アブドーラ・ザ・ブッチャーが引退表明～開幕戦は体調不良でリングインなし。新春Ｓ残り全戦欠場

　さまざまな話題がある中で2日に開幕した全日本プロレスの新春シリーズ。4年ぶりにアブドーラ・ザ・ブッチャーが全日本マットに参戦した。
・　01/02（月）東京・後楽園ホール 全日本プロレス オフィシャルサイト - 公式ホームページ
・　【24時更新】1/2 12：00～ 【全日本プロレス】武藤とブッチャーが合体(後楽園H) （スポーツナビ）

　携帯サイトによると、ブッチャーは歩行もままならず、歩行補助用の台車を使用して入場したという。リングに上がらず赤コーナー下で陣取る。その場所で地獄突きをみせる場面はあったが、リングインすることなく試合を終えた。
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　マイクを手にしたブッチャーは久々の再会となった全日ファンに「メリークリスマス、アンドハッピーニューイヤー！　サヨナラ！」と挨拶すると。「ブッチャーは近々引退をしたいと思っています。ここ2、3か月の間にリタイアします」と爆弾発言した。
　ブッチャーは58年にデビューし、キャリアは54年に及ぶ。初来日は70年の日本プロレスで、42年間に渡って日本マットで活躍してきた。が、1941年生まれの71歳。さすがに限界を感じたか、ついに長きに渡るレスラー生活に終止符を打つ決意を固めたようだ。
　ブッチャーと旧知の間柄にある武藤敬司も突然の表明に驚きを隠せない。「どうしてもブッキングしてくれないかという連絡をもらった」と来日の経緯を明かし、「まさかあそこまでの決意をしているとは。ただ初めて見た時、状況がああいう状況でね。試合できるって聞いたんだけど」と困惑。
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　引退表明を決意、しかしそれは心に秘めての来日だったようだ。

　残念ながら、シリーズ2戦目以降は欠場に。
・　アブドーラ・ザ・ブッチャー選手欠場のお知らせ 全日本プロレス オフィシャルサイト - 公式ホームページ
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本日開幕いたしました「40th Anniversary Year 2012 新春シャイニング・シリーズ」に全戦参戦予定でありましたアブドーラ・ザ･ブッチャー選手ですが、本日の後楽園大会の試合後に本人より「試合に出場出来るコンディションでは無い」旨、申し出が御座いました。
全日本プロレスで検討した結果、明日の後楽園大会以降の今シリーズの各試合を欠場させて頂く事になりました。
ブッチャー選手の試合を楽しみにされていたファンの皆様にお詫び申し上げます。
なお、本人より近々の引退表明が御座いましたが、来日中に少しでも多くの全国のファンの皆様にお会いしたいとの意向を汲み今シリーズの各会場のグッズ売店でファンの皆様をお迎えさせて頂く事となりました。
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　ブッチャー出場カードは変更がかかっている。
・　「40th Anniversary Year 2012 新春シャイニング・シリーズ」各大会対戦カード変更のお知らせ 全日本プロレス オフィシャルサイト - 公式ホームページ

　詳細は各サイトでご確認ください。

　最後の雄姿を日本マットファンに刻みたくなったんだろう。そんなコンディションだったのに、なんという義理堅さ、プロ根性。ありがとう、ブッチャーよ！

※1/3 9:15追記　3・20両国での引退セレモニー検討

　デイリーが詳しく報じている。
・　初来日から41年…ブッチャーが電撃引退表明/リング/デイリースポーツonline
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　マット界を代表する悪役プロレスラーとして長年、活躍した“黒い呪術師”アブドーラ・ザ・ブッチャー（７０）が引退を電撃表明した。武藤敬司（４９）、菊タロー（３５）と組んで試合に出場したブッチャーだが、歩行器が手放せないコンディションでリングには上がれず。試合後、マイクを握ると「ブッチャーは２～３カ月以内に、必ず引退します」と明言した。
　ついにこの日が来てしまった。昨年８月２７日、ＩＧＦの両国大会にタイガー・ジェット・シンとともに出現した時も、ブッチャーは歩行器を使用。猪木との乱闘でもリングインしなかった。
　武藤によれば「試合ができるって言うから呼んだ」ものの、体調は変わらず。親しい菊タローによれば「骨盤の調子が悪いみたい。尾てい骨のあたりを手術しなきゃならないと言っていた」という。今回も痛み止めを打っていたという。
　赤コーナー下に陣取ったブッチャーは、菊タローが相手チームのＢＬＡＣＫ　ＢＵＳＨＩ、西村修、渕正信を代わる代わる連れてくると地獄突きをブチ込んで参加。試合後、ファンに新年のあいさつを述べてから引退を表明し「日本に４１年間来ています。渕選手以下、若手選手たちとも戦ってきました。武藤（前）社長、ありがとう」と、短くスピーチした。
　武藤は「どうしてもブッキングしてくれっていう連絡をいただいた」と、ブッチャーが熱望しての来日だったことを明かした。７０年８月に日本プロレスに初来日して以来、知らぬ者はないといっても過言ではないほど大きな足跡を残した日本でケジメをつけたかった呪術師。武藤は「全日本でっていう気持ちを持っているみたい。考えたい」と、３・２０両国大会で引退セレモニーを行うことを検討する。
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　前回のIGF来日時も歩行器。骨盤の調子が悪くて手術が必要なんだという。3・20両国での引退セレモニーを検討とのこと。

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