秋山準「全日本を選手、社員、ファンに戻していきたい」新会社設立会見~白石オーナーはW-1訴訟取りやめ
全日本プロレスが秋山準社長による新会社として出発することは4日に東スポがスクープしたが、、、
・ 新社長の秋山準を馬場夫人も支援、全日本プロレスが新会社で再出発~1月からギャラ遅配で選手決断 カクトウログ
6日、秋山準が会見で改めて発表を行った。
【全日本】「全日本と心中覚悟」 社長・秋山が新会社設立を正式発表、所属全13選手も参加
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— プロレス/格闘技DX編集部 (@PKDX) 2014, 6月 6
・ 全日本プロレス オフィシャルサイト – 公式ホームページ秋山選手が新会社設立を発表!所属全選手も参加、全日本プロレス継続へ!!
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6月6日、横浜市内の道場にて秋山準選手が会見を行い、新会社の設立を正式に発表。
現在の所属全選手13名、その他レフェリー、リングアナといったスタッフも追随。
新会社として全日本プロレスの発展の為に尽力することを誓いました。
■秋山準選手コメント
・ 東京スポーツに7月からの新体制ということで、いち早く発表になったんですけど、まだ詳しく何がというのはまだ言える部分といえない部分があるんですけど、選手、社員、全て一緒に頑張っていこう、一緒にやっていこうということで同意してもらってるんで、現状そのままでまた新たに全日本プロレスとしてやっていきたいと思っています。
・ ただ、白石さん側にまだ全日本プロレスという名前、他、諸々持ってるものがあるんで、そこをスムーズにこちらに何の条件もなく頂ければと思ってます。白石さんは『選手はもちろん社員の人にも全て納得いく形で』とおっしゃってるんで、社員の人にも納得してもらう形で新体制に来てもらえるように、今ほとんど話はできてると思うんですけど、まだ完全にという方があと一人、二人いるんで、その方にちゃんとお話して、全員で一緒にやっていきたいと思ってます。
・ 新会社設立の一番のきっかけはどこまで言っていいのかわからないけど、東京スポーツに白石さんの記事があって、選手の給料、ギャランティの遅配の問題とかもあって、白石さんは『選手にやる気を促すような形で一部止めた』ということもおっしゃって、それが今このような形になったのが僕たちにやる気を起こさせたのか、僕には分からないけど、お前たちでやっていくようなものをみんなで考えてくれともっていったのかわからないけど、結果的にこうやってみんなで、よし、やろうという形にはなったので、結果的に白石さんのおっしゃってることになったのかなと。一番の原因はそこかなと。
・ 全日本プロレスの歴史と伝統、そういうものをしっかり守っていきたいと思ったのもひとつ。全日本と若干違う方向に行きかけたこともあったんでね。全日本を選手、社員、ファンに戻していきたいこともあって今回こういう運びになりました。
・ 正直、全日本プロレス史上、一番最悪の形の社長就任かもしれないけど、ピンチはチャンスだと思うし、いろんな各先輩からチャレンジだぞといわれてるんじゃないかと思うし、正直いろんなことも悩みましたけど、今はやると決めたんで、前向きな気持ちしかないです。
・ リング上は変わらないですけど、変わったというのは見せていかないといけないし、それは今いる選手の中でどういうふうに見せられるのか、これは僕一人の力じゃできないんで、リング上で選手の力も必要。今いる所属もそうだし、参戦してくれてる選手もそうですし、そういう選手たちには信用というか、このプロレス界の中でもいい人材が揃ってると思うんで、必ずまた上に上にいけるんじゃないかと。楽観視はしてないけど、選手の力、社員の力を僕は信じてます。
・ 役員の構想としてはまだはっきり決まっていませんが、諏訪魔選手には入ってもらいたいなと。入ってもらいたいというか、彼も分裂してから一生懸命やってくれた選手ですし、一番状況とかも分かってる。リングの中ではやり合わないといけない人間ですけど、リングを降りたらいいタッグパートナーとして一緒に全日本を支えていってもらいたいと思います。
・ 歴代社長を身近でみてきて目標とする社長像は、馬場さんがもちろん目標ですよ。僕、ウチの娘が生まれたとき連れて行ったら馬場さんが抱っこしてくれて。『この子にずっと笑顔をさせとかないといかんよ』と。『俺もそうだけどな』と笑ってたんですよ。社長ってそうだと思うんで。選手、社員、その家族、子供にも笑顔をずっとさせてあげるような社長にならないといけない。
・ スポンサーはあるけど、基本、自力でやっていくのが大前提なんで。白石さんが言ってたけど、お金を出さなくてみんなに奮起を促すことはないです。給料が出てないのは社長失格だと思うんでね。俺は今まで一回もなかったから。諏訪魔選手は慣れっこで『半分でも』って言ってたけど、それを当たり前にしちゃいけない。できるというか、やらないといけない。今の選手なら最高のパフォーマンスを見せられると思うんでね。それに今までいろんなことがあっても応援し続けてくれたファンの人がいるんで、全日本が新日本に並び立つところまでもっていきたいですよ。全日本と心中覚悟です(苦笑) 。
・ 家族会議でウチの嫁さんとやる、やらないでずいぶん話し合ったからね。最終的に俺の『やるしかねぇんだ』の一言で『じゃあやって下さい』と。ウチの娘も『今まで贅沢させてもらったからいいよ』と。それが一番のアレかもしれないですね。次は僕の娘だけじゃなく、選手、社員も小さい子供がいるんで、その子たちも笑顔でいられるように頑張らないといけないと思います。
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印象に残るコメントはいくつかあるが、「全日本プロレスの歴史と伝統、そういうものをしっかり守っていきたいと思ったのもひとつ。全日本と若干違う方向に行きかけたこともあったんでね。全日本を選手、社員、ファンに戻していきたいこともあって今回こういう運びになりました」というところを秋山がしっかり言ってくれたことが嬉しくなる。
この動きの取りまとめ役としての信頼が周りからもあるからこその就任であり、もちろん旧全日本を知っている男という点でも“全日本を戻す”担い手として期待したい。
ひとつ会見に注文があるとすれば、秋山、諏訪魔、潮崎豪という3ショットなんかも見たかったなぁ。リング上は諏訪魔、潮崎あたりのバリバリ世代が担っていかなければならない。
会見中は、全日本という名前の使用は確約が得られていないというニュアンスだったが、他の報道では白石伸生オーナーは無償譲渡の意図を明かしている。
・ 白石オーナー「秋山全日本」を快諾!名称もベルトも無償譲渡 東スポWeb – 東京スポーツ新聞社
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秋山らが新会社設立へ動いた要因とされるファイトマネーの遅配については「カネはあるところにはある。甘えた体質が治らなかったので(親会社から全日プロに支給する額を)1月から絞った。良薬になったのでは?」と説明した。
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「甘えた体質が治らなかった」というコメント。白石オーナーの存在なくしては全日本継続はなかったわけだが、ここからは“団体現場”と白石オーナーが最後まで一体化しなかったことが見てとれる。こういったところを正常化させるのが秋山の役割でしょう。
さて、倒産寸前だった全日本プロレスを2012年に救出した白石オーナー。されど、プロレス界に波紋を投げかけ、団体間の交流を断絶してしまうきっかけを自らの言動でつくってしまった。やむなく離脱した選手・スタッフ一派が集まって2013年にWRESTLE-1旗揚げとなる。分裂騒動が連日報じられていた際に、白石オーナーはW-1から支払われるべき違約金の存在を口にしていた。
・ 2014.01.21 全日本・白石伸生オーナー「W-1の売上が出るのを待っていた」~3億円訴訟を起こしたのは昨年末 カクトウログ
続報がなかった当件について、このタイミングで白石氏がブログにて言及。
・ W1訴訟|全日本プロレスオーナー白石伸生のブログ
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を止めた理由。
W1のスタッフも、選手も、苦戦しながらも頑張っていた…
後楽園を見ていて、考えが変わった…
訴訟をすれば、確実に2~3億は取れただろう…
だけど、それをすれば、息の根を止めることになるし、将来に禍根を残す事になる…
プロレスは、夢を売る仕事…
だから、止めた。
秋山体制となり、様々な団体とも交流するだろう…
秋山体制は、無限の拡がりと、可能性がある。
全日本の伝統を守りつつ、新しいプロレスを作って欲しい。
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W-1訴訟は取りやめ。これで武藤敬司サイドとの交流はしやすくなった。ここ2年ほどの“騒動”もこれで収まった感がある。もちろん、白石氏による支援継続という話もありますから、白石氏にはプロレス界といい関係を続けてほしいです。
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