割かれている。もちろん、休刊だからなんであるが、そこに「いよいよ休刊で」という言い回しはほとんど見られない。谷川貞治氏との対談の中では、本多誠編集長が次のように明かしている。
##
「定期雑誌としては今号を持ってひとまず冬眠に入りますけど、携帯サイトの格通モバイルもありますし、週刊プロレスでのコーナー展開もありますし、それ以外の伝達方法も含めていろいろなものを模索し、挑戦していく一つのきっかけかもしれないですよね。もちろんこれまでと全く同じというわけにはいかないですけど、形は変わっても格通はこれからも格闘技の情報を発信していきますから、今後ともよろしくお願いします」
##
創刊号は、1986年11月7日号。佐山聡と前田日明が表紙。
世間的に“ちゃんとしたジャンル”として確立されていたのはプロレスの方であり、『K-1』も『PRIDE』もない時代のことだった。
##
谷川貞治「僕はもともと格闘技が好きでしたからね。空手バカ一代とか大山倍達が好きだったんで、水を得た魚じゃないけど、格通をやりたいなと思いましたね。とにかく当時の『週刊プロレス』編集長だったターザン山本さんに対してコンプレックスがあったんで、ターザンに負けない雑誌を作りたいという気持ちがすごくありましたね。というのは、当時は週プロが毎週ものすごい売り上げをあげていましたから。当時、佐山サトルさんとか格闘技の人たちが『何でプロレスが評価されて、俺たちのやっている格闘技が評価されないんだ!』とプロレスにコンプレックスをもって、プロレス人気に追いつけ追い越せでやってましたけど、僕自身は週刊プロレスコンプレックスでしたね」
##
このメモリアル号では、どうやって「格闘技」というジャンルが生まれていったのかを概観することができる。
プロレスでもなくレスリングでもなく武道でもない「格闘技」という言葉を根付かせようとした前田日明。「今にして思えば、UWFも格闘技か何であるかをわからせるためのムーブメントだったと思います。今の僕はUWFを誹謗中傷するつもりは全くない」と述懐した中居祐樹。「谷川さん、空手の中継をゴールデンタイムでやり、空手家がCMに出て、野球場で大会をやれるような時代を絶対に作りましょう」と石井和義館長が語り、それを谷川氏もまだ冗談半分で聞いていた1987年。
そんな中で、ファンは情報欠乏の中でもがき、各団体は各雑誌と連携をとりながら理念をぶつけ合い、ジャンル確立にもがいていたのが「活字格闘技」であった。やがて世間でも格闘技がブームとなり「テレビ格闘技」へと移行。スター選手も活字型(佐山サトル、前田日明)からテレビ型(魔裟斗、山本KID徳郁)へと切り替わり、雑誌もインタビューが主軸となっていく。今はもう、ネットが主軸とも言える時代となった。ツィッターでファンが谷川氏と直接会話している時代だ。
誌面では、この先にたどるべき道として「競技化」というキーワードも出てくるが、一方で現実的ではないという声もある。格闘技のネクストを見い出しづらくなった。休刊は必然なのかもしれない。
▼new!格闘技通信 2010年 04月号 [雑誌] 2月23日発売!詳しくは[コチラ]メモリアル号~格通が目撃した激動の格闘技史、谷川貞治×本多誠「格闘技界の過去・現在・未来」、前田日明コラム「プロレス&格闘技に捕まった俺の人生」、桜庭和志コラム「総合格闘技界の未来への提言」
このメモリアル号をぜひ手に取っていただきたいが、プロレス・格闘技というものに向き合ってきて、二度とないこの時代を生きることができて本当に“楽しかった”と心から思う。
これからもボクはプロレス・格闘技を楽しんでいくし、前提としてはプロレス・格闘技とともに“闘っていく”気持ちは満々。そんな中で、どこかで楽しみが“うわべ”になっている感もあるし、“深まっている”と思うこともある。この“楽しみ方さがし”もまた面白い作業なんだろう。
>>関連記事は人気ブログランキングで
■□T.SAKAi 当サイトでの事実誤認・誤字の指摘、感想・苦情等は左下・ココログマーク下「メール送信」から。大変助かります。
« 蝶野が小川に「プロレスを練習しろ!!」とダメ出し。猪木は引退試合以来のガウンで登場=IGF事件簿 | トップページ | 中邑真輔の一見さんお断り~初の単行本リリース/風間ルミが『豚菜キッチン~絆~』をオープン »
« 蝶野が小川に「プロレスを練習しろ!!」とダメ出し。猪木は引退試合以来のガウンで登場=IGF事件簿 | トップページ | 中邑真輔の一見さんお断り~初の単行本リリース/風間ルミが『豚菜キッチン~絆~』をオープン »















































