新日本&全日本創立40周年大会が正式発表に~合同興行のための合同興行には違和感が…
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11日、東スポで先行報道された新日本プロレス&全日本プロレス創立40周年記念大会が、同日15:00からの記者会見で正式発表となった。
・ スポーツナビ|格闘技|新日本&全日本が7.1両国で40周年大会共催
・ 7月1日、新日本と全日本が合同で、創立40周年記念大会を両国国技館にて開催!(※コメント追記)
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■カードファイト!! ヴァンガードPRESENTS 新日本プロレスリング&全日本プロ・レスリング創立40周年記念大会サマーナイトフィーバーin両国「We are Prowrestling Love!」
7月1日(日)17:00~
東京・両国国技館
■全日本プロレス・内田社長
「昨年から菅林社長と『40周年を迎えた際に、何かお互いでできることがあればいいですね』という話をしておりまして。たまたま菅林社長と私は、同じ北海道出身ということもあって、話す機会も多かった。私どもが開催した昨年11月の台湾大会に、菅林社長が視察にお見えになられて。『来年は40周年でもありますし、台湾での大会も5回目を迎えるので、台湾で合同でできればいいですね』という話をしておりました。その中で、『やはり日本でも35周年のときのような大会をしたい』ということで、お互いに話を進めて、この7月1日に開催できる旨となりました」
■新日本プロレス・菅林社長
「5年前の35周年のときも、全日本プロレスさんと一緒に東京ドームの大会を共催させていただいたこともありますし、昨年は『ALL TOGETHER』という合同興行もしておりましたので、こういう話をする下地は十分にございました。また、区切りのいい40周年ということなので、『ぜひご一緒に』ということで、今回やる運びとなりました。先ほど内田社長もおっしゃられていたとおり、やるからには素晴らしい、プロレスファンの記憶に残るような大会にしたいと思います」
■質疑応答
――対戦カードについて、どのように考えておられますか?
内田「やはり、お互い団体として持って来たメインであるチャンピオンシップというのは、開催したいなとおもっていますし。それ以外にも、菅林社長がおっしゃったように、プロレスファンの胸に響くと言いましょうか? 記憶に残るマッチメイクにするように、いま検討しております」
菅林「タイトルマッチは、お互いのベルトを懸けて、2試合やったほうがいいと思いますね。あとは、発売と同時に飛ぶようにチケットが売れるような、対戦カードにしたいと思っています」
内田「まあ、ウチの看板の(三冠ヘビー級)ベルトは、秋山(準:プロレスリング・ノア)選手が持っているんで(苦笑)。なるべく7月1日までに取り戻せるように、色々考えています」
――新日本の選手が全日本の選手、全日本の選手が新日本の選手に挑戦という期待があるが?
内田「ウチの場合、このあとに『チャンピオン・カーニバル』というのがあって。そこで優勝した方が三冠に挑戦できるという権利が与えられるので。今回の『チャンピオン・カーニバル』には永田(裕志)選手がお出になられてるので、永田選手が優勝するようなことになると、そういうことになるかもしれないですし。ウチの場合はわからないですね」
菅林「検討します」
――両団体すべてのタイトルマッチをやりたいという意向ですか?
内田「すべてはちょっとムリじゃないですかね(笑)。いろいろドリームマッチ的なところも用意しなくちゃいけないし。共同開催と言いながら、やはり団体の看板をしょって上がりますから。対抗意識というのは当然表れると思いますので。だから、ベルトにこだわらず。あくまでこの大会というのは、40周年記念という形をしておりますけど、菅林社長と話をしているのは、やはり未来に繋がる、41年目、50年、100年と繋がるような、そういう礎になるような大会にしたいと思っています」
――先ほど台湾での合同開催の話が出ていましたが?
内田「台湾はあるかもしれないですね」
――7月1日の時点で秋山選手が三冠王者だった場合、出場も考えられますか?
内田「考えられますねぇ~(苦笑)。一番痛いところを突かれているんですけど。やっぱり三冠ベルトのチャンピオンシップはやりたいと思っていますので」
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こっちが期待し過ぎなのか、両社長が控え目過ぎるのか。せっかくの華々しい会見に胸が躍らない。
IWGPヘビー級にしても、三冠ヘビー級にしても、団体の至宝に対して選手の生き様がぶつけられながらオールオアナッシングの闘いが繰り広げられているわけである。「区切りのいい40周年ということなので、『ぜひご一緒に』ということで、今回やる運びとなりました」という大会にラインナップされるのは気持ちいいものではない。「お互い団体として持って来たメインであるチャンピオンシップというのは、開催したい」「タイトルマッチは、お互いのベルトを懸けて、2試合やったほうがいい」という扱いで開催されてほしくない。
35周年・東京ドーム大会時の棚橋弘至VS太陽ケア(IWGPヘビー級王座戦)、鈴木みのるVS永田裕志(三冠ヘビー級戦)も、唐突かつ無難な挑戦者選出に思えてしまったものだ。
オールトゥゲザーのときも思ったが、団体内であれだけ大事にされているストーリーラインが、合同興行になるとなぜ甘アマになってしまうのか。IGFサイドからは「オールトゥゲザーには勝負がない」との非難もあったと思うが、復興支援というお題目があったからまだよかった。
キレイな言い方をしたとしても、期待と違和感が半々と言ったところ。もちろんマッチメイクで期待の方へとガッともっていってくれることを望みたい。合同興行のための合同興行は見たくない。
会見では「対抗意識というのは当然表れると思います」との言い回しもあったが、そっちが主軸にならないといけないと思うんです。
例えば、「ウチには全日本さんにはいないキャラクターが揃っていますが、強さという路線でウチの中邑より諏訪魔選手が勝っていると見ているファンがいるのが我慢ならない。両国では中邑に諏訪魔選手の存在を消してもらうことを考えている」とか、そういうことを言ってほしいわけですよ。もちろん、もっといいやり方もあるかもしれない。伝わってるかなぁ。
水を差すつもりはありません。ただ、このまま順に決まっていくカードが発表されていくだけなら、「あなたたちが普段大事にしている、至宝を軸とするストーリーに、合同興行を間に挟むことで水を差してませんか」と問いたいのです。
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