なぜ柴田勝頼は永田裕志&後藤洋央紀に2回ずつビンタしたのか~両国での行動の意図を明かす
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新日本プロレスのビッグマッチ4・7両国国技館大会にて注目された「永田裕志&後藤洋央紀VS桜庭和志&柴田勝頼」の一戦。バックドロップを空中で切り返そうとした桜庭が右手から着地。負傷でレフェリーストップ負けとなった桜庭、、、
・ 桜庭和志は右ヒジ関節脱臼、骨折はなく全治2~3カ月/博多どんたくで後藤洋央紀vs柴田勝頼決定: カクトウログ
その試合後シーンで、桜庭のパートナー・柴田が永田&後藤を二度ビンタするという行動に出た。
・ 新日本プロレス4・7両国国技館大会速報観戦記まとめ~棚橋×オカダ、永田&後藤×桜庭&柴田: カクトウログ
・ 04/07(日) 16:00 東京・両国国技館|INVASION ATTACK|大会結果一覧|Match Information|新日本プロレスリング
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柴田を後藤が分断する中、永田がバックドロップを繰り出すが、桜庭が空中で切り返して押し潰す。ところが、着地の際に右肘を負傷してしまい、続行不可能と判断したマーティー浅見レフェリーが、試合をストップした。
試合後、永田&後藤と柴田が睨み合いになり、柴田が2人に張り手。一方、ようやく立ち上がった桜庭は、永田のもとへ歩み寄り、互いに「もう1回」の意思を示した。
後藤「試合的には、最後あんなかたちで残念というか。アイツが、リング上で言ったのは、『おまえら二人を一人で相手にしてやる!』と。柴田がリングでそう言ってたんです。それを聞いて、コイツさすがだな、と。あらためて、もう一度ガンガンやりたいな、と。今日は、不完全燃焼でしたけどね。いつでもいいですよ」
永田「これで終わったら、俺もくやしいし、桜庭選手本人もくやしいだろうし。柴田だって無念だろう。だから、アイツのビンタをあえて受けましたよ。くやしいのをぶつけるところがないだろうし。ただ、試合ではこうはいかないですよ! ……でも、試合って怖いですね。受身一つ間違えば、ケガになる。そこを改めて思いました」
柴田「もう1回だな! あのタッグと、もう1回だな! いいぞ! 次、俺一人で、やってやるよ、2人!文句ねぇだろ?! 一人やってやるよ! 2対1で!以上!!」
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2階席の遠目からも、柴田が永田&後藤に1対2で再戦しようと主張しているのはみてとれた。二度のビンタに、ただ張られるだけでリアクションをみせない永田&後藤。観ていてイライラ。
バックステージ。後藤は天然なのか、「コイツさすがだな」とコメント。永田は「柴田だって無念だろう。だから、アイツのビンタをあえて受けました」とした。
4/10更新分の携帯サイト「プロレス&格闘技DX」の日記で、柴田はビンタの意味を明かしている。
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二人に言いたい。
怪我した人を見るのは初めてなのか?と。
プロなら最後までプロに徹して欲しい。
職業柄、怪我は仕方がない。どんなプロフェッショナルな人でも、いくら鍛えている人でも、怪我する時はしてしまうのだから。そもそもプロと名の付くリングは、そんな安全なことをしているワケではないんである。
リング上で素に戻るなと言いたい。
「お家に帰るまでが遠足」と一緒で「リング降りて家に帰るまでは試合」。むしろプロレスの場合は、試合が決まった瞬間から試合は始まってるようなものです。
あの日の試合直後の二人は、自分のビンタに応えるワケでもなく、何もせずにただ怒られている子供のようにボーッとつっ立ってた。(学校で遊んでた子供が誤って校舎のガラスを割って先生に怒られているんじゃないんだから...)
悪いけど、どれくらいの覚悟でやっているのか?と思った。
だから二回ずつ張ってやった。
(中略)
とにかく、桜庭さんの怪我が治るまでの間は、新日本という大きな組織に飲み込まれないように頑張りたいと思います。
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桜庭と歩調を合わせた参戦となっている柴田にとって、月1回ペースでの試合は他の選手以上に全身全霊を込めた闘いとなる。パートナーが負傷したのは(心の中ではものすごく心配だろうが)、闘いであるからしょうがない。続きは1対2でやろうという意欲に柴田はあふれる。
本来であれば、後藤が決起、永田をリング下に下げて「柴田とここでやってやる」と返答するのが筋だろう。もちろんまわりは止めざるを得ないだろうが、それでもあえて行動するのがプロレスラーなはずである。
なのに「つっ立ってた」だけの永田&後藤を、柴田は張っていった。
想像だが、柴田は5・5博多どんたくで同一カードとする新日本サイドの方針を聞いていたんじゃないだろうか。だから、その場での試合再開なり博多再戦は1対2でやってでも穴を空けたくないという思いが炸裂する。今ごろ、改めて柴田はガッカリしているに違いない。「やっぱり新日本は、博多で1対2のカードを組んでくれなかったか」と。
時代錯誤かもしれないし、観客無視かもしれない。それでも柴田は、自身の信じるプロレスラーとしての思考をやめない。
日記の結びの文章。「新日本という大きな組織に飲み込まれないように頑張りたい」。これは、新日本プロレスへの単純な反抗心を書いているわけじゃない。ボクにはそうみえる。
後藤よ、永田よ。ちょっとやそっとのアクシデントがあって止まるような「闘い」しかできないなら、プロレスラーを名乗る資格はないんじゃないか。会社が期待する流れからハミ出したときに何もできないオマエたちは、新日本に飲み込まれていやしないか。柴田はそう主張しているように感じる。
新日本プロレスにリターンしてきてから、いくら柴田が各メディアで新日本はヌルイという主張をしてもいまひとつピンと来なかった。だけれども、こういったプロレス観や感情がほとばしる柴田は大歓迎。
本当の意味で柴田が“戻ってきた”予感がする!
おまけ。最近の当サイト柴田関連記事。
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・ 柴田勝頼、ドームを前にKENTAと極秘練習していた/中邑真輔、真壁刀義の意外な柴田評とは?: カクトウログ
※4/14 01:35追記
東スポでも記事になっている。ご参照を。
・ 柴田が洋央紀に「1対2ハンディ戦」要求 東スポWeb – 東京スポーツ新聞社
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