小島聡「自分の立ち位置…自分でも判断しづらい」/新日本プロレス2月大会カードがドドドッと発表
新日本プロレス1・30後楽園ホール大会、真壁刀義VS小島聡のIWGP挑戦者決定戦は小島が制した。
・ 新日本プロレス「NEW JAPAN ISM 2011」 スポーツナビ|格闘技|速報
真壁コール、小島へのブーイングで試合開始。興行としても“最高”のムード。だけれども、小島のセコンドタイチが真壁の注意をひきつけたり、小島がイスを使ったりの展開に。それでいて小島マイク「どうやらIWGPのベルトじゃ粗暴な選手よりもオレのような礼儀正しくて、規則正しい選手の方が好きみたいだ」。これがファンのヒートを買った。
結果として、2・20仙台大会での棚橋弘至への挑戦権を得たのは小島。
ブログで小島自身が真壁戦を振り返っている。
・ vs真壁戦、後記|小島聡 オフィシャルブログ 『コジログ』 powered by ameba
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後で試合展開をネットで見てわかったんだけど、普通に『キングコング・ニードロップ』が決まっていれば…変な言い方だけど、確実に負けていた。
【エプロンに上ったタイチを見た真壁が、トドメのニードロップを止めてタイチの元へ行き、制裁を加えた】
無我夢中で打ったラリアットの直前には、そんな出来事があったらしい。
この出来事がなければ、勝敗が変わっていた可能性もある。
エプロンに上がったタイチがいけないのか、必殺技に行く直前でそのタイチに気を取られた真壁がいけないのか、最初からタイチとNOSAWAをセコンドにつけた自分がいけないのか…
いろんなご意見があると思います。
でも語弊を恐れずに言わせてもらえば、その全てがプロレスの面白い部分だと、個人的には思います。
もちろん面白いというのは、楽しいという意味だけではなくて、ストレスだったりイライラする事も含めて…。
真壁の大ファン、自分の事が嫌いなファンにとっては大いに不満な結果。
ただ厳密に言えば、自分がした悪い事は「タイチから受け取ったイスで殴った」事だけだと思う。
自分の現在の新日本内での立ち位置…正直、会場によって毎回声援の種類が違うので自分でも判断しづらい。
だけど、その時その時で自分の今までの経験を生かして、進んでいきたいと思います。
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とことん正直な小島の記述。
「ニードロップが決まっていれば確実に負けていた」なんて、普通のヒールなら言わない。「立ち位置…正直、会場によって毎回声援の種類が違うので自分でも判断しづらい」というところは、ファンも同じかもしれません。
思い出すのが、数年前の全日本プロレスチャンピオンカーニバル。“準決勝”で棚橋と対戦し、ヒジの負傷をものともせず全力ファイト。当時ヒールながら、棚橋との正当ファイトで観客を熱狂させ、敗退。だけれども、観客たちは小島の立ち位置を忘れて、闘いに没頭した。
立ち位置が不安定なことについて、小島自らが記しているように“イライラ”するというのも事実でしょう。ただ、それを忘れさせる瞬間がくるのが、小島の試合の面白さだったりする。このあたり観る側の個人差はあるだろうが、「強さ」であったり、「闘い」であったりといったプロレスの軸を新日本にもたらし、ここ半年の主要ビッグマッチのメインに出続けている。
それでいて、「ちゃんと闘ったら、真壁が勝っていた」という突っ込みどころを残す“やさしさ”も忘れない!?
キャラを特定させるのがプロレスのやり方としては常套手段なんだろうが、そんな中で不安定さを持ち味にした小島の特異さ。ボクははっきり言って気になるし、これからも追っていきたいと思っている。
なお、小島が棚橋に挑戦する2・20仙台大会をはじめ、2月大会のカードがドドドッと発表されています。
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■「The New Beginning」
2月15日(火) 東京・後楽園ホール18:30
(棚橋&デヴィvs小島&TAKA! 天山vs中邑! 永田vs飯塚! 2.15後楽園も好カード続出!)
[1]後藤洋央紀&獣神サンダー・ライガー&タイガーマスク vs 内藤哲也&高橋裕二郎&石井智宏
[2]飯伏幸太&KUSHIDA vs 邪道&外道
[3]中西 学 vs “ザ・マシンガン”カール・アンダーソン
[4]ストロングマン vs ジャイアント・バーナード
[5]真壁刀義&田口隆祐 vs NOSAWA論外&タイチ
[6]井上亘 vs 矢野通
[7]永田 裕志 vs 飯塚 高史
[8]天山 広吉 vs 中邑真輔
[9]棚橋弘至&プリンス・デヴィット vs 小島 聡&TAKAみちのく
■「The New Beginning」
2月20日(日)宮城・仙台サンプラザホール17:00
(2.20仙台の全カード決定! 後藤vs内藤! CHAOS軍vs天山&青義軍! タイガーvs石井決着戦!)
(新しい始まり、棚橋IWGP初防衛戦! スカパー!でPPV完全生中継!!)
[1]タマ・トンガ vs タイチ
[2]獣神サンダー・ライガー&田口隆祐&KUSHIDA vs 邪道&外道&キラーラビット
(アメピグからの刺客“キラーラビット”参戦! 衝撃のCHAOS入り!!)
▼マスカラ・コントラ・マスカラ
[3]タイガーマスク vs 石井智宏
※タイガーマスクと石井智宏は共にマスクを賭けて闘う。
▼イリミネーションマッチ
[4]天山広吉&永田裕志&井上亘&キング・ファレ vs 中邑真輔&矢野通&飯塚高史&高橋裕二郎
※通常のタッグマッチ形式で試合を行い、敗れた選手から退場。最後まで一人でも残ったチームが 勝者となる。試合権利のある選手がトップロープを越えて場外に転落した場合も退場。
▼IWGPタッグ選手権試合
[5]ジャイアント・バーナード&カール・アンダーソン vs 中西学&ストロングマン
※王者・バーナード組が6度目の防衛戦
▼IWGP Jr.ヘビー級選手権試合
[6]プリンス・デヴィット vs TAKAみちのく
※王者・デヴィットは5度目の防衛戦
[7]真壁刀義&本間朋晃 vs MVP&NOSAWA論外
(悪いヤツはだいたい友達! NOSAWA論外の“コネクション”より、あのMVPの参戦が決定!)
[8]後藤洋央紀 vs 内藤哲也
▼IWGPヘビー級選手権試合
[9]棚橋弘至 vs 小島聡
※王者・棚橋は初防衛戦
■NEVER.5
2/24(木) 19:00 東京・新木場1st RING
(2月24日(木)の『NEVER.5』で内藤vsKUSHIDA!! 入江茂弘、平田一喜も参戦!!)
[1]高橋広夢 vs 平田一喜(DDT)
[2]キング・ファレ vs 三上 恭佑
[3]本間 朋晃 vs 入江茂弘(チームでら)
[4]田口 隆祐 vs 佐々木大輔(フリー)
[5]高橋裕二郎 vs 忍(666)
[6=セミ]タイチ vs 円華(フリー)
[7=メイン]内藤哲也 vs KUSHIDA(SMASH)
(KUSHIDA、新日本プロレスへ無期限のレンタル移籍)
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ノアではバーナードが杉浦に挑戦。前哨戦もあり。
・ 電撃決定!“GHC王者”杉浦に“刺青獣”バーナードが挑戦!/3月5日ノア有明大会
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■「The Weekday Navig. 2011 in Korakuen」
2月16日(水) 後楽園ホール19:00
▼スペシャルタッグマッチ
杉浦貴&齋藤彰俊 vs ジャイアント・バーナード&カール・アンダーソン
■「GREAT VOYAGE 2011 in Tokyo」
3月5日(土) 有明コロシアム17:00
▼GHCヘビー級選手権試合
杉浦貴(第16代選手権者) vs ジャイアント・バーナード
※王者・杉浦は9度目の防衛戦
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アメリカツアー、さっそく決まったカードあり!
・ 真壁vsライノ! デヴィvsロウ・キー! 5月の新日本・アメリカツアー、3試合が決定!
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■5月13日 ニュージャージー大会
獣神サンダー・ライガー&タイガーマスク vs ロウ・キー&ホミサイド
■5月14日 ニューヨーク大会
プリンス・デヴィット vs ロウ・キー
■5月15日 ペンシルベニア大会
真壁刀義 vs ライノ
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それぞれのカードをながめているだけでも楽しい。新日本の勢いは止まらないし、物語の“つづき”を早く知りたい!
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