故金正日氏、あの平壌大会をお忍び観戦していた~独自の外交を引っ提げてアントニオ猪木が出馬
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各種ニュース報道にある通り、アントニオ猪木が5日、日本維新の会から参院選比例代表で出馬することを会見で明らかにした。
出馬の背景としては、他の報道やこちらの報道にもある以下が主なものとみられている。
・ 猪木氏擁立した維新の計算 東スポWeb ? 東京スポーツ新聞社
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●凋落著しい維新の会として、猪木の持つ“闘魂票”に期待。
●国民や朝鮮半島から反感を買っている慰安婦問題(維新の橋下共同代表の発言騒動)を吹き飛ばす。
●北朝鮮とのパイプを切り札に、維新の会として安部政権(自民党)に接近。
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東スポ記事のくだりの中では、さりげなく“故金正日氏は1995年に猪木さんが米国のリック・フレアーと平壌メーデー・スタジアムで行った試合をお忍びで観戦していた”との情報も明かされた。
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猪木氏擁立の狙いは、他にもあるという永田町の事情通はこう語る。
「猪木氏に、安倍政権に協力させることを計算しているに違いない」
猪木氏が議員時代、湾岸戦争中のイラクに単身渡り、独自の外交を行い日本人人質の解放に成功したのは、今でも伝説のように語り継がれている。この行動力が、安倍政権に役立つというのだ。行き先は、言わずもがなの北朝鮮だ。
実際、会見を終えた猪木氏は拉致問題について「当然、公的な立場になったら避けて通れない。私は25回訪朝しているが、朝鮮労働党幹部らと同じテーブルで酒を飲み交わしながら意見交換を行い、独自のパイプを持つことができた」と話し、飯島勲内閣官房参与の先の訪朝についても「(解決に向けて)扉を開いたが、これからどう発展させていくかだ。(安倍内閣に)協力は惜しまない」とキッパリ言い切った。
もし今、猪木氏が動けば、金正恩第1書記の後見人で叔母の金慶喜氏(66)や、その夫・張成沢国防副委員長(67)らの側近に直に交渉ができる。
「実は故金正日氏は1995年に猪木さんが米国のリック・フレアーと平壌メーデー・スタジアムで行った試合をお忍びで観戦していたんです。その席には正恩氏の叔母で今の後見人、慶喜氏をはじめ大勢の“金ファミリー”がいた。それほど太いパイプを持っている。それが重要なんです」(平壌情勢に詳しい関係者)
慶喜氏は朝鮮人民軍大将の肩書を持ち、北朝鮮の「陰の実力者」で“女帝”と呼ばれる人物。猪木氏が慶喜氏を口説き落とせれば拉致問題が前進することは間違いない。
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▼隔週刊 燃えろ!新日本プロレス 2012年 12/6号 [分冊百科]
11月22日発売!『38万人熱狂! 北朝鮮「平和の祭典」を見たか!?』ブル中野vs北斗晶/アントニオ猪木vsリック・フレアー/長州力vsビクトル・ザンギエフ/アントニオ猪木&ショ―タ・チョチョシビリvsマサ斎藤&ブラッド・レイガンズ/アントニオ猪木&タイガー・ジェット・シンvsビッグバン・ベイダ―&アニマル浜口
政党から出馬を依頼される理由は多々あれど、こういった独自の外交ルートを期待されるのは珍しい。猪木サイドとしても、北朝鮮による拉致問題への取り組みをここ数年アピールしてきたわけで、政治活動へとつなげられるのは本意でしょう。
一方で、猪木には参院議員を一期務めた後にスキャンダルで失脚した過去もある。猪木の女性議員秘書の告発本『議員秘書、捨身の告白 永田町のアブナイ常識』(佐藤久美子著/講談社刊/1993年)からのまとめ。
・ 維新の会より出馬、アントニオ猪木の“ダークな”真実…金銭スキャンダルの過去(1/2) | ビジネスジャーナル
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●ダークな猪木その1:スポーツ平和党は自民党がスポンサーだった
●ダークな猪木その2:イラク人質解放には右翼団体も同行していた
●ダークな猪木その3:東京都知事選出馬断念の裏で借金がチャラに
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スキャンダルをものともしないほどプロレス・格闘技ファンからの支持が絶大かというと、疑問符が付く。敵視するファンが多いのが実情だ。
▼子殺し~猪木と新日本プロレスの10年戦争 (宝島SUGOI文庫)
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内容紹介
カリスマ・アントニオ猪木引退後、長き迷走を続けた新日本プロレス。誰も書くことのできなかった壮絶な「親子戦争」のすべてが、元『週刊ゴング』編集長によってついに明かされる。橋本vs小川戦の真実、格闘技戦に臨んだ永田裕志、幻の「長州vsヒクソン」戦――。単行本には収録されなかった未公開エピソードを加え、ブシロード体制下の新日本を検証するプロレスファン必読の「完全版」。
内容(「BOOK」データベースより)
アントニオ猪木の引退後、団体史上最大の暗黒期に突入した新日本プロレス。専門誌編集長として、その壮絶な内幕を目の当たりにした著者が、長き迷走の「真実」を鮮やかに描き切る。大仁田の参戦、運命の橋本vs小川、そして格闘技との禁断の交戦―我が子に手をかけようとする猪木に選手たちは何を思い、どう行動したのか。新たなエピソードによって補完された新日本の「混沌の10年」を読み解くGKの絶対代表作。
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ボクも、前回出馬した際には「頑張れ猪木 スポーツ平和党」のオリジナルミニ看板をつくって猪木と一緒に走るなんてことをした。この記事を書きながら、猪木に対する感情がずいぶんと変化していることに改めて気づかされる。
特に40台以上のプロレスファンは、猪木によってプロレス界に導かれた一方で、業界外での行き過ぎた言動に閉口し、業界内における猪木の“子殺し”ぶりを複雑な気持ちで見つめてきた。
業界を牽引した功績は絶大だが、それだけに“ひっかかる部分”をチャラにするくらいの議員としての活躍を期待したい。ネガティブなものではなく、ポジティブなもので胸が張れる話題を提供してほしい。そして“利用される”側に回らず、引っ張っていく動きを見せてほしい。アントニオ猪木にとっての総決算ともいうべき闘いが、まさに始まろうとしている。
当選するかどうかが問われることにはもちろんなるわけだが、変なことをしないでくれよと思いつつ、猪木への視線を外せないボクらがいる。
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