新日本プロレス「レスリングどんたく」5・3福岡大会速報観戦記まとめ~中邑vs後藤インターコンチ戦
新日本プロレス5・3「レスリングどんたく 2015」福岡国際センター大会を会場にて観戦しました。当サイトに携帯からリアルタイム速報観戦記を投稿しましたが、試合順に並べ替えたので改めてどうぞ。
・ 05/03(日) 17:00 福岡・福岡国際センター|レスリングどんたく 2015|大会結果一覧|Match Information|新日本プロレスリング
* * *
速報文面は多少の間違いはあるかもしれませんが原則そのままにしています。正式ジャッジは各試合末尾に追記した緑字にてご確認ください。
★16:57 | 開始前に阿修羅原への追悼テンカウントゴング
開始前に阿修羅原への追悼テンカウントゴング
新日本プロレス所属選手がリングを囲んで、大会開始前に先日亡くなった阿修羅原へのテンカウントゴング。
改めてご冥福をお祈りいたします。
★17:19 | 新日本福岡速報1
<会場・福岡国際センターから速報中>
▼第1試合 8人タッグマッチ 20分1本勝負
永田裕志/獣神サンダー・ライガー/タイガーマスク/マスカラ・ドラダ
vs.
中西学/キャプテン・ニュージャパン/田口隆祐/KUSHIDA
会場は満員!
田口がヒップアタック、ライガーがロメロスペシャル、中西がアルゼンチンと得意ムーヴが入り乱れ、最初から沸きまくり。
永田がリストクラッチ式のエクスプロイダーでキャプテンから勝利。
さあ、スタート!
○ 永田裕志&獣神サンダー・ライガー&タイガーマスク&マスカラ・ドラダ
(8分29秒、エクスプロイダー・オブ・ジャスティス→片エビ固め)
×キャプテン・ニュージャパン&中西学&田口隆祐&KUSHIDA
★17:39 | 新日本福岡速報2
<会場・福岡国際センターから速報中>
▼第2試合 タッグマッチ 20分1本勝負
内藤哲也/田中翔
vs.
飯伏幸太/小松祥平
ヤングライオン勢へのコールで田中、小松が躍動する。先輩にも積極果敢。
内藤が小松を攻めこみながら、コーナーの飯伏を挑発。これをきっかけに内藤と飯伏。飯伏がラッシュも、ムーンサルトプレスは内藤がヒザで迎撃。
小松の逆エビを田中が耐えきる。その田中を踏み台に内藤がドロップキックでアシスト。その田中が今度は小松に逆エビ。
シーソーゲームは小松が田中を片逆エビに仕留めて勝利。
試合後に内藤と飯伏が視殺戦。すかすようにエプロンに下がった飯伏。かと思いきや、エプロンから宙返りでリング下に着地するアクションを見せつけ、内藤を逆挑発。
カッコよすぎて震えた!
○ 小松洋平&飯伏幸太
(11分55秒、逆エビ固め)
× 田中翔&内藤哲也
★17:51 | 新日本福岡速報3
<会場・福岡国際センターから速報中>
▼第3試合 6人タッグマッチ 20分1本勝負
天山広吉/小島聡/本間朋晃
vs.
バッドラック・ファレ/タマ・トンガ/コーディ・ホール
トンガが逆モンゴリアンで天山を攻め、ブーイング。これが観客に火をつけ、小島が大暴れ。さらに本間がコケシで勢いつけるかと思わせておいての失敗でオチをつける。
しかし最後はテンコジカッターと大コケシコールのアシストを得て、ホールに大コケシで本間がトドメ。
本間人気は絶大。盛り上がった!
○ 本間朋晃&天山広吉&小島聡
(8分57秒、こけし→片エビ固め)
× コーディ・ホール&バッドラック・ファレ&タマ・トンガ
★18:17 | 新日本福岡速報4
<会場・福岡国際センターから速報中>
▼第4試合 IWGPジュニアタッグ選手権試合3WAYマッチ 60分1本勝負
[王者組]ロッキー・ロメロ/バレッタ
vs.
[挑戦者組]カイル・オライリー(ROH)/ボビー・フィッシュ(ROH)
vs.
[挑戦者組]マット・ジャクソン/ニック・ジャクソン
※第41代王者ロッポンギ・ヴァイスの初防衛戦。3チーム同時に通常のタッグマッチを行い、いずれかの1チームが勝利した時点で決着とする。
開始早々にロッポンギコール。なんだなんだ(笑)。
ロメロがコミカルな言動でツカミはOK。リング内外で選手が目まぐるしく入れ替わる展開になる。ヤングバックスが連係で抜け出すかと思いきや、ロメロの活躍で巻き返し。いやレッドドラゴンも連係が冴える。
出たー場外ダンゴ状態への雪崩式ブレーンバスター。カウント19で全員リングイン!
ヤングバックスのモアバング4ユアバックも決まらない展開になり、シーソーゲームが続いたが、ヤングバックスは雪崩式の場外ハイジャックパイルドライバーで流れを取り戻す。万全のモアバング4ユアバックを決めて、王座奪取。
いやはや、レベルの高い芸術的な攻防が随所に。
〔挑戦者組〕
○ ニック・ジャクソン&マット・ジャクソン
(17分17秒、モア・バング・フォーユア・バックス→片エビ固め)
× バレッタ&ロッキー・ロメロ
〔第41代王者組〕
※もう一組はカイル・オライリー&ボビー・フィッシュ。ロメロ&バレッタは初防衛に失敗。マット&ニックが第42代王者となる。
★18:53 | 新日本福岡速報5
<会場・福岡国際センターから速報中>
▼第5試合 IWGPジュニアヘビー級選手権試合 60分1本勝負
[王 者]ケニー・オメガ
vs.
[挑戦者]アレックス・シェリー
※第70代王者ケニーの3度目の防衛戦
黒ヘルメット装着で登場のシェリー、ヘルメットを投げつけ気合い満々。一方のケニーはセコンドにゴミ箱を持たせ入場。ゴングが鳴るとケニーが握手を要求するが、シェリーは中指を突き立てる。
セコンドのちょっかいにめげずシェリーが攻めたてるが、シェリーの場外弾はケニーがゴミ箱で迎撃。
ここからケニーが攻勢に。シェリーの頭にアルミのゴミ箱をかぶせホウキで叩く破天荒さ。それでもシェリーは椅子への叩きつけを切り返し、場外へのスイング式のDDT。
シェリーの攻め継続を阻もうとするケニーにシェリーは切り返しのDDT。しかしダイビングボディプレスはケニーがヒザで迎撃。
ケニーの片翼の天使狙いはシェリーが嫌がり、シェリーはドラゴン投げっぱなし。
シェリーは会心のオートマティックミッドナイトを決めるが、バレットクラブがレフェリーの足引っ張りでカウント中断。これに怒った本隊セコンドが乱入するも、最後はケニーが片翼の天使で王座防衛。
バレットクラブのヒートの買い方がハンパない。さすがだ。
大会は休憩です。
〔第70代王者〕
○ ケニー・オメガ
(16分7秒、片翼の天使→片エビ固め)
× アレックス・シェリー
〔挑戦者〕
※ケニーが3度目の防衛に成功
★19:31 | 新日本福岡速報6
<会場・福岡国際センターから速報中>
▼第6試合 スペシャル6人タッグマッチ 30分1本勝負
マット・ターバン(ROH)/マイケル・ベネット(ROH)/マリア・ケネリス(ROH)
vs.
カール・アンダーソン/ドク・ギャローズ/アンバー・ギャローズ
試合は男子選手同士、女子選手同士で行う特別ルール。
マリアに上の空のアンダーソン、マシンガンの効果音に合わせたポーズもすっ飛ばす。
マリアは黄緑色のまぶしいコスチューム。アンダーソンは試合に関係なくマリアを場外で追いかけまわす。
アンバーとマリアの絡みは短め。
乱戦になり、ダメージのあるマリアとアンダーソンが背中合わせに。誰なのか確かめようとマリアが相手の頭をさわるとスキンヘッド。
アンダーソンとマリアが向き合い、アンダーソンが求愛でキスを求める。マリアは応じると見せかけての急所蹴り。
マリアはアンバーにダイビングボディプレスを見舞う。さらにアンバーをマリアが首固めで仕留め、キングダムが勝利。
しかし、試合後は急所蹴りで吹っ切れたのかアンダーソンがギャローズとともに合体マジックキラーをマリアに見舞う!
どうだとばかりに引き上げようとするバレットクラブ勢だったが、リングではマリアを介抱する旦那とのキスシーン。これにあっけにとられるアンダーソンの顔がビジョンに何度も大写しに。
大爆笑の渦で試合大成功! いやー面白かった。
○ マリア・ケネリス&マット・ターバン&マイケル・ベネット
(8分9秒、スモールパッケージホールド)
× アンバー・ギャローズ&カール・アンダーソン&ドク・ギャローズ
★19:58 | 新日本福岡速報7
<会場・福岡国際センターから速報中>
▼第7試合 スペシャル6人タッグマッチ 30分1本勝負
真壁刀義/棚橋弘至/柴田勝頼
vs.
石井智宏/矢野通/桜庭和志
真壁と石井がぶつかりあい。
柴田と桜庭がグラウンド合戦。
棚橋の空回り、矢野のスカシまくり。
サクラバードキックを寸前でかわした棚橋。桜庭は棚橋にキムラロックを決めるが、その瞬間に入った柴田が前蹴り。この瞬間瞬間の贅沢さ。
再び真壁と石井がやりあう。ラリアット合戦で真壁が競り勝つ。
柴田が桜庭にキムラロックを仕掛けにいくも、桜庭が返し、その瞬間に柴田がエスケープ。桜庭はヒザのラッシュ。柴田はなんとデスバレーボム。
棚橋と矢野。棚橋はハイフライこそヒザで迎撃されるも、最後は矢野を丸め込み。棚橋勝利。
その間に柴田は場外、矢野が外したコーナーマットで桜庭を殴りつけまくり。やりきったか、マウスピースを口にハミ出してくわえたまま憮然とした表情で一人引き揚げる。この柴田のイライラ感の満載のアクションがタマラナイ。
最後は真壁と棚橋がコーナーに上がって勝ち名乗り。真壁が途中でベルトを落としてしまい、急ぎとりにいくカワイラシイ場面も(笑)。
○ 棚橋弘至&真壁刀義&柴田勝頼
(15分52秒、横入り式エビ固め)
× 矢野通&石井智宏&桜庭和志
★20:13 | 新日本福岡速報8
<会場・福岡国際センターから速報中>
▼第8試合 スペシャルタッグマッチ 30分1本勝負
オカダ・カズチカ/YOSHI-HASHI
vs.
AJスタイルズ/高橋裕二郎
AJにレインメーカーこそ決められないオカダだが、カウンターのドロップキックは成功。
ヨシハシがつかまり、連係攻撃を食らう。ブラディサンデーからのスタイルズクラッシュでAJがヨシハシに貫禄勝利。
試合後にはAJとオカダの番外戦も。
○ AJスタイルズ&高橋裕二郎
(13分20秒、スタイルズクラッシュ→エビ固め)
× YOSHI-HASHI&オカダ・カズチカ
★20:59 | 新日本福岡速報9 <速報終了>
<会場・福岡国際センターから速報中>
▼第9試合 IWGPインターコンチネンタル選手権試合 60分1本勝負
[王 者]中邑真輔
vs.
[挑戦者]後藤洋央紀
※第10代王者・中邑の4度目の防衛戦
さあメイン。20時21分、ゴング。
中邑の上から目線感、コントロールしてる感のハンパなさ。後藤がパワーでたたみかけても継続を許さない。場外戦では鉄柵付近で後藤が固定され、横から上から中邑のヒザが後藤の頭部を襲う。
リング内では中邑の足ぶるぶる。後藤はやっとラリアットから村正。
中邑がキックのコンビネーション。ネックロックからフェースバスター→ニーリフト。中邑がコーナーに上がる→村正で後藤が場外排除。
後藤がリバース牛殺し→牛殺し。
15分経過。
中邑がリバースパワースラム。後藤は続かない、、、しかしボマイェはラリアットで返す!
エルボー合戦。ロープワークから中邑がカウンターキック→後藤エプロンラリアットで中邑の足が引っかかる。
コーナーの攻防。後藤は必殺技の雪崩式回天には行けず!
中邑はセカンドロープからのジャンピングボマイェ→スライディングボマイェ。
カウント2。
後藤がラリアット!
カウント2。
雪崩式の牛殺し!
カウント2。
ここしかないぞ後藤!
昇天に成功。
20分、後藤がついに中邑を仕留める。インターコンチネンタル王座奪取!
〔挑戦者〕
○ 後藤洋央紀
(20分53秒、昇天・改→片エビ固め)
× 中邑真輔
〔第10代王者〕
※中邑は4度目の防衛に失敗。後藤が第11代王者となる
博多で万歳三唱。
熱戦だったし、強い強い中邑がそこにいた。しかし後藤が執念みせて最高のエンディング。
速報終了です。
※5/4 22:05追記 デジカメ写真をUPしました
博多どんたく大会をデジカメ写真で振り返ります。
4年前のどんたくにはなかった1階雛壇を2階から撮影(まだ試合開始前の様子です)。しっかりと改善してきました。
デイリースポーツより「WAR時代に対抗戦で新日本マットに上がり、93年にはG1クライマックスに参戦した原さんをしのび、全日本時代から親交が深かったレッドシューズ海野レフェリーが遺影を抱き、選手、観客が黙とうする中、テンカウントゴングが鳴らされた」。
『ゴング』『KAMINOGE』でお互いを意識したインタビューを展開している内藤と飯伏。この日はタッグ対決だったが、試合後に内藤が詰め寄り、飯伏はスカすようにリングより出る。と思ったら、このあと後方に宙返りでリング下に着地。挑発するようなそぶりに見えたが、バックステージでは飯伏「内藤選手には……何もないです」。内藤もノーコメント。
新日ジュニア3WAY、4WAYならではのシーンともいえる“場外への雪崩式ブレーンバスター”が飛び出す。
新日公式「場外でマットがオライリーを捕まえると、ニックがコーナー2段目からジャンプし、場外マット上でインディーテイカーを敢行」のシーン。これが決定打となってフィニッシュへ。
鍛えた肉体とヒールキャラでなかなかのハマリぶりを見せているケニー。ガウンを脱ぐ。
キスを迫るアンダーソンの正面からマリアの急所キックが炸裂。アンダーソン、悶絶。
マリアに急所を蹴られ、マジックキラーを見舞い、ふっ切れたアンダーソン。と思いきや、旦那にリング上で介抱されるマリアに向けてなんとも言えない表情。これが会場内でずっとドアップで追いかけられ、爆笑止まないエンディングに。
スピーディーなグラウンド合戦やキック攻防。桜庭と柴田のやりとりには、他の選手にはない格闘技テイストが漂う。
棚橋にキムラロックを狙いながら、柴田に目をやる桜庭。このあと桜庭が技に入るや否や、柴田がフロントキックでカット。一瞬をも見逃さないピリピリ感はある。
“自分のプロレスはこれなんです!”と言わんばかりに、柴田がエルボー連打から低空ドロップキック成功。
今の時代からは遅れているというべきか。こんな時代だからこその原点回帰というべきか。自分たちならではのシノギ合いを繰り広げる桜庭と柴田。このあと桜庭がキムラロックを極めるが柴田必死にエスケープ。
桜庭のコンディションや意欲に対するものなのか。自分に向けてのものなのか。明らかにイラついていた柴田は、珍しくコーナーマットでボコボコにする。止めようとする若手選手。
ひときわ大きな歓声で迎えられたオカダ。しかし、このあとのAJへの声援も匹敵するものだった。両者へのリスペクトが感じられた博多ファンの反応。
大阪城ホールでの王座戦に向けて、AJは挨拶代わりの必殺スタイルズクラッシュ。
メイン。中邑強い。とにかく強い。場外での長机・鉄柵付近に後藤を固定しておいてニーリフト。手数がどんどん出てくる。
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