KENTAがナガダンス好きを告白、柴田勝頼が敬礼ポーズでノア参戦受諾=プロレス談話室ユリオカで何が起きた!?
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14日、ユリオカ超特Qさん、豊本明長(東京03)さんが進行する阿佐ヶ谷ロフトAでのトークイベント「プロレス談話室ユリオカ ~第5戦~」に柴KENことKENTA&柴田勝頼が登場した。何が語られた?
* * *
たった2日間で100枚のチケット売り切れ。若干枚の当日券のみとなったプレミアイベント。KENTA独白、柴田独白、柴KEN揃い踏みの3部構成。
ユリオカ「このテーマ曲、スゴイかっこいいですけど手拍子しづらいですよね」
豊本「けーーーーんーーーーーたーーーーー」ってなっちゃう。
KENTA「だったらいっそのことコールしないでほしい(笑)」
グローバルリーグ戦を振り返る。新日本プロレスから参戦した永田裕志に優勝を許す結果に。
KENTA「もっといいカンジでここ(トークショー)に来たかったです。力不足で申し訳ない。ノアとしてはナガダンス(永田が優勝直後にノアマットで披露)は屈辱的。でも個人的に大好きですね(観客爆笑)。一生懸命な感じで。YouTubeで何度も見たり。ウチの大会でやられるのは屈辱ですが、もどかしい」
12・7有明で永田からGHC王座挑戦を受けるKENTA、予想だにしない事実を告白!
続いて関本大介、中嶋勝彦、モハメドヨネといった盟友たちについて語る。
「普段はノア内の充実を目指しているが、関本選手との闘いのような出会いは意味がある」
「中嶋? ジュニアの時からずっとやってきた相手。蹴り一発でひっくり返された。いい選手であることは間違いないですから。ブレイブで伸び伸びしてる問題? 合ってるんじゃないですかね」
「ヨネ? 性格的には合いそうな気がしてならない。試合では対応力ないけど、人間として対応力ハンパない。ズバ抜けてる」
最後は丸藤正道のこと。
KENTA「丸藤のフェイスロック開発? そういう技をリーグ戦で用意してくるのはさすがだなと。ボクにとっては対丸藤っていうのは特別なものがあるんで。丸藤がオシャレになった? 昨日もスカーフ巻いちゃって。夏からはカラーパンツ履いちゃって。ボクは数年前から履いてたのに、最近かぶってるって言われて心外(笑)。この夏抱えてた問題。髪型も試行錯誤してやっとたどり着いた感が(笑)」
ユリオカ「マイバッハいつまで一人なんだ問題はどうですか?」
この日は、“○○してた問題”という言い回しで節目節目がまとめられる展開に。
KENTA「ボクは来いって言ったけれど、彼が自分で選んだカタチ。確かに長い…」
ユリオカ「サスマタは2種類に増えたのに。小橋(建太)引退後のノアってどうですか」
KENTA「少しずつですけど、前には進んでいると思います。根強く応援してくれるファンもいますし、期待に答えたい。小さい一歩を重ねていくしかないですね」
柴田に関しても盟友たちについて聞かれる展開に。
柴田「オカダ(カズチカ)? チャンピオンになって支持されてますよね。触れてないと文句は言えないと思ってたんですが、触れてみて彼がチャンピオンというのは理解できるなと」
豊本「オカダさん、マイクをバスガイドさんみたいに持つんですよね(ちょっと巻いたように持つ、細かい点を指摘)」
柴田がオカダの弱点は2つあると言いながら、ここでは言えないと固く口を閉ざす。観客を巻き込んでいじられるが、やっぱり言わない。なら、言い始めなきゃよかったのに(笑)。
柴田「棚橋? 『プロレスが楽しい』って(柴田が)言ったら『どの口が言ってんだ』って(棚橋に言われましてね)。あいつは(考えていることが)わかんない。読めない。(新日本プロレス入門は)ボクが1年早く入っている。デビュー戦は一緒ですね。仲はフツーですよ。新日本プロレスを離れていた時期も、棚橋が週プロとかで表紙になっていると、本屋で視界に入って来るんで、頑張ってたことは知っています」
参考。
・ 柴田勝頼が新日本プロレス継続参戦を決意~G1で対戦した棚橋弘至「寝言は寝て言えっつーんだ、コラァ!!」 カクトウログ
続いて、あの男。
柴田「後藤(洋央紀)? やりやすいというか、どんどんやって上にいける試合だなと。アイツが高校に入ったとき『プロレスラーになる』って言ってて、ボクは『消防士になる』と。でも石沢(常光)さん、永田さん、中西(学)さんが練習の時に来てくれて触れてみると、プロレスラーってスゴイなと。さらにドームで対抗戦(新日本プロレスvsUWFインターナショナル)を見て、なりたいなと。小さいときはもちろん、なりたいのはプロレスラーでしたよ。でも深夜枠になって見てなかった時期がありました。(後藤については)やっぱり同級生同士が戦うって特別ですから」
豊本「齋藤彰俊と松永光弘くらいですね」
ユリオカ「だからスグ見つけちゃダメ!」
知識があるばっかりに、話の腰を折ってしまう豊本さん。
柴田「当時は石沢さん、橋本(真也)さんのファンでしたね。(後藤の技)牛殺しは伝授された? いや、YouTubeで見て。(オレって)意外とできるなと」
永田の話題に。
柴田「永田さんは昔から一番練習してた。ムダにコンディションいいじゃないですか。でも白目は問題。タッグのとき見てると、ときどき白目じゃなくなってる(チラッと黒が混じる)。カットプレーを気にしてるのか(笑)、もっとちゃんと剥けと」
ここでナガダンスを知らないという柴田のためにナガダンスが上映される。柴田は初めて見てドハマリ。
柴田「棚橋に『どの口が!』と言われる理由がわかった気がします。新日本は変わった。普段は(永田さんは)あんな感じですけど、リング上でやるのは斬新ですね。みんなダンスとかギターとかクネクネとか、取り入れないと(新日本は)いけないんですか?」
ユリオカ「そんなこともないんですけど、高橋裕二郎のお姉さん(セクシータレントを入場時に連れてくる)はどうですか」
柴田「けしからんですね」
ユリオカ「そんなお姉さんも、よく見てたら飯伏(幸太)選手の空中殺法があまりに凄くて拍手してましたよ、途中で(敵だから)応援したらダメだみたいになって(笑)」
桜庭和志が永田とタッグを組むことについては?
柴田「流れじゃないですか。自分たちのやりたいことがうまく表現できないというのもわかってましたし、桜庭さんも怪我しましたし、グレイシーが来ることもわかんないことだったし。別にボクはそれに対して何を言うとかないですし、自分の闘いは追求するしかないです」
ビッグマッチ限定からシリーズ参戦という切り替えもあるのか?
柴田「シリーズに出たい気持ちもありますが、自分の気持ちだけで決められるわけじゃない。昔の新日本と? 変わりましたね。懐かしさ3割。新鮮さ7割。(以前に自分が新日本を)辞めてから選手になった人もいっぱいいるし、G1はハードだったけど、楽しかったですね」
G1優勝の内藤哲也に関しては?
柴田「興味ないですね。(ドームのメインを決める)投票? 棚橋・中邑でいいんじゃないですか。凄いイメージですけど新日本が(内藤に)過保護過ぎて。やってみないとわかんない部分もありますけど」
ちなみに、棚橋は「僕が見たいカードは柴田vs内藤です。内藤は気が強いんで、柴田のようなタイプの相手と闘うと、内藤の魅力が爆発すんじゃないかなぁって…」と発言していたことがある。
・ 柴田勝頼戦で「楽しいな、オイ!」発言の棚橋弘至、実は9年前での柴田戦でも同じセリフを口にしていた カクトウログ
ついに、柴KENが揃い踏み。KENTAがいきなり「(柴田のトークは)しょっぱい!」。オカダの弱点話を中途半端に出してたことにダメ出し。反省の柴田はイッキ飲み。
これを柴田が何度も行うも、1度もイッキ飲みトライさえしないKENTA「すみません、撤回します。ボクの方がしょっぱいです」。
2人がつながったきっかけとは?
KENTA「ボクも人見知りなところがあり、お酒入っていろいろ話すようになって、試合への考え方だったり業界内に友達いないのもあって。孤立して自分の世界観を持ってるところは共通しているのかなと」
柴田「仲がいいと闘いづらい(だから仲のいい人はつくらない)」
KENTA「一緒ですね」
結ばれた絆。柴田の総合格闘技デビュー戦である名古屋でのHERO'SにKENTAが駆けつけた振り返りも。
柴田「けっきょく2人で組んだのは3回しかないですもんね」
KENTA「また見たいって人もいてくれますし」
KENTAは柴田に刺激を与えようと、WWE日本公演に連れて行ったり、中島みゆきさんコンサートに誘ったり世話を焼いてきた。されどWWE観戦はまったく響かず。柴田は2~3試合目で飽きてしまう。
KENTA「柴田選手は視野が狭い。何かを感じてほしい」
柴田「でも、(中島コンサートの誘い)コンサート2時間前ですよ、誘われたの!」
WWEのとき同様に前半で飽きてしまった柴田。しかし、後半は…。
KENTA「後半、中でも(柴田が知ってる曲が出始めた)終盤がやばかった」
柴田「ハンパなかった!」
KENTA「誘ったときに『ヘッドライト・テールライト』を唄うんなら行きますと言われて。(自分は)制作者じゃないのに(笑)。過去に自分が行ったときには1回も唄ったことなかったんですけど、本当に唄いまして」
柴田「キター!と思いました」
プロレス界に“戻ってきた”柴田をKENTAはどう見ているのか?
KENTA「試合は要所要所見てます。(柴田がG1で繰り出したKENTA譲りの)ゴートゥスリープ? こういうと何ですが、しょっぱかったです。(棚橋に仕掛けるも逆に)最後の最後で丸め込みで負けやがって」
柴田「それはスミマセンでした」
お互いに照れながら刺激をもらえる関係を告白し、両者気持ち悪さに苦笑い。
中邑真輔の話題に。
柴田「よくは思ってないですけど、でも言われるほど何とも思ってないです。試合も新日本さん次第じゃないですか」
マイルドなことしか言わない柴田に周囲がけしかける。
KENTA「悪口が聞きたいです(笑)」
柴田「ボクが思うには、新日本の中でプロレスとは何かを考えている人でしょうね。中邑、棚橋、オカダ、真壁(刀義)、石井(智宏)、飯塚。考えてる人は見てて違いますもん。中邑からもスゴイ感じてます」
KENTA「中邑の自分の世界観を持ってるところはプロレスラーとして価値がある。ただ、『オレのイヤァオアンテナには引っ掛からなかった』って言われたことがありますけど、こんなに引っかからなくて悔いがないこともないかなと。イヤァオアンテナって何だよ(笑)」
カラオケでは何を唄う?
KENTA「彼(柴田)の『BE MY BABY』は覚えてる。ビーマイベイビーが言いたいばっかりに、普通の歌詞のところもビーマイベイビービーマイベイビー言ってる(笑)。自分はミスチルだったり唄います」
これからの戦場は?
柴田「ノアに? 上がりましょうか」
豊本「ポテトほおばりながら言うことですか(笑)。有明?」
柴田「8日は名古屋で試合だね、あ、7日か?(出れることに気づく) ボクらはロミオとジュリエット。7日が空いてても(KENTAが闘うのは)ナガダンスの人じゃないですか」
KENTA「柴田選手を緑のマットで見たいファンはいます」観客拍手。
柴田の答えは…敬礼ポーズ!
ユリオカ「それ、KENTAの相手の人!」
柴田「いつでも。ノアは最近見てないですね」
KENTA「上がりたいなら会社に言いますよ」
柴田は酔っ払っており、目がトローン。マイバッハ谷口vs柴田勝頼がKENTAから提案される。
KENTA「やります」観客拍手
柴田「KENTAが生んだマイバッハに制裁を加える。KENTAのケツを拭く意味でやってもいいかと思いますけど」
観客拍手。柴田はまた敬礼ポーズ(笑)
ユリオカ「最後、ダメ!」
柴田「そのかわり、会場にいるオレに(永田勝利の)ナガダンスを見せるなよ!と」
豊本「逆にKENTA選手が永田さんに命令して躍らせれば。崇高なる遊びとして」
KENTA「会社に言いますんで。近々発表ありますよ」
ここでサプライズ。17日に34歳の誕生日を迎える柴田に、バースデーケーキのプレゼントが。KENTA&観客にハッピーバースデーを合唱され、柴田はかなり喜んで火を消す。
ここでも敬礼ポーズ。
ファンへのメッセージ。
柴田「それぞれの団体でやってることは違っても、タッグ(再結成)への道筋になれば。マイバッハとやればいいんでしょ?」
KENTA「次回はオレの誕生日の近くで。本当に楽しかったです。これからのモチベーションになりました」
柴田「有明で会いましょう」観客拍手。
* * *
とても再現しきれないのだが、一端は感じていただけたんじゃないかと思う。信頼し合っているからこそのKENTAと柴田のかけあいと、お笑い芸人ならではの引き出し。楽しい時間はあっという間に過ぎた。
タイトルは「KENTAがナガダンス好きを告白、柴田勝頼が敬礼ポーズでノア参戦受諾」とした。永田さんはスゴイ。それでいてお笑い一辺倒になったわけじゃない。語られた盟友たちは敵であったとしても、認めるものは認める。だけれども自身の譲れないスタンスは守っていく。このニュアンスは参加したファンだけが享受できる、だからイベントは貴重なのだ。
いちばん印象に残ったのは、「自分たちのやりたいことがうまく表現できない」と認めた柴田。あれだけ柴田らしさ全開の試合を毎回するのに、自身が意図したものとはギャップがあったり、あるいは少し違ったところにたどり着いた境地があるということか。その柴田をいじりながら同調し世話も焼くKENTAという構図。
所属や団体を飛び越えて、プロレスはこんなにも面白い。2人はそんなにトーク得意じゃないと思うけど、盛り上がった、盛り上がった。
それにしても、3度しか実現したことがない柴KENタッグ。どういった舞台、どういったタイミングで実現するのか。期待が膨らんでしょうがない。そのとき永田さんも絡んでくれるかな?(笑)
■□T.SAKAi
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