暴走なき小川直也とオモチャ箱興行~鈴木みのる&丸藤正道が参戦 IGF5・9大阪府立体育館感想
鈴木みのる&丸藤正道の初参戦で注目されたIGF大阪府立体育館大会。
・ IGFで丸藤の不知火炸裂! 鈴木は小川に卍固め「お前らのプロレスごっこに付き合ってる暇ねぇ」: カクトウログ
・ 「GENOME12」試合結果|5月9日(日)大阪府立体育館
こちらを5/15土曜夜にサムライTVで視聴したので感想を。メインについて。
好意的な言い方をすると、鈴木も小川直也もお互いの技を素直に食らっていた場面があり、試合をしっかりと成立はさせたんじゃないかと思う。このスムーズさは意外でもあった。
率直に言うと、もちろん食い足りない。かつてゼロワンのリングで三沢光晴と小川がみせたヒリヒリ感のようなものを期待してしまうわけだが、初っ端からムードが違った。こんなに普通に試合をしたらいかんだろうと思ってしまう。
一般的には鈴木&丸藤がやりたい放題という評価がされているのだが、2人は派手なアクションや連携プレーで沸かせたものの、勝敗とは別次元でのところでの試合になった感が強い。小川と澤田が相手だからしょうがないとも言えるし、その割には会場を沸かせたという評価もありだろう。
IGFが抱える問題がモロに出た。大箱への観客動員をはかる上で、集客力のあるレスラーのブッキングは必須になりつつある。それでいて、ある程度は小川が相手レスラーの持ち味を引き出すという前提がなければレスラーたちはIGFには上がらない。IGFに上がるレスラーたちが小川を恐れているわけではなく、小川サイド・IGFサイドが有力テスラーたちにソッポを向かれることを恐れている図式なんだと思う。もちろん、そんなことは小川は感じさせない強気コメント連発なんだけれども。
図式のせいなのか、本人の技量の問題なのか。とにかく、小川の暴走ファイトは見られなかった。試合以前のインタビューでも「プロレスとは興行である」と強調していた小川。どこかで割り切りが生まれているのではないかと思う。
一方で、試合後のマイクでの舌戦はガチで鈴木とやりあっていた。鈴木の方もガチだろう。これには十分なヒリヒリ感があった。興行トータルとしては及第点といったところ。
セミファイナルまでの試合でIGFのオモチャ箱ぶりは堪能できた。格闘技だったりプロレスだったりとバックボーンがバラバラの選手同士の試合がヒヤヒヤモノなんであるが、その摩擦はけっこう予測不可能で面白いのだ。プレデターとタカ・クノウの試合とか、いいと思う。角谷正義のデビュー戦なんかも、これをプロ興行として見せていいのかという気持ちにさせるが、角谷の197cmという長身とフィニッシュのジャンピングパンチが底知れないものを感じさせる。
これからもボクたちは、もう暴走はできないんであろう小川と誰かの異次元対決をIGFで観ることになる。“宝くじを当てるような気持ち”で、観戦するかどうかを毎回迷うんであろう。それでいて、前回は佐々木健介が登場し、今回は鈴木&丸藤。異次元対決で観客動員をはかったIGFも、これ以上の新鮮味は難しい。
ただ、鈴木は「アントニオ猪木が手塩にかけてきた愛弟子がどんだけつえーのか、確かめにきた」という言い方もしていた。どこまでIGFが抱える袋小路を鈴木が切り崩したかったのか。それはわからない。どうだったんだろう?
サムライ視聴可能な方で見逃した方は、本日17日(月)ほかリピート放送があるのでご確認を。
・ FIGHTING TV サムライ【番組情報:IGF】
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