ゴング復刊で変わらないこと・変わること~金沢克彦氏と井上崇宏氏が語り合ったNICONOGEの夕べ
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プロレス復興へ向けた心強い情報の担い手が誕生へ。約3週間前にゴング復刊(9/9に第0号発売)が正式発表となったが、、、
・ ゴング復刊・第0号の9月9日発売が決定! 本日24日コラム&ニコノゲ放送で金沢克彦氏が詳細発表へ カクトウログ
正式発表日のニコニコ生放送「NICONOGE」に新生ゴング編集長・金沢克彦氏、KAMINOGE編集長・井上崇宏氏が出演している。遅ればせながら、視聴したときのメモを元に記事をお届けしたい。
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2014/07/24(木) 21:57開場 22:00開演
隔週木曜日にお届けする「NICONOGE」
「世の中とプロレスするひろば」を標榜する雑誌「KAMINOGE」とニ コプロがタッグを結成!
9月9日(火)にゴング復刊・第0号の発売が決まり、編集長に就任することとなった金沢克彦さんが今回のゲストです!
【出演】
新生ゴング編集長 金沢克彦さん
KAMINOGE編集長 井上崇宏さん
【MC】プチ鹿島さん
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冒頭でゴング復刊について「いや、うがったファンがね、サイトの『ビッグファイト(ビッグレスラーとファイト)』があって、既存の『週刊プロレス』があったとしたら、残りのピースは『ゴング』しかないなんて今回の件を言ってて」と切り出した金沢氏。
井上氏「ああっ、なるほど。そういうことにしときましょう、そうなんです!」。
本人たちが覚えていたかどうかわからないが、「くしくも、サイトの「ビッグファイト」は、かつて存在した『ビッグレスラー』『ファイト』を彷彿させる。これに現存する『プロレス』を加えれば、欠けているパーツは『ゴング』しかない」と書いたのはボクです(笑)。ネタにしてもらって感謝。
金沢氏「ゴングから離れて、だらけた生活に慣れちゃったからね。自分のペースで仕事してきたら、週刊誌で仕事していたときが自分でも信じられないくらい。毎週徹夜もしてたし。でも、今は試合後に打ち上げにも参加できる。こっちの方が絶対いいわけじゃないですか」。
今も解説の仕事はしているわけだから、けっして遊んでいるわけではない。それでも週刊誌時代の労力は格別。週刊誌とはいかないまでも、本を定期的につくっていくことは大きな決断だとした金沢氏。
ゴングについては井上氏が「5~6年前にウチに話がありましたよ。M・Dさんから」と明かす。どういうこと?
井上氏「ゴングをやるっていうのには、個人的なモチベーションが実はありましたね。ゴングやらないかといういきさつがあって、結構動いて“持ち出し”があったという因縁がある。あと、KAMINOGEをやっているうちに、今のプロレス(を伝えること)もやりたくなった。ただKAMINOGEの読者と今のプロレスの相性は必ずしもいいとは言えない面もありましたから」。
今回の商標のクリアに関しては金沢氏がコラムで書いているので参照を。
・ THE BIG FIGHT - GK連載コラム第5回!! 「ゴング復刊!!」
金沢氏「書き物は過去モノしか出ない(かつての黄金時代のプロレスを振り返ったものしか売れない)よね」。
井上氏「過去モノの方が売れるって(数字で)はっきりしてる」。
金沢氏「猪木-アリ戦(のDVD)なんか、初版で8万部だから」。
そう、リアルタイムファンのホットさを上回るだけの金曜夜8時時代のファンがボリュームも、活字好き度も大きいのだ。
井上氏「KAMIPROからKAMINOGEになったとき考えたのは、とにかく存続しなきゃいけないと。コケると業界に(印象として)迷惑をかける。UWFとか過去の話題を扱ったというのは、生き残ることに最初のモチベーションがあったから」。
そして、語調を強める井上氏「回顧主義的だと言われるのが一番イヤで。何も知らないのに」。
それだけに、“今のプロレス”を題材にした雑誌を出すことは一大決意となる。
金沢氏は現存の週刊プロレスをどう思っているのか。
「(ファイト、ゴングがなくなり)週プロ一誌になったとき、週プロにとってチャンスだなと思いましたけどね。業界のイニシアチブを握る、団体からの圧力なくつくれる、自由に作れると。ただ、そこは振り切れなかったところもありましたね」。
とすれば、この「振り切る」というキーワードがゴングにとっての一つのテーマとなろう。
話は脱線。
井上氏「とれたての長州さん情報ですが、取材の際にゴング復刊を伝えたんですよ。そしたら『ホントカソレハ』と。それで『誰がやるの』と聞かれ金沢さんだと伝えると『○ァック』と。『あいつはだめだ。オレは山本(長州は井上編集長を「山本」だと思い込んでいる)みたいな素人っぽいのがちょうどいいんだ』って(笑)」。
金沢氏が井上氏と組んだ理由は?
金沢氏「井上さんとはいくつか仕事をしたんだけど、表にあまり出てこずに、裏でやっててくれた。原稿料を必ず払うし(笑)。実より名をとるところは面白い人だなと」。
井上氏「唯一の自慢としては、この業界でいちばん挨拶ができると思うんです(笑)」。
金沢氏が長州とのやり取りを振り返る。
金沢氏「ゴング休刊話が出た時に『なんでお前は踏んばらないんだ』とは言われた。そのあとに何がきっかけというわけではなく、長州さんがすべてが面倒くさくなったのか、あまり知らない相手が聞いてくる分には何を答えてもいいけれど、(いつからか金沢氏が取材することで)過去のストレスや嫌な思い出が甦るのが嫌になったんじゃないかと。ボクにはストレスをぶつけていたわけですよ」。
金沢氏しか聞けないこういったセリフや、事実の引き出しからの洞察力もゴングの魅力となっていくだろう。
Gスピリッツ組に対して?
金沢氏「いまサイトで(一通りのプロレス情報入手は)足りちゃうじゃないですか。他の文章は読まないし、自分の感覚のままいたいので、Gスピリッツに対しては何もないですね。続いていることは素晴らしいと思うし」。
井上氏「このまえ金沢さんと飲んでて、もうひとり元ゴングの人もいて、めっちゃ面白い話でしたよ」。
ファイト時代のI編集長(ファイト井上義啓元編集長)を振り返る。
金沢氏「あの人は自分のプロレスをやってたんじゃないですかね。あの人のプロレスの世界は想像の世界で、実際とは全く違う世界。すごいなと。猪木とも会話しないんですよ。自分の幻想が壊れるのが嫌だったんじゃないかなと」。
休刊前の名物「三者三様」コーナーは続くのか?
金沢氏「三者三様やりますよ。まだメンバーは揃ってないですけど」。
井上氏「ボク、聞きたいんですけど、団体とマスコミの関係って昔と違うじゃないですか。どこまで書いていいんですかね?」
金沢氏「昔は原稿チェックはいっさいなかった。コメントが管理されてるなんてことはなかったですね」。
井上氏「ゲラチェックを導入したのはUインターの宮戸さんだと聞いたことが」。
金沢氏「ある団体に原稿チェック出したらまったく違うものになってきて、二度と取材するものかと思ったことありますね」。
井上氏の疑問への金沢氏からの回答は得られなかったが、確かにゴングがなかった7年半で書く・書かないの一線は変わったのかもしれないし、新しい線引きが必要なのかもしれない。
金沢氏「ゴングの青写真? ないです。ここは井上さんの力量で一つ(笑)」。
今までで一番よかった試合は?
金沢氏「ずっと言ってるのは橋本-栗栖戦なんだけど、最近(映像で)見たのではW-1での秋山-柴田戦ですね。G1クライマックス開幕戦の柴田と真輔もよかったですよね。10年たって極上でしたね。肌を合わせてない人間があの攻防ができるのはすごいなと。柴田からは『不思議な感じがしました』とメールが来ましたけど、見てる人も不思議な特別な感じがしたと思いましたよ」。
放送も終盤へ。行き当たりばったりだからこそリアルな話が出る半面、必ずしもオチがつかないのがニコニコ生放送でもある。
金沢氏「えー、読まなくていいから買ってください。できれば読んでください」。
まだまだこれからゴングの構想は語られていくと思うし、ゴングを担う金沢氏・井上氏の価値観の片鱗や課題感が感じられた番組になったんではないかと思う。
ボクが期待するゴング像。印象だけでの情報がダダモレしがちなところに、ゴングによって背景や事実関係が補完されていく。加えてプロレス団体(新日本プロレスが中心となるだろう)と中長期的な波長を合わせながらも、予定調和的な記事には終わらせまいとペンを光らせる。
変わらないのは、プロレスかくあるべしという一線を守り、ときにはライバル誌・週プロに噛みついていた“振り切る”ゴングイズム。
変わるのは、KAMINOGEやインターネット情報で部分的に実験されながら7年半の空白の間にたどりついた、書く・書かないの線引き。
“変わらない”柴田勝頼と“変わった”中邑真輔がいて試合が面白くなるように、現代版ゴングには相応の伝統と進化が同居する。プロレスのワクワク感を伝えきってほしいと思うのだ。
現代版ゴング誕生。9月9日、第0号発売まであと4週間。
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