“ニセ大仁田”森谷俊之さん死去~徹底した秘密主義者だったが、裏ではインディ界を支えた大恩人
“ニセ大仁田”こと森谷俊之さんが21日に亡くなった。
・ ニセ大仁田こと森谷俊之さん、死去 | ブラックアイ2
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PWC・国際プロレスプロモーション・DDTなどで活躍した森谷俊之さんが昨夜急死されたそうです。
高木三四郎さんツイートから。
「ニセ大仁田こと森谷俊之さんが昨晩、お亡くなりになられたと連絡がありました。大変お世話になった方です。非常に残念です。ご冥福をお祈りいたします」。
アイアンマン西田レフェリー、ツイートから。
「森谷さんは昨日昼過ぎ、自宅の浴室で倒れて居るのを帰宅した家族が発見したそうです。とにかく徹底した秘密主義者だったので、我々の様な近い人間でも家族が居たり普段何してるのかも不明でした」。
入院されていたわけではなく突然のことだったようです。
プロレス界登場時から謎が多かった方。
随分前にCSで森谷さんを特集する番組見ましたが、結局、普段何をやっているかは分かりませんでした。
ニセ大仁田としてブレイク、本物の大仁田厚とのタッグも実現させた。
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普段の顔はよくわからない点もあったようだが、かつて高木三四郎らをサポート。
多くの選手を支援したようだ。
・ 森谷俊之さん逝く!インディ・マット界を金銭面でサポートした大恩人 (ファイト!ミルホンネット お知らせ)
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一般的には、ニセ大仁田選手としてインディ・マニアに知られているのかもだが、裏の顔はもっと大きく、インディ界を支えた大恩人だった。PWC時代から、高野拳チャン、NOZAWA論外、高木三四郎、サバイバル飛田他のスタッフとして、影から支えてきたからだ。
経済的な協力を(信じられないことだが昼間は)サラリーマンとして、生命保険会社やシティバンク等で働いてフォローしてきた偉大なるタニマチだったのだ。
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驚くことに、サラリーマンとして稼いだお金でレスラーたちを支援! プロレスを身を削って応援してくれていた。ご冥福をお祈りいたします。
※5/24追記
関係者からみた森谷さんについて須山浩継氏が記しています。
・ 須山浩継伯爵の身勝手日記:ニセ大仁田こと森谷俊之さんの葬儀
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時期によっては湯水のようにプロレスにお金を注ぎ込んだが、プロレス以外にどんな仕事をしているのか、かなり親しい間柄の選手でさえ知らなかった。そのためインディー業界では“M資金”や“森谷マネー”といった言葉が、何度となく話題に上ったものだった。しかし葬儀の際にも“M資金”については何もわからずじまい。ご家族の方でさえ、森谷さんが普段はどんな仕事をしているのか知らなかったという。結局、森谷さんは自らのファンタジーの解答を出すことなく天に召されてしまった。
プロレス界には時として森谷さんのように、湯水のようにプロレスにお金を注ぎ込む人がいる。ただ、そういった人たちの多くは、どこかで「金を出してるのはオレなんだから」という、傲慢な部分が表に出てきてしまうものだ。しかし、少なくともアタシが知っている限りでは、森谷さんはそういった傲慢さとは無縁の人だった。「森谷さんのおかげでどうにかプロレスを続けてこれた、選手や関係者ってけっこういるんですよ」と葬儀に参列した高木三四郎選手も語ったが、本当にその通りだと思う。
葬儀の後に収骨を待つ間、森谷さんがPTA会長を務めていた松の木中学の先生方とお話をする機会があった。同じ学区にある松の木小学校の校庭では数年前まで毎年夏に、森谷さんのプロデュースで盆踊りプロレスが開催されていたのだが、今年の夏には復活してそこで森谷さんは何度目かの引退試合を行おうとしていたらしい。そこで先生方と参列していた選手や関係者が協議した結果、7月29日に松の木中学の校庭で森谷さんの追悼大会が行われることが決定した。
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追悼大会も決定したとのこと。
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