柴田勝頼には疑問を、桜庭和志にはリスペクトを~孤高の中邑真輔、1・4東京ドーム桜庭戦への道
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最近の週刊プロレス誌はファンを騒がせることもあるが、最新の週刊プロレス 10月17日号での「中邑真輔 刺激への欲望」インタビューはボクの中でのヒット作である。カラーにしてたった3ページだが、内容が濃すぎるものとなっている。
部分的に抜粋させていただく。
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---いまの新日本は非常にまとまりがいいような印象を受けるんですけど、中邑選手の中でモノ足りなさを覚えることはないですか?
中邑 そこでモノ足りなさを覚えるのであれば、それは価値観、感受性が低いということですよ。いまの新日本に関して言うなら、若干の浮気心がでることもあるかもしれないけど、選手、社員が同じ方向を向いてる状態だとは思いますよ。外敵といわれる選手たちをおいしく頂くような度量もあると思いますしね。選手それぞれ主義、主張はあるでしょうけど、なんのためにプロレスをやっているかとなったら、そのなかの一つにはやはり見ている人たちのためにという部分を、選手それぞれが持っているでしょうし。
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この「若干の浮気心がでることもあるかもしれない」という点が孤高たる中邑の愛すべき点だが、指すのは自身のアントニオ猪木との接触か。それとも、木谷高明会長の新日本プロレスOB招聘計画か。とにかく細かい不満はあるだろうが、今の新日本プロレスに誇りを持っている中邑がここにいる。
話題は新日本プロレスに参入してきた柴田勝頼&桜庭和志へ。
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---実際のところ、柴田選手が新日本に参戦することになったのはどう思っていらっしゃるんですか?
中邑 まず言えるのは、いまの新日本には彼らを受け入れるだけの懐の深さがあるということですね。個人的には…緊張感だとか、昭和がどうとか言ってますけど、彼がいったい総合格闘技でなにを証明してきたのか?というのは思いますね。ただ強くなりたかっただけだとか、それならそれでいいですよ。でも、たしか彼は、総合のデビューの山本(宜久)戦のあとのコメントで、「格闘家」(※注=「今日、格闘家・柴田勝頼が生まれたわけですから」というコメントがあった)って言ったんですよね、あれはボクのなかですごくデカかったですね。ボクも一応、頑張ってるかなって気になってテレビでチェックはしてたんですよ。そのときの一時的な言葉だったかもしれないけど、あれはボクのなかで彼に対しての気持ちの部分でデカかったですね。
いまの新日本は新日本じゃないとか言っても、結局はそれは外野(からの印象、言葉)でしょ? いまの新日本を支えたのは自分であり、棚橋であり、残っている選手たちであり、会社の人たちであるわけですから。いまの新日本プロレスが新日本プロレスですから、それはどう考えてもね。そのときの環境により変化し、フィットさせていったことで、いまの新日本プロレスがあるわけですから。
---一方の桜庭選手に関してはいかかですか?
中邑 一時期、“プロレス界の砦”として存在していたわけですし、そこへのリスペクトは当然ありますよ。そういうなかでいまの新日本に上がるというのは、いろいろな事情、理由があるのかもしれないですけど、個人的に言えば、ものすごく興味がありますね。桜庭選手の持っている技術は独特なんですよね。ベースにアマレスはあるけど、それだけではない。UWFインターでの経験もあるけど、それだけでもない。ボクがいちばん好きだったのは、桜庭選手の間合いの取り方ですね。
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以前にスポーツ紙においても、柴田への嫌悪感、桜庭への興味を明かしていたが、、、
・ 中邑真輔、元ライバル柴田勝頼につれない態度。桜庭和志には「その感覚が面白い」と興味示す!: カクトウログ
今回のアウトラインも同じ。総合格闘技との関わりにおいては、柴田は中邑に対して「暗黒時代をいちばん活用したのは彼じゃないか」と論評しているが、中邑の言葉は柴田の言葉への強烈なカウンターともなっている。
柴田が自身を「格闘家」と言ったのは、何かの勢いもあったんでしょう。他の場面では「プロレスラー」で通しているわけであるし。ただ、デビュー戦というタイミングでポロリと言った言葉に反応した中邑。これは、お前の心はどこにあるんだ、案外そう言うところで本音が出るんじゃないのかという疑い、問いかけか。
それにしても、繰り返し新日本プロレスが歩んできた道を的確にまとめる中邑が気持ちいい。もちろん新日本プロレス論においては、中邑と柴田では平行線でしょう。口喧嘩するとこうなってしまう。
桜庭への興味を改めて示した中邑。ボクなんかは「KING OF PRO-WRESTRING(今回の両国大会)でシングル2戦(棚橋VS柴田、中邑VS桜庭)をやったってよかった」って言ってるくらいで、来年1・4東京ドームでは中邑VS桜庭にたどり着いてほしいと思う。そうなるんであれば、両国以降、あるいは大阪大会などで双方がどんな道をつくっていくかが楽しみになってくる。
そのとき中邑がクネクネするのかはわからないし、ふだん見せない技術を披露するかもしれない。総合の技術を持っている中邑。桜庭の間合いを評価する中邑が、実際に自分に有利な間合いを桜庭以上につくれるかが試されるだろう。
両国にて中邑は“セミファイナル”の位置づけで登場。次の闘いに進むためには、プロレスの素晴らしさを後藤相手に見せつけてもらいたい。
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新日本プロレス関連情報。
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■新日本プロレス10・8両国国技館大会全カード
・ 10/08(月) 17:00 東京・両国国技館|NJPW 40th anniversary KING OF PRO-WRESTLING|大会結果一覧|Match Information|新日本プロレスリング
・ 10/8 17:00~ 【新日本プロレス】棚橋vs.みのる IWGP王座戦、中西学復帰!(両国) (スポーツナビ)
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■新日本プロレス「KING OF PRO-WRESTRING」
10月8日(月・祝)東京・両国国技館 開始17:00
当日券[当日券は12時発売開始]
中継[スカパー!PPV完全生中継/ニコニコ動画インターネットPPV配信/「Ustream(日本は除く)」「アメーバピグ」でも配信]
▼中西学復帰戦
[1]中西学&永田裕志&ストロングマン vs 石井智宏&飯塚高史&矢野 通
▼IWGPジュニアタッグ選手権
[2][第33代王者組]アレックス・コズロフ&ロッキー・ロメロ vs [挑戦者組]アレックス・シェリー&KUSHIDA
※王者組2度目の防衛戦
▼IWGPジュニアヘビー級選手権
[3][第64代王者]飯伏幸太 vs [挑戦者]ロウ・キー
※王者3度目の防衛戦
▼IWGPタッグ選手権
[4][第60代王者組]小島聡&天山広吉 vs [挑戦者組]デイビーボーイ・スミスJr.&ランス・アーチャー
※王者組初防衛戦
[5]内藤哲也 vs 高橋裕二郎
[6]井上亘&真壁刀義 vs 柴田勝頼&桜庭和志
▼トリプルメーンイベントI 東京ドームIWGPヘビー級王座挑戦権利証争奪戦
[7][権利証保持者]オカダ・カズチカ vs [挑戦者]カール・アンダーソン
▼トリプルメーンイベントII IWGPインターコンチネンタル選手権
[8][第4代王者]中邑真輔 vs [挑戦者]後藤洋央紀
※王者2度目の防衛戦
▼トリプルメーンイベントIII IWGPヘビー級選手権
[9][第58代王者]棚橋弘至 vs [挑戦者]鈴木みのる
※王者4度目の防衛戦
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