7年半ぶりゴング復刊、スポーツ雑誌4日連続1位を経てアマゾン一時品切れ/今後は週刊?月刊?ニコプロ緊急調査結果は
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日本プロレス界の伝統誌であるゴング、本当に、本当に、奇跡の復刊! 復刊第0号が9月9日に書店に並び、実に7年半ぶりにお目見えとなった。
書店やコンビニで発売されたが、何軒もハシゴしたとか、見当たらないとの声もチラホラ。地域差も多少あるのかもしれません。
▼new! ゴング (タウンムック)
9月9日発売!あのプロレス誌が7年半ぶりの復活!! 爆走し続ける新日本プロレス!! オカダvsAJ 頂上決戦の行方。“新闘魂三銃士"たちの10年。DDTの大進撃。長州力の憤怒、そして“GK"金沢克彦の10年。グラビア&ロングインタビュー“KING OF STRONG STYLE"中邑真輔
編集長による宣伝マンとしての活動も、最後のパブリシティ。発売当日の9日、金沢克彦編集長&大川昇カメラマンがニコニコ生放送に出演した。
・ 【金沢編集長と大川カメラマンがゴングの見所や裏話を語る】ニコプロ生放送 “GK” 金沢克彦生出演! ゴング復刊記念特番! - 2014-09-09 2200開始 - ニコニコ生放送
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ゴング復刊・第0号発売日当日に金沢克彦編集長に本誌の見所を徹底解説!
さらに取材における裏話なども!?
【出演】“GK” 金沢克彦編集長
大川昇カメラマン
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アマゾンでの売れ行きについて触れられ、スポーツ雑誌ベストセラー第1位は4日連続となり、発売日には一時売り切れとの事態に。そんなに頻繁に聞く話ではない、けっこう部数出てそう。
休刊前は『週刊』だったゴング。番組途中で「今後は週刊と月刊のどちらを期待する?」の緊急アンケート。400人以上の視聴者による希望は週刊12%、月刊88%となった。いまや即時性はネットが受け持つ時代。
金沢氏「思うのは、週刊にする必要は全くなくなったんじゃないかと。今やっている週刊プロレスに対しては、自分たちは同じ土俵にも上がってないわけで、何も言うつもりもないし、権利もない。ただ、ゴングについては月刊で深く掘り下げた方がニーズはあるかなと。今回やってみて気づいたところはあるんだけど」
ほか、メモを取ったコメントをいくつか。
金沢氏「入稿する日にちょっとしたトラブルがあって、(編集部の)ペールワンズの連中も心が折れかかって、発売日に間に合わない(かもしれない)と。作業をいったん止めて仮眠をとろうと(いったん帰宅)。(再び事務所へ)終電で集まった時に、郵便受けにフミさん(斎藤文彦氏)がリゲインや栄養ドリンクをいっぱいポストに入れてた。タイミングがたまたまそうだったというのもあるんだけど、いい話でしょ」
大川氏「ボクの中ではひとつの節目。(この本の制作を自分が)主導したわけじゃないけど、竹内さん(亡くなった初代編集長の竹内宏介氏)に報告ができたなと。この先(この本と自分のかかわりは)どうなるかわからないけど」
新日本プロレス西武ドーム大会やDDT両国国技館大会の写真データをゴング編集部に提供したという大川氏。どれがセレクトされるかはお楽しみとなったわけだが、ゲラで見たものにサスガと唸ったという。巻頭のオカダ・カズチカのレインメーカーや飯伏幸太の場外ムーンサルトの写真は大川氏の撮影。
G1決勝のフィニッシュシーンでレインメーカーは3発放たれたわけだが、3発目を大川氏はベストな角度でシャッターを押すこととなった。カメラマン仲間からは「あっ、大川の方向(リングサイドでの方向)にベストショットを持っていかれたな」という空気感の中で仕事をしていたんだという。こういう背景の話も聞くと面白い。
そんな大川氏も、ゴングに関わった、普段プロレスを扱っていない他のカメラマンの写真に驚きを隠せなかった。中邑真輔のグラビアであったり、柴田勝頼のオフショット風味のある写真だったり。業界を超えた一流どころの英知がゴングに結集している、このあたりも見どころなんである。写真だけではなく、デザインやイラストも独特の世界観がある。
ニコニコ生放送恒例のコメントのいくつかに、新日本が大半という指摘があった。もちろん、多くの団体やフリーレスラーを取り上げているわけだが、、、。
金沢氏「50%新日本プロレスです。それは勢いもある。新日本以外でもいい選手はいっぱいいる。だけど、新日本はプロレスの興行をパッケージとして完成させちゃったと。それを他の団体も見習うべき。いい選手にいい場所をちゃんと与えなきゃと(そういう業界づくりを促す意味でも新日本が中心)」
金沢氏「自己評価は80点。ただ、この本から溢れてるエネルギーは120点、いや150点くらい。手に取っていただければ、革命が起きたくらいのものを感じてくれるんじゃないかと。みなさんに買っていただけたら次号が出ます。続けたいんでぜひみなさんの力を貸してください」
金沢氏が饒舌に語り、大川氏が引き出しつつもコントロールしていく。この大人のトークショーぶりは、えてしてブツ切れになりがちなニコニコ生放送において異質。実にテレビ番組のようなノーストレスなものとなった。それでいて、ときどき大川氏から挿入されるコダワリ。コメントでの評判も上々。
番組はかなりのネタバレがあったのに、聞けば聞くほどゴングを買いたくなる流れに。
大川氏「ゴングという名前を名乗っている以上は、生まれ変わって新しい方向に行っているものだと思うけれども、古いものも大事にしなければいけないという点で(旧ゴングから関わっている)自分にも役割があると思っている。また役割があれば携わりたい」
金沢氏「久しぶりに仕事したなあという感覚。いや、仕事はずっとしてきたけれど、今回は巻頭特集という社説だよね。それを井上さん(『ペールワンズ』代表でKAMINOGE編集長の井上崇宏氏)から書いてくださいと。5000字と言われてキツイと思ったんだけど、実際に書くと8000字にもなった。(背中を押してくれる仕事としての)『紙』はいいなあと思ったね」
ゴングはあらゆるファンがターゲットにはなっているが、金沢氏は最後にビギナーファンとのかかわりに言及。
金沢氏「ビギナーのファンもプロレス界にはどんどん増えている。入口はオカダや棚橋のカッコヨサとか、いろいろであっていい。ただ気がついたらプロレスそのものがもっと好きになっている、そういうふうにもっていける役割をゴングは目指したいんです」
そう、復刊ゴング第0号発売はゴールじゃない。まだ何も始まっちゃいない。もっと面白いプロレスを観るためのボクらの闘いはこれからなんだから。
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