新日本プロレスとノアが合体~新コンテンツ・ライセンス「サムライズ」を海外で展開へ(日経MJ)
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新日本プロレスの持つキャラクターを「ライセンス」として扱うビジネスが広がりをみせている。
・ 多重ロマンチック:鉄拳×新日本プロレスリングはまだまだ始まり
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昨年のライセンスショー出展がこうやって形になっていっているのは喜ばしい限り。
今年活発だったプロ野球チームとの商品コラボレーションもこの出展がキッカケでしょう。
(中略)
なお、ライセンシング・アジアは産業拡大を目指し、今年度は経済産業省の東京コンテンツマーケットと合体。
官民共催「クリエイティブマーケット2010 」としてパワーアップ。
新日本プロレスは今年も昨年同様Koppe'sさんの協力を経て
2010年10月13日~15日の3日間出展しちゃいます。サイトにもドドンとライオンマーク。
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10月13日~15日の「クリエイティブマーケット2010」。同イベントのサイトには新日本プロレスのライオンマークのみが掲出されているが、実際には、新日本プロレスとノア、両方のブランドキャラクターが出展されるという。詳細は現時点では不明。
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10月13日~15日にかけて東京ビッグサイト(西4ホール)で「クリエイティブ・マーケット2010」が開催されるが、ここに新日本プロレスとNOAHのブランド・キャラクターが出展されることになった(*詳細は次号で)。
(『週刊プロレス』No.1546 75ページ)
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ここからが本題。この話には“続き”がある。
10月8日発売分・日経MJ(旧「日経流通新聞」/朝刊のみ/月・水・金曜日発行)掲載の「クリエイティブ・マーケット2010」広告特集より。なんと新日本プロレスとノアのライセンス記事だけでまるごと1ページが割かれている!
記事の抜粋。
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・ コッペズでは「新日本プロレス」と「プロレスリング・ノア」の2団体を合わせた新しいコンテンツを海外で提供し、これまでにはない商品化、広告販促起用、興行の実施などを提供する。
・ Koppe's(コッペズ)社長 ライセンスプロデューサー 倉澤孝平氏
「選手個々のキャラクターを打ち出すことはもちろん、これからはプロレスという大きな枠での展開を重視します。ライセンスによる付加価値の向上が、プロレス業界全体の底上げにつながると思っています。しかも、2団体をひとつにすることで、より『日本のプロレス』として打ち出すことができるようになります。ライセンスの幅が広がることはもちろんですが、ストロング・スタイルと呼ばれる『日本のプロレス』を、他国にはない比類なきジャンルとして、これからは海外にも積極的に進出していこうと考えています」
・ 同社では、11月29日~12月1日にドバイで開催されるライセンスショーに出展。同展では、新日本プロレスリングとプロレスリング・ノアを、日本のプロレス「Samurais(サムライズ)」としてライセンス展開していくことを発表する。その際、アブダビ政府との交渉を予定しており、契約が締結されれば現地でサムライズの試合を開催することも視野に入れている。実現すれば、「日本のプロレス」は、ドメスティックコンテンツから、インターナショナルコンテンツとしての道を踏み出すことになる。
・ もちろん、今後も選手個人へのキャラクター依存度は高いだろうが、大相撲や宝塚歌劇がそうであるように、スター力士やトップスターが代わったとしても、「相撲」「宝塚」の概念と価値は不変。「日本のプロレス」もまた、世界のエンターテイメントプロレスと対比できるだけの、素晴らしい独特の概念を打ち出せるに違いない。そこが安定すればライセンス価値もスポンサーシップも上がる。そういった意味では、選手個々ではない「日本のプロレス」という打ち出し方や、海外への進出などは新しい視点といえるだろう。
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とにかく目を引くのが、(本人たちが直接はライセンスに言及していないものの)新日本プロレス相談役・坂口征二とノア取締役副社長・丸藤正道が記事に登場していること。さらには、下半分にノア・杉浦貴&新日本・真壁刀義を中心とするオールスターズが写真登場している。
そのうえで、倉澤孝平氏によって、選手個々ではない、「日本のプロレス」という大きな枠でのライセンスのスタートが語られているのだ。夢が広がる構想で大歓迎!
ただ、自社の利益確保で精いっぱいの中、新日本が自社のみならずノアとセットでのライセンスという考え方に同意したことに、どういった根拠があったのか気になる。海外にとっては、新日本だけでもノアだけでも「日本のプロレス」という打ちだしに感じられるはず。
コンテンツビジネス本格参入に際しての出資増額(新日本とノアの両者で出資)? ユークス(新日本プロレスの親会社)が自社ゲームでノアに継続的に登場してもらうための配慮? 新日本とノアが今後も提携を強化していくことの一環? 海外進出に積極的な全日本プロレス等の単独プロモーションに打ち勝つため?
次週の週プロ記事をはじめ、詳細記事&正式発表が待たれる。とにかく、新日本とノアのオールスターズがガッチリとスクラムを組んだ紙面からは大きなパワーを感じずにはいられない。
追記:WWEの収益はライセンスによるものが半分以上ということなので、今回の動きは、うまくいけば収入源としても期待される。
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