全日本プロレス6・30両国国技館速報観戦記まとめ~団体分裂前の所属選手が揃った最後の大会
全日本プロレス6・30「2013 プロレスLOVE in 両国~an abiding belief~」両国国技館大会を会場にて観戦しました。当サイトにリアルタイム速報観戦記をUPしましたが、つないでひとつにしましたので改めてどうぞ。[観戦記全文]
・ 06/30(日)東京・両国国技館(全日本公式)
・ 6/30【全日本プロレス】三大タイトルマッチ(スポーツナビ)
* * *
正式ジャッジは追記した緑字の記述をご確認ください。
★16:06 | 速報します、全日本プロレス両国国技館16時〜何が起きる?現行の所属選手による最後の大会
<会場・両国国技館から速報中>
日曜出勤を早めに切り上げることができたため、急遽当日券で観戦します。携帯から当サイトにリアルタイム速報観戦記を入れますのでリロードしながらお楽しみください。
▼3WAYマッチ
[1]大和ヒロシ vs 宮本和志 vs 佐藤光留
[2]渕正信&SUSHI vs 本田多聞&MAZADA
[3]船木誠勝&河野真幸&金本浩二 vs 曙&浜亮太&西村修
[4]太陽ケア&大森隆男 vs ジョー・ドーリング&中之上靖文
〜休憩〜
▼KENSO復帰戦
[5]KENSO vs 潮崎豪
▼アジアタッグ選手権
[6]【第92代王者組】鈴木鼓太郎&青木篤志 vs 【挑戦者組】カズ・ハヤシ&近藤修司
※鈴木鼓太郎&青木篤志組、2度目の防衛戦
▼世界ジュニアヘビー級選手権
[7=セミ]【第35代王者】金丸義信 vs 【挑戦者】田中稔
※金丸義信、4度目の防衛戦
▼三冠ヘビー級選手権
[8=メイン]【第46代王者】諏訪魔 vs 【挑戦者/チャンピオンカーニバル2013優勝者】秋山準
※諏訪魔、初の防衛戦
現行の所属選手による最後の大会、、、いったい何が起きるのか?
★16:21 | 全日本プロレス両国速報1
<会場・両国国技館から速報中>
▼3WAYマッチ
[1]大和ヒロシ vs 宮本和志 vs 佐藤光留
入場するなりケンカ腰でお互いに突っかかろうとする大和と佐藤。レフェリーが制止するも、ゴングが鳴ると止まらない。割って入ろうとする宮本にブーイング。
宮本が二人まとめて投げるなど気を吐く。張り合ってるはずの二人、もみ合っているうちに大和のジャーマンと佐藤のブレーンバスターの合体雪崩式攻撃が完成して宮本に成功。宮本はサンドイッチハイキックも食らう。
すると大和と佐藤二人の攻防となり、8分、気持ちのぶつけあいから佐藤が投げっぱなしジャーマン(宮本は場外見守り)。佐藤があっさりめの勝利。観客「えー」。
大和はリング上で深々と礼。さらに花道途中で深々と礼。
○佐藤光留(8分04秒、投捨てジャーマンスープレックス→エビ固め)大和ヒロシ×
※もう一人は宮本和志
★16:31 | 全日本プロレス両国速報2
<会場・両国国技館から速報中>
[2]渕正信&SUSHI vs 本田多聞&MAZADA
さんざんスシがやられたところで渕にスイッチ。元気いっぱい、ボディスラムにいこうとするも本田を持ち上げられず腰がイタイイタイポーズ。しかしドロップキックは渕がキレイに決めて大歓声。
スシがノータッチトペで本田を分断。MAZADAは渕に急所攻撃、ぐらついた渕だったが逆転の首固めで文字通り丸く試合を収めて勝利。
○渕正信&SUSHI(9分31秒、首固め)本田多聞&MAZADA×
★16:43 | 全日本プロレス両国速報3
<会場・両国国技館から速報中>
[3]船木誠勝&河野真幸&金本浩二 vs 曙&浜亮太&西村修
金本と西村が先発。西村がエルボースマッシュ、倒立と得意の動き。しかし倒立直後の西村に、カットで入った船木がキック。主導権を握らせない。金本は顔面ウォッシュ。
中盤、河野と曙が大型同士のぶつかり合い。曙がショルダーバスター。ランニングボディプレスはフォールを船木がカットするも、曙は河野にさらにランニングボディプレス3連発。これで河野が6分、沈んだ。
決着すると、だれかれともなく両チームで称えあうように握手で終了。この場をかみしめるかのように。
船木誠勝&×河野真幸&金本浩二(6分20秒、ジャンピングボディプレス→体固め)曙○&浜亮太&西村修
★17:09 | 全日本プロレス両国速報4
<会場・両国国技館から速報中>
[4]太陽ケア&大森隆男 vs ジョー・ドーリング&中之上靖文
個別入場テーマソングでゲットワイルド、大歓声の大森がケアを制して先発。中之上が受けて立つ。続いてケアとドーリングの対戦。
ケアにも歓声。ドーリングとまずまずのスピード感のあるエルボードロップのスカしあい。
ケア、サンケアキックから中之上を担ぐが、ドーリングがカット。場外戦でケアにダメージ。リングに戻り、ドーリングのエルボードロップ。以前より精悍に感じられる中之上も続く。
大森と中之上。大森がハンマーパンチ、中之上はミサイルキック。10分、ケアのTKO34thの加勢を挟んで大森アックスボンバー。中之上が沈む。
ドーリングはケアと握手してあっさり退場。ダメージ深い中之上に大森、ケアが語りかけ、握手。そして、大森、ケアが中之上の両サイドを固め、中之上の手を上げて観客に対してグルリ。まるで中之上の全日本卒業を壮行するかのようなシーン。中之上は最後に四方に礼をしながら、目頭を押さえる。
分裂へのアナウンスは何もないが、いくつもの激励やエールの送りあいがある両国の光景。
そして、試合はいつもの全日本プロレス。みていて複雑な気持ちになる。
休憩です。
太陽ケア&○大森隆男(10分08秒、アックスボンバー→エビ固め)ジョー・ドーリング&中之上靖文×
★17:45 | 全日本プロレス両国速報5
<会場・両国国技館から速報中>
観客の入りは一階六割、二階二割といったところ。一階のマス席は二人ずつ入れてる。
▼KENSO復帰戦
[5]KENSO vs 潮崎豪
潮崎のチョップに顔をしかめたKENSOだったが、張り手と逆水平のラッシュでお返し。続けてKENSOはトペ敢行するが、潮崎はかわす。場外戦、潮崎がラフプレーでKENSOをいたぶる。潮崎にブーイング。
5分経過。
ブレーンバスター合戦に競りかったKENSOだったが、潮崎は足4の字固め、長時間決まる。KENSOの足に照準。もがいてもがいてもがくKENSO劇場。
チョップ合戦。潮崎のチョップ音にドヨメキ。KENSOの胸が真っ赤。しかしキックまじえて打ち勝ったKENSOがトペ成功。
チョップ合戦からKENSOが投げっぱなしジャーマン。潮崎のラリアットも炸裂。潮崎の打撃ラッシュ→ラリアット。そして14分35秒、潮崎がゴーフラッシャーで圧巻の勝利。
大の字になったKENSO。フラフラしながらリングをぐるり、観客に挨拶。マイクなく引き揚げた。
×KENSO(14分35秒、ゴーフラッシャー→体固め)潮崎豪○
★18:12 | 全日本プロレス両国速報6
<会場・両国国技館から速報中>
▼アジアタッグ選手権試合
[6]【第92代王者組】鈴木鼓太郎&青木篤志 vs 【挑戦者組】カズ・ハヤシ&近藤修司
※鈴木鼓太郎&青木篤志組、2度目の防衛戦
認定書がガオラ関係者から読み上げられるも、認定証の責任者が「太平洋沿岸レスリング連盟」そのあとに名前がなくて、リズムが変。
序盤戦、いきなりバーニングが二人逆方向に同時トペ。しかしカズ組の連係による切り返しもなかなかやる感じ。鼓太郎が足を狙われる。
コーナーでの近藤パワーボム狙い、鼓太郎ウラカン狙いの攻防は見ごたえあり(鼓太郎が制す)。
カズの青木へのファイナルカットは鼓太郎がカット。カズ組は雪崩式の合体投げ技。
鼓太郎はエルボースイシーダ。青木はダイビングボディプレス→ラリアット。
複雑に絡み合う攻防を経て、青木が飛びつき腕十字→三角絞めをカズに。カズは持ち上げ脱出。
いくつもの両チームの読みあい、切り返しを経て、、、
カズ、パワープラントはカウント2。粘る青木、アームロック→腕十字→複合型腕固めで逆転。16分55秒、レフェリーが試合を止めて王者チーム防衛。
濃厚な試合を完走した両チームは握手でノーサイド。
【第92代王者組】鈴木鼓太郎&○青木篤志(16分55秒、変形腕ひしぎ逆十字固め)【挑戦者組】カズ・ハヤシ×&近藤修司
★18:45 | 全日本プロレス両国速報7
<会場・両国国技館から速報中>
▼世界ジュニアヘビー級選手権
[7=セミ]【第35代王者】金丸義信 vs 【挑戦者】田中稔
※金丸義信、4度目の防衛戦
全日本プロレス勢が敗れていくのを見て立ち上がったはずの稔が離脱派という複雑な設定の試合。
18時18分、ゴング。
アームホイップ合戦などでまずは相手の力量をはかる両者。稔は肩のテーピングが痛々しい。
伸びのあるドロップキックで金丸をリングアウトさせた稔は“髪型を直す”パフォーマンスからプランチャー。かわした金丸はエプロン助走からの飛びつきDDT。逆転に成功する。
金丸は首4の字。逃れた後も首筋を押さえてダメージ深い稔。やっと場外ブレーンバスターでお返し。リングイン、稔前転からのドロップキック→金丸のダイブを下からドロップキック迎撃。金丸雪崩式ブレーンバスター。
攻防を挟んで、金丸が串刺しラリアット。首筋がキツイ稔はたびたび立ち上がれない。なんとか稔はドラスク→シャイニングヒザ。
15分経過。
稔がジャーマンから顔面ドロップキック。稔のファイヤーバードスプラッシュはカウント2。
金丸がタッチアウト→雪崩式DDT→タッチアウト。カウント2。タッチアウトは稔カウント1。さらにタッチアウト三発、20分20秒、金丸勝利。こんなにもフィニッシュを消費しないと決まらないのか!?
稔は入場時に背負うようにかけてきた全日本プロレスマークの黒いバスタオルを再び肩にかけた。金丸と握手したあとに、バスタオルを丸めて観客席へ投げる。最後に背負った、というメッセージか。
○【第35代王者】金丸義信(20分20秒、タッチアウト→片エビ固め)【挑戦者】田中稔×
★19:33 | 全日本プロレス両国速報8
<会場・両国国技館から速報中>
▼三冠ヘビー級選手権
[8=メイン]【第46代王者】諏訪魔 vs 【挑戦者/チャンピオンカーニバル2013優勝者】秋山準
※諏訪魔、初の防衛戦
大きな「キョーヘー!」合唱。
18時49分、ゴング。ロックアップでスタート。組み付きあってポジションを奪い合う。諏訪魔タックル。秋山のランニングヒザは空を切る。
秋山が打撃開始。諏訪魔はショルダータックルで返すも、秋山は主導権継続。
場外戦へ。5分経過。
場外で立て直した諏訪魔、リングイン。秋山を踏みつけ。エルボー合戦→諏訪魔フロントスープレックス、エルボードロップ、ボストンクラブ。
腰を痛めた秋山がグロッキー。10分経過。
諏訪魔ラリアット。秋山ラリアット→ランニングヒザ→フロントネックロック。これは諏訪魔が持ち上げて脱出。
秋山コーナーダイブを諏訪魔がラリアットで迎撃、強烈だ、ドンという鈍い音がした。
諏訪魔、ドロップキック→トペスイシーダ。すこし諏訪魔の足がロープに触れたがなんとか決まった。
リングイン、諏訪魔ラリアット→ラストライド狙いは秋山が暴れる。秋山、ランニングヒザを二発→エプロンでDDT→顔面砕きのようなパイルドライバー。
秋山、グラウンドフロントネックロック→カウント2。隙を突いて諏訪魔がバックドロップ。しかし秋山はヒザ→エクスプロイダー→諏訪魔バックドロップ。両者ダウン。
20分経過。秋山が頭突きからランニングヒザ連発。さらにエクスプロイダー、カウント2。
なおも秋山がエクスプロイダー狙い、諏訪魔はドライバーで返す。張り手合戦→諏訪魔はバックドロップ→ラストライドはためにためて発射。25分29秒(※正しくは22分29秒でした)、諏訪魔が防衛。
○【第46代王者】諏訪魔(22分29秒、ラストライド→体固め)【挑戦者/チャンピオンカーニバル2013優勝者】秋山準×
この二人らしいタフな試合を堪能。されど、軍団抗争に集中して観戦できない環境がもどかしい。
潮崎が諏訪魔の前に立ち、ニラミをきかす。これもまた空転している感がある。
LRメンバーが全員で手を挙げる。場所は違えど、頑張ろうというお互いへのエールだろう。
諏訪魔がマイク
「本日はご来場ありがとうございました。そして、武藤さん、ありがとうございました。これから全日本プロレスの看板を守り続けます。応援よろしくお願いいたします!」
ビッグマッチにしては簡潔なシメも、全日本プロレスらしさか。騒動チックなシーンも、退団した武藤登場もなし。伝統的な試合勝負。
何か静かに二分していくだけのようだ。因縁も何もないのに、舵取りする側の都合だけで、、、本当にそれが実感できた大会。
速報終了です。
開演時間の会場風景。ガラガラだったが、このあと1階席6割、2階席2割程度まで埋まる。ただし、1階席のマス席は2人入れ仕様。
離脱して武藤派となる選手たち、フリーとして全日に上がってきた選手たちが、「またいつか闘おう」とばかりに握手。
敗れた稔。全日本プロレスロゴマーク入りの黒タオルを肩にかけながら、金丸と握手。
この試合後は残留派と離脱派で別々になってしまうラスト・レボリューション(LAST REVOLUTION)。魂はひとつとばかりに、全員で手を挙げた。
三冠王座を防衛した諏訪魔は全日本プロレスの看板を守るというストレートなアピール。大会が幕を閉じた。
■□T.SAKAi
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