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2014.05.15

前田日明と高田延彦、絶縁までの系譜を追う~日本マット界に残された最大最後の和解は実現するのか

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051016wareomou いわゆるU系としての第1次UWF・第2次UWF団体活動を共にし、兄弟のような団結をかつて見せていた前田日明と高田延彦。されど、現在の交わりはなく、前田サイドは絶縁の意志をいくつかの場所で宣言している。
・ 2005.08.28 三回は我慢するが…高田延彦との関係【週刊 前田日明】 カクトウログ
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Q.前田さん、高田延彦とはプロレス時代から兄弟のように仲がよかったのに今は絶縁状態みたいですけど、この先もとの仲に戻るのでしょうか?

前田「高田とはファンの人が知っていること以上にいろいろなことがありました。基本的に自分は、人間関係でおかしなことをしても三回は我慢するんですが、彼はその三回を軽くオーバーしてしまったし、自分のやったことに対して謝罪もないし、彼には貸しはあっても借りは無いので、今後顔を見るようなことがあってもこの先関係を持つということは無いと思います」
(『プロレス・格闘技DX』)

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 とはいえ、多くのファンが追いかけた歴史を共同作業でつくってきた両者。まわりで数々のマット界での和解が成立していることもあり、復縁の可能性を探れるんであれば突っついてみたいというのもファンや関係者の本音なんである。『KAMINOGE』編集長の井上崇宏氏が前田本人に突撃した。
・ 【腕ひしぎ逆ブログ】 背中合わせの二人~前編~
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― 前号に掲載した内容で、特に注目されたのがT氏についての話、それと高田(延彦)さんとの再会の可能性について、前田さんが「自分の人生で必要ないことだと思う」とおっしゃったことです。ただ、ファンにしてみたら、お二人がいまのような絶縁状態に陥った流れが、わかっているようでわかっていないと思うんです。そこを説明していただけたりはできますか?

前田「いやーもう、なんて言うかね…。俺がいろいろ骨折ってやったことを、アイツはそれが当たり前になってきた。そのうちに『なんでおまえやってくれないんだ。おまえの立場だったらそれが当たり前だろ?』ってニュアンスになってきたんだよね。(中略)俺はひとりで、寝ずに、自分のカネを遣ってみんなに給料入れながら走り回ってるときにだよ。いつも貯金通帳の残高とにらめっこでさ、『ヤバいな、ヤバいな』ってときに、高田が俺に何を言ったか知ってる? 『自分にはそういう力がないんで、自分は道場をまとめときますから、安心してやってください』って」

前田「のちにUインター初期のスタッフをやっていた人間が言ってたんだよ。『いつ頃から動き出したの?』って聞いたら、時系列がもう全然合わないんだよね(笑)。俺はもう、いろんな人から当時のことを聞き取りしたからね。Uインターは、UWFを解散する前から動き出してた。ということは、高田のクーデターしかあり得ないんだよ。で、それをやって破滅するのは誰かっていうと、俺しかいない。『俺がおまえにいったい何をしたんだ?』って」

前田「そうだよ。でも、俺もまだあの頃はUWF最後のクーデター云々の真実を知らなかったんだよ。で、ヒクソンに負けて俺が、『これからどうすんの?』って聞いたら、『何も決まってません。もう現役を辞めるかもしれません』って言ってた。だったらもう、俺が出て行ってヒクソンとやるしかないと思って、リングスに交渉を始めさせたんだよ。
で、ヒクソンは『オッケー』と。で、『今度、ヒクソンのウェアブランドの立ち上げの記者会見があって日本に行くから、着いたらすぐに記者会見をやろう』と言ってきた。それでリングスの人間に空港に迎えに行かせたら、そこにPRIDEの人間も来て、そのままヒクソンをビューッと連れて行かれた。で、PRIDEが『高田vsヒクソンの第2戦をやります』って会見をやったんだよ」

― じゃあ、高田さんとは1回目のヒクソン戦後の「これからどうすんの?」「決まってません」というやり取りが最後ですか?
前田「そのあと、あったかなあ…。憶えてないな」
(『KAMINOGE vol.29』)

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 第2次UWFが解散し、高田は多くの選手をUWFインターナショナルに率いる。一方の前田はリングスを旗揚げする。この際に週刊プロレスが「高田、計画的クーデター」とも伝えたが、前田が高田クーデターを確信したのは後のこと。1998年の高田・ヒクソン第2戦以降だったようだ。

 本人からの意思表示のなかった高田・ヒクソン再戦の決定。そして、かつてのUWF解散時の高田クーデターを後追いで確信したこと。これらによって決定的なカウントが入り“三回は我慢するんですが、彼はその三回を軽くオーバーしてしまった”となる。前田は絶縁を決意した。

 ただ、“1回目のヒクソン戦後の「これからどうすんの?」「決まってません」というやり取り”の後にも前田・高田のコミュニケーションはあった。

 腕ひしぎ逆ブログさんが事実確認を続ける。
・ 【腕ひしぎ逆ブログ】 背中合わせの二人~中編~
・ 【腕ひしぎ逆ブログ】 背中合わせの二人~後編~

 第2戦が決定した際に、高田が前田に連絡。
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前田には、高田本人から連絡が入ったという。「2戦目をやることになりました、すいません」というような内容だったと伝えられる。それに対し、前田は「いいよ。頑張れよ」と告げたという。
(『迷宮Xファイル―あの事件はいったい何だったのか!? 』)

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 第2戦前に対談実現(単行本のため収録は第1戦より前だった可能性もあります)。
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前田「冷たいよ、高田は結婚式にも呼んでくれないしね。待ってても、結局、誘いがなくて用意しておいた御祝儀でひとりで酒飲んで終わり(笑)」

高田「Uインターには前田さんが嫌いな人がいっぱいいたからね。お祝いの場が険悪になっちゃうから(笑)」

前田「あの頃の高田(※新日との業務提携時代)は、すごい大人だったよ。(前田が)いろいろいっぱいいってると電話が(高田から)かかってくるんだよ。そしたら『ダメじゃないですか』って怒られてさ」

一同 爆笑

前田「だから『そうだなあそうだなあ。いいすぎたから明日はこうやっていおう』ってことがいっぱいあったよ。長州力(の顔面)をバンて蹴った時も電話がかかってきて『ああなるのはわかってましたよ。試合前の雰囲気でわかった』って」

高田「そりゃあ一番近くで観てるんですからわかりますよ」

前田「(略)アンドレ・ザ・ジャイアント戦の時もな、パッと見たら高田がリングに上がろうとして構えてるんだよ。だからこれはやらなあかんなあと思ってさ。あの頃は、もしなんかあったら助けに来てくれるんだろうなあっていうのがいっぱいあったよ」

高田「前田さんなりに気張ってたよね。『俺は前田や』『俺は先輩や』って(笑)」
(『T 多重ウェィブ 』1998年10月)

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 第2次UWF時代に「俺がいろいろ骨折ってやったことを、アイツはそれが当たり前になってきた」と変わっていった前田による高田評だが、新日との業務提携時代は違っていた。

 高田は慕っている相手・前田に対して、あえて突っ込むくらいの関係性をつくっていた。前田もアンドレ戦の際にセコンド高田の姿に勇気づけられ、「もしなんかあったら助けに来てくれるんだろうなあっていうのがいっぱいあった」と振り返る。

 第1戦直後、沈痛の高田に前田から留守電が入ったという。
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早朝6時。自宅に戻り、泥のように眠る。
ふと目覚めて、留守番電話の内容を確認。
高田「そしたら、前田(日明)さんから留守電が入ってたんだよ。この留守録が、嬉しかったね、内容が。(略)プライベートな自分と前田さんのつながりっていうかね。その電話に入ってた内容がすっごくね。3回か4回聞いたもん。こういう時に、こう思ってくれるっていうのはね、心に染みたよね。『ああそうか、ああそうか』と思いながら聞いたよね。それはよく覚えてる。二日酔いのなかで聞いてたけどね(微笑)」
(『72/744―高田延彦写真集』)

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 現在の前田への想いを高田が口にすることはないが、おそらく悪く思ってないんじゃなかろうか。

 腕ひしぎ逆ブログさんによる検証が記された。
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山ちゃんがよく言ってましたね、
「前田さんは喋りすぎ、高田さんは喋らなさすぎ」って。
高田にとって前田氏は“いつまでも頼りになる兄貴”でありながら、
“もう少しドッシリと構えていて欲しい”存在。
一方の前田氏にとっての高田は、
“黙って付いてきてくれる弟”でいながら、
“こっちから投げ掛けてやらんと何もせんのか?”という物足りなさも。
ズバリ言って、二人のすれ違いは時間の問題だったのでしょう。

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 主張する前田の意志は当然のようによく届いてくる。高田の意志は見えてこない。裏切られたとする前田。高田は裏切り者のレッテルを貼られながらも沈黙。

 だけれども、今回の記事でお届けした高田が前田を慕っている様子、前田が高田を頼りにしていたころの貴重な振り返り、といったものを読むとジーンとくる。あまりにもジーンとくる。

 前田ファンであるならば高田に対して構えてしまうファンが多いことだろう。ボクだってそうだ。だけれども、前田・高田らが率いた第2次UWFの輝きは忘れられないし、前田に欠けがちな“本当の仲間”を高田が担っていた時期が確実にあった。

 日本マット界に残った最大最後の和解劇。来るのか、来ないのか。その日を待ちたいと思う。

               * * *


 前田がプロデュースする「THE OUTSIDER 第31戦」6・22ディファ対戦カードが発表に。

 今回は初めて女子選手も募集がなされました。1試合だけエントリーされている。

140514_rings

・ 「THE OUTSIDER 第31戦」対戦カード(全29試合) -- Rings
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第14試合(女子シングルマッチ)
山崎 桃子 vs 調整中
(やまざき ももこ)
FROM/神奈川
HEIGHT/149.8[cm] AGE/20
【格闘技歴】
喧嘩

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 山崎桃子さんのプロフィール。
・ 山崎桃子のぶろぐ by 山崎桃子CROOZblog
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自己紹介
経歴
┌横浜市立本牧南小学校
├横浜市立大鳥中学校(転校)
├横浜市立岡村中学校
├ガソリンスタンド
├エメヒィール横浜ワールドポーターズSHOP店員
├コスメ営業
├キャバクラ
├ロイヤルパーティー ルミネ横浜SHOP店員
└(現在)事務職

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 えらく異色のファイターが上がることになりそう。


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