アントニオ猪木が11月にパキスタン興行開催へ~爆弾テロ続発の危険な地域で平和へのメッセージ
27日の東スポ一面報道「無謀!!猪木パキスタン興行」によると、アントニオ猪木率いるIGFがパキスタンでのプロレス興行を11月に計画しているという。
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・ IGF総帥・アントニオ猪木が26日、11月にもパキスタンでプロレス興行を開催する意向を示した。現在も爆弾テロが続発し、一般市民の死傷者が絶えず、イベント開催には大きな不安が伴うパキスタン。無謀にもみえる構想だが、猪木には戦争前夜のイラク、国交のない北朝鮮でプロレス大会を成功させた実績がある。燃える闘魂があえて危険な地域に飛び込む真意はどこにあるのか――。
・ 猪木「今年は何とか中東の方にもまた出ていこうと。計画しているのはパキスタン。俺の一つのこだわりだけど、重要なメッセージを世界に送れれば。フフフッ」。猪木は3月に都内で行われた「パキスタン・バザール2012」でこの構想を示し、準備を進めてきた。現在11月中に興行を行うことで最終調整中。まとまり次第、正式発表となる運びだ。
・ 猪木は1976年12月に同国に乗り込み、地元の英雄アクラム・ペールワンを撃破している。フィニッシュのアームロックによりペールワンの腕を脱臼させたため、一時は同国民をヒートさせ敵視された。
・ 猪木「テロをやめようよ、というメッセージを送りたい。興行に関してはお金の話はもう終わったんで。あとは向こうの受け入れ側がね。護衛がないとできませんからね。(テロリストが)大会を狙ってきたらマズイですから」。
・ 実現すれば1984年の新日本プロレスによるパキスタン遠征以来、28年ぶりの訪問となる。
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長いプロレスファンなら、リアルタイムでなくともアクラム・ペールワンの名は聞いてきたことでしょう。駅でタケノコ状に積まれた東スポ一面の文字「無謀!!猪木パキスタン興行」にピクリときたアラフォー、アラフィフも少なくないはず。
ボクも1984年の新日本プロレスによるパキスタン遠征記事は週プロで読んだことを記憶しているなぁ。
「またまたそんな」という無茶ぶりと、大きすぎるメッセージがいかにも猪木らしい。「パキスタン」というキーワードが絡んでプロレスファンをくすぐる。それを一面報道する素晴らしき東スポ。
記事はこう結ばれた。
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・ 猪木は「もし(興行を)できなかったら墓参りだけ行こうかと思っている」とラホール近郊に眠るペールワンの墓に出向く予定。
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ラホール近郊に眠るペールワンの墓へ・・・物語にはまだ続きがあった。猪木は今もなお猪木であり続ける。
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