話題の小川直也インタビューに金沢克彦氏も反応~その陰に佐々木健介と鈴木みのるのエピソード
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『週刊プロレス』5月12日号(№1523=4/28発売分)での小川直也インタビューが話題になっている。
・ 2010年04月30日 多重ロマンチック:博多大吉「なあに、僕たちには真壁がいます!」
・ 2010.05.01 「小川直也の方が大罪だよ!」博多大吉さんのツイッターが大反響~週プロインタビューに違和感: カクトウログ
大阪大会で対戦する鈴木みのるを「大罪人」扱い。プロレス大賞を獲りながら世間に届かせていないと主張。「ようやくIGFというリングにみんな集まり始めたのかなと」というセリフなど、上から目線で5・9IGF大阪大会での対戦相手、鈴木みのる&丸藤正道について発言している。その違和感には、芸人の博多大吉さんもツイッターで反応した。
同様の小川の主張はこちらでも確認できる。
・ 2010年04月30日 ノアってのがなんなのかリングで見せてもらうよ 暴走レッドゾーン 小川直也
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鈴木みのるってのはプロレス大賞のMVPを取ったことあるんだってね。
まあよ、そんなんにMVPなんて大事なものをあげるから、業界が低迷しちゃうんだよ。
やっぱりMVPってのはよ、プロレス界の顔だろ?
だったら、もう少し外の世界にプロレスをアピールしなきゃいけないよな。
鈴木みのるにせよ、丸藤にせよ、プロレスの内側ばかり向いてきた責任ってのは大きいよな。
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主張は正しいんだが、小川もプロレスラーなんである(丸藤らからはプロレスラーとは認められてないが、ここではプロレスラーであることとして話を進める)。当然、自身の行動や試合ぶり、功績が問われていく。
携帯サイトコラムで、元『週刊ゴング』の金沢克彦氏はこう記した。
・ 5月4日更新 kamipro.com | 金沢“GK”克彦のこちらプロレス村役場ドットコム | 狙いは猪木&小川への6年越しのオトシマエ! “大罪人”こと鈴木みのる、間もなくIGF初登場
携帯サイトから一部抜粋。
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おそらく博多大吉サンだけじゃなく、すべてのプロレスラーや関係者、マスコミ、ファンが感じていることがあると思う。まあ、私に言わせればこうなる。
「世間に名前だけは通っている小川直也がプロレスラーを名乗りながら、未だにちゃんとプロレスができない。つまり、しょっぱい。感性に乏しいのか、どこにも猪木イズムが感じられない。だから、いま最高に輝いているプロレスラー・鈴木みのると交わることで、プロレスとプロレスラーが何たるかの片鱗だけでも感じて学んでほしい。ちなみに、ゴングが鳴る前の入場時だけを見れば小川直也はかなりカッコいいと素直に思う(笑)」
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こういう意見がちゃんと出てくることが、業界としての正しさ。
ただ、小川は“プロレスは興行であることを猪木さんから学んだ”とし、ハッスルで試合のしょっぱさを何度もネタにされてきた。確信犯として週プロインタビューのようなことを喋っているとしたら、逆に素晴らしい?と思う。身の程を知りながらも、あえて上から目線でいくキャラを貫いているという可能性が0%とは言い切れない。どうなんだろうか。
さて、金沢克彦氏のコラムは、かつての興味深いエピソードにも言及している。
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だが、鈴木と猪木&小川との因縁は新日本マット時代にまで遡るのだ。去る4月14日、IGF事務所で参戦会見を開いた鈴木はキャラそのままに我がもの顔でしゃべり放題しゃべりまくった。そこで最後にチラッと口にしたセリフに大いなるヒントが潜んでいた。
「数年前、俺の試合を観たこの人(猪木)が『コイツつまんねえな』と俺に言った。それは忘れねえな。ひっくり返してやる、覆してやる。きっと(猪木は)へそ曲がりだからまた言うかもしれないけどさ。そういうことされると俺、忘れないタイプなんだよ」
分からない人には鈴木がなにを指して発言しているのかサッパリ理解できないだろう。この言葉を猪木に言われたのは、04年の11・13大阪ドーム大会(闘魂祭り)でIWGP王座に挑戦したときである。
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携帯サイトから続きの一部を記すと。
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なぜ(11・13大阪ドーム大会で)“ベストバウト”を期待されていた佐々木健介VS鈴木みのるがやや間延びした感のある試合となってしまったのか? 鈴木も健介も何も言わなかった。当時の私は『週刊ゴング』で何も書いていない。しかし、各方面にアンテナをめぐらせ事実関係は確認していた。明らかな原因があった。大会前の時点で小川が大失態を見せていたのだ。つまり、興行全体に影響を及ぼすミスを彼が犯したのである。もう、あまりに馬鹿馬鹿しいのでこの先は書かない。
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文章から素直に読み取ると、小川が試合前に遅刻した、もしくは出場をゴネたことで、鈴木・健介は試合時間の引き延ばしを主催者から頼まれたんだと推測できる(その試合を猪木は「つまんねえ」と言った)。驚くと同時に、あまりに馬鹿馬鹿しい話。ただ、それを黙って引き受け、今まで明かしていないところに、健介と鈴木のプロ意識を感じずにはいられない。
時がたって、IGFというリング(前回大会)に佐々木健介が立ち、次は鈴木みのる・丸藤正道が上がる。この現象を小川のように「ようやくIGFというリングにみんな集まり始めた」と解釈しようが、「IGFもいよいよ実券のファンを動員しなければ経営が成り立たない状況に追い詰められた」などと論評しようが、自由である。
ただ、あの大阪ドームでファンに納得のいく試合ができなかった罪滅ぼしの意識が佐々木健介には少しはあったかもしれないし、鈴木みのるも気にしているに違いない。
同じ大阪で、今度は鈴木が小川と直接対決。
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■IGFプロレスリング「GENOME12」
5月9日(日)大阪府立体育館 17:00
【対戦カード】
小川直也&澤田敦士 vs 丸藤正道&鈴木みのる
ジョシュ・バーネット vs 高山善廣
藤波辰爾&グラン浜田 vs 初代タイガーマスク&藤原喜明
ボブ・サップ vs ネクロ・ブッチャー
タカ・クノウ vs ザ・プレデター
【出場予定選手】
ウルティモ・ドラゴン
定アキラ
角谷正義
元若麒麟
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小川直也&澤田敦士 vs 丸藤正道&鈴木みのるは、そういう背景もあって行われる試合なんである。
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