白石新社長が新日プロへの謝罪と合議制導入を発表~武藤敬司は現れず無言貫く=全日後楽園
全日本プロレスの新社長に就任した白石伸生社長。1日の四日市大会では、選手たちからの反発の声もあったが、、、
・ 2013.06.02 新社長就任をHP発表で知らされた選手たちは困惑~カズ・ハヤシ「あの社長にはついていけない」: カクトウログ
2日の後楽園ホール大会で、、、
・ 06/02(日)18:00 東京・後楽園ホール 全日本プロレス オフィシャルサイト - 公式ホームページ
・ 全日本プロレス「RISE UP TOUR 2013」最終戦|試合速報|格闘技|スポーツナビ
改めて白石新社長が挨拶を行った。スポーツナビより。
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大会開始前に、全日本プロレスシステムズの新社長となった白石伸生氏がリングに登場し挨拶。客席の一部からは、罵声やブーイングも飛び交った。
白石社長は「本日はお忙しい中、ご来場ありがとうございます。6月1日付けで代表取締役に就任しました白石です。マスコミ含めてご心配をおかけしていますけど、現状をお話しします。私は30年間、新日本プロレスのファンでした。私は1972年10月に生まれまして、全日本も同じ1972年10月に誕生した。私は以前から武藤(敬司)さんの大ファンで、新日本の頃から含めて武藤さんに関わってきて、それが縁で再出発をサポートすることになりました。でも、ファンで見ていた時と、実際に内部に入った時ではいろいろ意識の乖離があって、分裂騒動という形になってご心配をおかけしてすみませんでした。今回、報告と謝罪からスタートしました。ファンと意見を交換しようとFacebookをスタートしたものの、行き過ぎたコメントや意見で、ライバル会社である新日本プロレスさんにもご迷惑をおかけしました。明日以降にも、木谷オーナーと菅林社長には正式に謝罪をしに行きたい。まだまだ未熟者なので、この会社をどうサポートしていくかは、幅広く意見を求めながら、合議制でいろんな意見を聞いて、とりまとめた上で、新しいプロレスというものを追求していきたいと思います。武藤会長とも話を進めています。私はプロレスに生きていく上での勇気や元気をいっぱいもらってきた。1年前までは観客席に座っていたのが、業界に入って、見たくない物を見て、過激なコメントになって申し訳ないと思います。プロレス村を改革したいのが僕の信念。もっと全日本を明るく、楽しく、激しく、よりハードに発展させていきたい。もっと皆さんのご指導、ご支援を賜りたいと思います。分裂はしないよう、最大限の努力をしていきたいと思います。今後も一丸となって頑張っていきたいので、よろしくお願いします」と挨拶した。
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“シナリオ重視の新日本プロレス”などとフェイスブックに暴走記述していた白石新社長は、この点をまずは謝罪。まるで別人のような変身ぶり。全日本プロレスのサポート方法としては合議制であることを改めて宣言した。
白石新社長の挨拶、観客見送り写真はこちらにあり。
・ nWoな人々-Puroresu : 全日白石伸生社長が後楽園で挨拶!「新日本の木谷会長と菅林社長に謝罪したい」会場からは拍手も!New president of AJPW Shiraishi showed up in Korakuen
携帯サイト「プロレス&格闘技DX」より白石新社長のバックステージインタビュー。
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私が新会社に関わってから、幸か不幸か結局注目を浴びてしまったんですけど、ファンの方々も少しずつですけれど、私の考え方だとか(を理解してきてもらっている)。全日本プロレスについていく選手なのか、武藤敬司という選手についていく選手なのか。今はいろいろと分裂の話が出ていますが、ただファンの方々には正直でありたいというのが信念ですので。ファンの方々と向き合って、それからレスラーの人たち1人1人と明日以降に話をして、私の考え方をしっかりと伝えた上で、残る・残らないを決めてもらいたいなと。私と武藤さんが揉めているのは、武藤さんが今までやってきたやり方を、10年間で一息ついて、新しい形でやっていくのか? 今までと変わらない体制でやっていって、また将来的に破綻を起こすのか? その差だと僕は思っています。まあ、武藤さんにはしっかりと話した上で、別の鞘にちゃんと戻るのか。別れるのかは決めたいなと。ただ、仮に2つに別れたとしても、全日本プロレスという40年の看板の重みというのは。やはり日本プロレスから引き継いでいるものですよね。それをもっと大切に育んで、新しいものを目標にしながら、しっかりと全国に伝えていきたいなと思います。
(株に関しては?)武藤さんについては代理人とウチの現場の事務レベルでいろんな話し合いが進行しています。ただ、僕はもともとプロレスに恩義を感じてこの世界に入ったもんですから、あまりお金の面でどうのこうの言うよりかは、選手なりスタッフなりの生活の保証がちゃんとできるのかどうか。その保証の証明書ができれば、いつでも僕個人は引いてもいいと思っています。今は実務レベルで話をしていますけど、僕が武藤さんに言っているのは50%の株式だったらタダであげてもいい。その代わり、武藤商店からカンパニーへとちゃんと集団を変えてという話をした上で、会社の運営をやっていきましょうと。それが武藤商店からカンパニーへと変わることで。ただ、それがどうしても武藤商店にこだわって、新団体というのであれば、それはそれで彼の生き方だと思います。彼についていく選手のサポートを僕は陰ながらしてあげたいと思っているので。どちらの団体に資金サポートの話も出ていますけど、それはそれで必要ならばしていいかなと僕は思います。
(契約は両国まで?)両国までという意見もあるんですけど、今は7月8月に巡業で決まっていることもあるものですから、そこに迷惑がかからないように。今月に明日以降で話をしまして、残る選手については今月いっぱいで契約をいったん解除して、新しい契約を結ぶと。出て行かれる選手については、9月上旬あたりか9月いっぱいあたりまでで、円満に契約解除をして、10月1日からはどうぞご自由にというスタンスで話をしようかなと思ってます。僕はスタッフたちに気持ちよく仕事をしてもらいたいので。残る選手も出ていく選手も。そういった意味で、全選手6月いっぱいでいいかなと思っています。いろんな絡みが見れるのは、7月8月ぐらいのままで。で、残る選手は今月いっぱいで契約解除。7月から新契約。出て行かれる選手については9月いっぱいで契約解除という形で、最後は円満に離脱をしたいなと。仮に新団体を作るとしても、道場がないとかそういう問題が出てきますので。それまで道場は無料で使ってもらっていいと思っています。まあ、昔の全日本プロレスからノアという新団体ができた時のような、殺伐というか、揉めた形で出るお互い気持ちよくないですし、もし送り出すのであれば、気持ちよく…極端な話、最後の2、3試合は“ありがとう武藤敬司”“さよなら武藤敬司”と発表できるような形で、武藤さんと握手して僕は終わりたいです。まあ、そういう風に別れないように、6月いっぱいは最大限の交渉はしたいです。
(新日本への謝罪については?今後につながる?)そういうことではないです。私は基本的に鎖国をするべきだと思っているので。今のままでは、新日本さんとは層の厚さが違うので。それよりも、私のコメントで不愉快な思いをされた社員の方々、レスラーの方々、ファンの方がいますので。それについてきちっとした謝罪がしたいと思っています。フェイスブックは従来通りやっていきたいと思います。
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武藤敬司一派との分裂が噂されていることについては「武藤さんと握手して僕は終わりたい」としつつ「そういう風に別れないように、6月いっぱいは最大限の交渉はしたい」と言及。あわせて「仮に新団体を(武藤が)作るとしても、道場がないとかそういう問題が出てきますので。それまで道場は無料で使ってもらっていい」とも。
後楽園ホールでは選手たちの反応を、携帯サイト版「バトルニュース」から。
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【第2試合後】
――開始前新社長の挨拶がありましたが
金本「ふざけんな誰や新社長って!ふざけんなボケいっぺん死ねや!」
稔「皆言ってること同じじゃないですか?別に一貫して変わんないですよ6月1日から内田さんが社長がなくなったって言ったって。俺は内田さんが社長の時にこっち入ってるわけだし、だから何も変わらないですね。その新しい社長から直接何か言われたわけじゃないですからね。プロレス格闘技DX見て知りましたから。なんかピンとこないし変わらないです。俺らはその新社長がこの団体のオーナーになった去年の11月ぐらいからその前から全く変わらないですね。全日本見に来てくれたお客さん楽しませてまた全日本に来たいと思わせたい。その気持ちは一環して変わらないんで。今日も世界ジュニアとか世界タッグとかありますんで、新社長がどうこう関係なく、ガチンコセメントプロレスなんて屁でもないって試合見せますから」
【第3試合後】
船木誠勝&曙&浜亮太
曙「なんだあのフィニッシュ」
浜「いやもう、横綱」
曙「プロレスの神様降りてきた?」
浜「エルボー武藤さんに教えてもらったところもあるから、横綱がエルボーする時(泣きながら)…もう武藤さんの名前叫びながらエルボーしてて、もう絶対これで決めてやるって思いましたね」
曙「まあ頑張りましょう」
船木「これで終わるわけじゃないんで。まだまだ続きますんで。今日そういう空気になってますけどまだまだ続きますんで」
曙「しづらかったですね~」
船木「正直言えばこんな空気の中で試合するのも苦しかったですよ。今日3人で試合やれば元気出るかなってやりましたけど。頑張りましょう」
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選手たちの意識としては、武藤の存在が前提であることが改めて確認できる。
その武藤本人は、後楽園ホール大会にはあらわれていない(来場していたのでしょうか、情報ありましたら教えてください)。これにはちょっとガッカリ。いつ、どんな内容で口を開くのか。
一方で、メインの世界タッグ戦はツイッター上でも評判がいい! これは本当によいこと。リング上は充実しつつあるのだから、安心して闘える環境が早めに整ってほしいところ。
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