棚橋vsみのるが年間ベストバウトとなった理由を金沢克彦氏が解明(鈴木みのる公式写真サイト)
pick up ▼2月7日(木) 2月7日(木)横浜プロレス道場20:00「8時だよ!ノアファン集合!」平柳玄藩、ロス・フォン・エリック、マーシャル・フォン・エリック┃2月7日(木)20:00ドン・キホーテ高崎店 KENTAとの撮影会&サイン会┃2月7日(木)21時から24時まで中野にあるブル中野さんのお店"中野のぶるちゃん" 金原弘光が一日店長 ▼ニュース 藤波Jr.今秋ドラディションでデビュー┃2.23IGFに坂口征二、藤波辰爾、長州力、藤原喜明、初代タイガー、前田日明、木村健悟…猪木の弟子たちが来場/新間寿氏およびアントニオ猪木の実弟である啓介氏、サイモン・ケリー・猪木が会見/イラン国営ニューステレビチャンネル「PRESS TV」に猪木のインタビューが紹介される┃DDT2・17後楽園大会のカードが決定!ライガー組との対戦が決まった坂口征夫「売られた喧嘩はきっちり買う」┃ザ・ロックが復活を遂げるのか!? WWE『ロイヤル・ランブル』プレビュー/確執と恩讐を乗り越えついにブルーノ・サンマルチノがWWE殿堂入り┃アルシオン同窓会マッチ開催へ=WAVE┃ディアナが初代シングル王座決定トーナメント開催 ▼情報&コラム ヤマケン山本喧一が札幌市北区に「プロレス&格闘技酒場UWF道場」をオープン┃2月14日(木)19:00ブル中野さんのお店『中野のぶるちゃん』で高橋奈苗が一日店長┃小橋 全日本時代の「お宝タイツ」ファンにプレゼント┃2月8日(金)20時~ニコプロ ハチミツ二郎生出演!新日本プロレス 2.10広島大会直前座談会┃2月9日(土)武藤敬司&真田聖也が京都パチンコ店でイベント ▼格闘技 UFCギャラ発表 オーフレイムは2500万
鈴木みのる Official Photo Siteにおける金沢克彦氏の不定期コラムが更新された。「第3回 花道」。
・ 金沢克彦の不定期コラム|鈴木みのる Official Photo Site|M.GIGIE(フォトグラファー)
鈴木みのるは何を目指して闘っているのか。
##
2013年の1・4東京ドーム。みのるは最高の花道を歩いていた。
ここに至るまでの1年半、確かに葛藤もあった。それは2011年6月、5年間にわたり主戦場とした全日本マットを離れ、新日本プロレスに再上陸した瞬間から始まった闘い。
8月の『G1クライマックス』が終わり、都内のスタジオでG1クライマックス3D映画試写会に参加したあと、みのると2人で食事をした。
「新日本から5年離れてみて分かったことがあるんだよ。全日本ではトップをとっていた自負があるし、周りにも『武藤敬司と鈴木みのるは特別だから』という目で見られていたと思うんだ。だけど、それは新日本のファンには関係ないことなんだって。まだ首都圏の興行ならいいんだよ、ブーイングとかファンの反応が返ってくる。でも、地方だと俺が入場してもうんともすんとも反応がないこともあるんだよね。あ、これはもう忘れられているなって。ファンも入れ替わっているし、想像したものより厳しいなって。だから、考えかたを変えたんだよね。過去に新日本でやってきたことは全部なしにしよう、これはもうゼロから鈴木みのるを作っていこうってね」
決してネガティブな言葉ではない。現実を受け止めて分析した結果を踏まえ、新たな鈴木みのるを作る作業を楽しんでいこうという気概を感じた。
みのるの視界に映るのは、同世代の永田、中西、天山、小島ではなく、現在進行形の棚橋であり中邑、後藤、真壁といった面々。
「新日本を侵略しに来た!」
そう言って大見栄を切ったからには、標的は現在進行形の男たちなのだ。明けて2012年のみのるは、新日本マットの真ん中に躍り出ていた。
1・4東京ドーム。メインイベントでIWGP王者の棚橋弘至と対戦。棚橋にはIWGP防衛レコードのⅤ11が懸かっていた。最高のシチュエ―ションではないか?
##
40代ともなると、新しいことにチャレンジすることには臆病になる。自分が勝負できる枠組みの中に収まってしまいそうになる。みのるの向上意欲には本当に感心させられる。
そして、あの「10・8両国国技館」へ。
##
8月8日、G1クライマックス。地元・横浜文化体育館での公式戦。棚橋から完璧なピンフォール勝ちを奪った。この実績がものをいって、10・8両国国技館で棚橋と3度目の一騎打ち。みのるはIWGPベルトより重いものを懸けていた。
「今のプロレスはサーカスだ。今のプロレスは曲芸だ。そう言っている昔のやつら、みんな黙らせてやる」
深く考えたわけではない。試合に向けて、タイトルマッチへ向けて、ひとつテーマを自分に課そうと思ったのだ。自分を奮い立たせると同時に、タイトルマッチへの煽りになればいいだろうという考えだった。だが、つねに時代と空気を読んでいる“みのる発言”は、本人の想像以上に反響を呼んだ。
「俺は今のプロレス界に生きている。今のプロレスを否定されるということは、自分を否定されることになる。体を痛めていない人間が、痛い思いをしていないやつが軽々しくプロレスをどうこう言わないでくれ。ファンはお金を払っているから、なにを言おうと自由なんだよ。アンタたちマスコミも仕事としてそれをやらなきゃいけない立場にいる。だけど、プロレスに関わっていた人間、元レスラーには言ってほしくない。それがいちばん腹が立つ」
そんな単純な思いから発したセリフだった。
ところが、対角線に位置するはずの中邑真輔までがみのるに同調した。
「鈴木みのるの発言は、棚橋も含めすべてのレスラーの気持ちを代弁したもの。彼は自分のプロレスに自信とプライドを持っている」
過去との闘い。歴史との勝負。棚橋弘至vs鈴木みのるのIWGPヘビー級選手権は、重い重い試合となった。29分22秒の激闘。相手をカバーしたのは、一度だけ。棚橋がみのるから3カウントを奪った瞬間だけだった。
ベルトより重いもの。過去と歴史との勝負に勝った。この試合をクギ付けになって観た人間は、みんなそう感じたはずだ。
##
過去と闘うという意識をもっているファンが今のファンの中のどのくらいの割合かはわからない。だけれども、桜庭和志や柴田勝頼が「昭和プロレス」を口にし、DVDシリーズ『燃えろ!新日本プロレス』が大ヒットもしている。新しいファンにとっても、得体の知れないものとの闘いだったのかもしれない。そこに答えを出そうとしたみのると棚橋弘至による異質な闘い。
それは、当初は予想もしなかったレベルでファンの評価を得る。
##
年末の東京スポーツ『プロレス大賞』のベストバウトは、棚橋弘至Vsオカダ・カズチカ戦(6・16大阪ボディメーカーコロシアム)が獲得した。
ただし、週刊プロレスのファン投票によるベストバウト部門では、ダントツで棚橋Vs鈴木が選出された。
ネット発信者のファン246人が参加した『ネット・プロレス大賞2012』でも棚橋Vs鈴木がベストバウトを受賞。さらに、アメリカの『レスリング・オブザーバー』誌が全米ファンの読者投票により決定するアワード2012でも、棚橋Vs鈴木がベストバウトを獲得。
もうひとつオマケに、私が勝手に決定するGK金沢克彦ブログ『ときめきプロレス大賞2012』でも、棚橋Vs鈴木をベストバウトに選出している。
思いはファンと同じだった。そこで私流に講釈をたれるなら、あの試合は一期一会の闘いであったから。あの時代、あの瞬間、あのシチュエーションはおそらく二度とめぐってはこないからである。
多くの言葉は必要なかった。感じるままを口にしたみのる発言が、ファンの心を揺さぶり試合のテーマまで決定づけた。他のレスラーもファンもマスコミも、みのるが示したベクトルに向けて一緒に闘っているかのようだった。
全米のプロレスマニアまで魅了した一期一会の闘い。それこそレッドカーペットの花道を用意して、鈴木みのるを表彰してもいいのではないだろうか(笑)。
だけど、みのるは「フン」と鼻で笑いそう。一期一会ならもう終ったことだろ、俺は今を生きている、今はただアイツをブン殴りたいだけ。
そう言うに決まっている。
##
一期一会の闘いだと金沢氏が解明。なるほど。
ボクは会場で見届けることができた。あの空間はタマらないものがあった。自分にとって最高の試合。だけれども、まわりであったり、若いファンがどう評価しているかはわからなかった。賞レースを総なめにしたのだから、しっかりと届いたんだろう。
「両国の棚橋戦はいい試合でした」
「いい試合じゃダメなんだよ。勝たなきゃ」
みのるの著書サイン会で、ボクの問いかけにみのるはそう答えてくれた。そのときには断言できなかったが、もう断言していいだろう。2012年で最高の評価を受けた試合を闘ったことで、みのるは「勝った」んだと。一つの勝利をつかんだんだと。
>> プロレス・格闘技人気ブログランキング
>> M.GIGIE(フォトグラファー)|鈴木みのるOfficial Photo Site展示
■□T.SAKAi 当サイトでの事実誤認・誤字の指摘、感想・苦情等は左下・ココログマーク下「メール送信」から。大変助かります。
« 携帯サイト「KAMINOGE Move」が終了へ~ニュースは少なめながら秀逸だった各種企画・連載 | トップページ | 前田日明がアウトサイダー大阪進出(9・12月)を宣言~豪州版&英国版アウトサイダーも始動へ »
« 携帯サイト「KAMINOGE Move」が終了へ~ニュースは少なめながら秀逸だった各種企画・連載 | トップページ | 前田日明がアウトサイダー大阪進出(9・12月)を宣言~豪州版&英国版アウトサイダーも始動へ »
















































