井上崇宏氏、プロレス誌での“書き原稿”は実に5年ぶり!? 第4号から始まった『ゴング』の終わりなき旅
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もう7年以上もブログ毎日更新が続いているわけである。いいかげん、もうちょっとモノ書きとしての工夫ができないものか。そんなことをボク(カクトウログ管理人)も考える。
世の中的に、極上の読み物って何になるんだろう。飛行機で読む雑誌っぽいアレもひとつなんだろうと思う。全座席のポケットに突っ込まれているアレ。世界のどこかの地域に足を運んだライターが、情報と味わいっぷりを両立した読みごたえのある文を綴る。高いお金を払って乗り、雲の上で読む。それがあまりにつまらなかったら、航空会社の威厳にもかかわるってものだ。
ボクは旅行好きでも何でもないが、知ったことや感じたことを文章でどう表現してるのかってことはときどき気になるわけだ。いちおうはブロガーなわけで。
唐突にそんなことを書いたのは、思い出したから。『ゴング』第4号(25日発売)の新日本プロレス海外フィラデルフィア大会観戦記。巻頭記事で井上崇宏氏がレポートしている。いやこれが、プロレスマスコミのそれではない。旅日記なのだ。
旅日記はわかりにくいかな? そう、プロレス版の「情報と味わいっぷりを両立した読みごたえのある文」だ。展望や総括といった論評とは違う。
井上氏が意図したのかどうかわからないし、どこかでこういう作風を既に出していたのかもしれない。ただ、ボクはこういう井上氏のレポートを初めて読んだ気がする。今ではすっかり『KAMINOGE』インタビューアーであり、一説によると5年ぶりの書き原稿。『kamipro Special 2010 NOVEMBER』での桜庭和志vsジェイソン“メイヘム”ミラー戦以来ではないかと。
もう雑誌の時代じゃないとも囁かれる。渾身原稿でも、どれだけの読者が読んでくれるかはわからない。でも、『ゴング』が書き物中心で勝負するならこういう方向性は絶対にあり。プロレス界をちゃんと一流の文章で仕立てられる、プロレスにもライティングにも精通したものを出さないとナメられるし、本当の意味での発展はない。
『ゴング』なのかどうなのかという問題じゃない。プロレス界の新世代編集者がやらなきゃいけないことを井上氏がやってくれた。井上さん、オシャレ過ぎる。上から目線とかじゃなく、素直にそう思った。
新しい媒体の編集を運命的に背負い、初代編集長の辞任劇も重なり、井上氏なりに大変なこともあっただろう。苦しい時だからこそ、出直しの旅でもある。単に遠路はるばるだったことへの感謝なのか、井上氏の状況を慮って(おもんばかって)なのか、新日本のレスラーたちが声をかけてくる。
レポート中に出ていた棚橋弘至のコメントの一部。
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棚橋弘至「最初からオールドスクールのアメリカンプロレスをやりたかった。もっとぶっちゃけて言うと、当時の新日本において、レスラーとしていろいろやりたい技だったり、トライしてみたいことっていうのはたくさんあったけど、ぼくはそれを全部捨てたんです。自分のアイデンティティを捨てて、お客さんがわかりやすくてキャッチ―でポップなプロレスに傾倒した、傾倒するしかなかったんですよ…。さいわいボクは柴田(勝頼)さんほど頑固じゃなかったし、自分のやりたいことにこだわってたらダメだなと」
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そう言われると、若手時代の棚橋が無我系の外国人レスラーと実にハマる攻防を繰り広げていた試合をボクも見たことあるなァ。
この抜粋部分の棚橋コメント前後、井上氏のリアクションは同誌で読んでほしい。棚橋コメントには実に多くの反応がTwitter上でも見られた。今の新日本の隆盛に棚橋が欠かせなかったことが改めてわかるではないか。しっかりとした見方ができる井上氏へのレスラーズの対応が溢れ出る。
それでいて自身のプロレス観をさらけ出し過ぎると、マスコミとしての公平感だったり、レスラーたちとの付き合いにも支障が出てくるだろう。だけれども、井上氏は自身の気持ちをあえて隠さない。『KAMINOGE』vol.42でもこんな言い回しを。
・ 柴田勝頼が今夜21日(木)22時ニコノゲに生出演~桜庭和志戦7・5大阪城ホール大会まであと45日 プロレス-格闘技 カクトウログ
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‐‐個人的な話をさせてもらうと、桜庭&柴田が新日本に乗り込んできたことがきっかけで、ボクもいまの新日本を腰を据えて見つめてみるようになったんですね。そしたらボクの心の中でも徐々に変化があって、「たしかに桜庭、柴田が言ってることもわかる。でもいまの新日本プロレス全然いいじゃん」って思ったんですよね。プロレスってスタイルは関係ないじゃないですか? その自分のやりたいスタイルの完成度をいかに高めていくか。あるいはそれぞれのスタイル、主張をぶつけあうかだと思うんですけど。
柴田 そうなんですよね。イデオロギーのぶつかり合い。やり甲斐ありますね。(それで1年経ったときに「正直、プロレスが楽しい」と)馬鹿だから素直に言っちゃうんですよ。感情にまかせてるんで。
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これが信憑となってボクらに届くから、井上氏による中邑真輔の料理も気持ちよく食すことができる。今回の『ゴング』では、井上氏によるスタンスも披露されているから確認してほしい。巻頭レポートはサブキャッチに「ぼくたちも充電完了。プロレスファンによる、プロレスファンのための『ゴング』をつくっていきます!」と付けられた。
プロレス媒体にとって、フィルターが大切なのだ。日々のニュースはネットからどんどん入ってくる。加えて、信頼できる井上氏というフィルターを通したプロレスも味わいたい。『KAMINOGE』編集長なわけだから、『ゴング』でも編集長を名乗るってことはできないのだろう。だけれども、プロレスが大好きな井上氏というフィルターをこれまで以上に感じる場所が『ゴング』になりそう。終わりなき旅はここから。
あっ、ひとつレポートに注文をつけるとしたら「毛穴が開いた」という表現多すぎ。いやまあ、それも本当に何度も開いたんでしょうけれど(笑)。
▼new! ゴング 4号 (タウンムック) 5月25日発売!Fully Charged!? in PHILADELPHIA 5・12-13フィラデルフィアで新日本旋風を目撃した! 渦中の野獣が本音を咆哮!!藤田和之「世の中に当たり前のことなんて何ひとつない!」 GK劇場 「今年の上半期、プロレス界のMVPは間違いなく鈴木みのる」
コンテンツ。
・ THE BIG FIGHT - 5・12-13 ROH&新日本フィラデルフィア大会大特集!『ゴング』vol.4は5月25日(月)発売!
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Fully Charged!? in PHILADELPHIA
5・12-13フィラデルフィアで新日本旋風を目撃した!
『ゴング』vol. 4
発売日:2015年5月25日(月)
定価:900円(税抜き)
発行:アイビーレコード
発売:徳間書店
【巻頭スペシャルレポート】
YES,Fully Charged!!
5・12-13 ROH&新日本プロレス『WAR OF THE WORLDS '15 NIGHT』
【インタビュー】
■中邑真輔
ロッキーの聖地フィラデルフィアに
熱狂を生み落としたKINGの、
プロレスへの冷静な分析。
「いくらプロレスでエンターテインメントしようとも、
ある種の不安定感を保っていたほうが
本気の生きるか死ぬかが入り込んでくる。
そこのミックスが絶妙におもしろいんじゃないかな」
■ランス・アーチャー
Never Say Never
絶対にないということは絶対にない
■田口隆祐
リング上でやりたい放題の
ファンキーウェポン!!
田口隆祐が“ひと皮剥けた”理由
「中邑真輔の自由な感じが凄く羨ましかった。
『こんなに自由にしていいんだ、自由っていいな』と」
■藤田和之
どうなる全日本vsIGF!? どうなる諏訪魔戦!?
渦中の野獣が本音を咆哮!!
「世の中に当たり前のことなんて何ひとつない!」
■黒潮“イケメン”二郎
TAJIRIが発掘し、船木誠勝が見込んだ天才児
狙うは武藤敬司とのシングルマッチ!!
「前は1年間に4回しか練習してなかったですからね。
それが船木さんと組んだ今では、1日に4回練習する日もありますから」
■グレート・カブキ×武藤敬司(グレート・ムタ代理人)×TAJIRI
ORIENTAL MYSTERY
アメリカを席巻した男たち
夢の毒霧三重奏
■天山広吉
20年変わらぬ髪型が元気の証
かつての世界最高峰のベルトを巻き、
猛牛は健在なり!
●GONG Star Pro Wrestling Super Photo #9(ゴールドバーグ)
●GONG Star Pro Wrestling Super Photo #10(ラヨ・デ・ハリスコJr.&タイガーマスク&ウルティモ・ドラゴン)
●KUSHIDA 北米遠征記
●5・3 新日本プロレス『レスリングどんたく2015』
●GK劇場 「今年の上半期、プロレス界のMVPは間違いなく鈴木みのる」
●『HUMAN DOCUMENT STORY』Vol.3 杉浦貴 プロレスを楽しむハダカのおじさん
●4・25 全日本プロレス『2015チャンピオン・カーニバル』優勝決定戦
●開戦か? 消滅か? 全日本vsIGF 対抗戦騒動の顛末
●三沢光晴七回忌に捧ぐ エメラルドの夜
●『人類プロレスラー計画 中西ランド』Making Photos大公開!
●Gノンフィクション『会長・菅林直樹』
●DDT・高木社長がW-1のCEOに就任!
●三者三様 高木三四郎CEO就任、藤田・諏訪魔問題、橋本復活祭、阿修羅・原さん逝去
●[新連載!]ゴング時事放談 髙山善廣×斎藤文彦 とっておきのプロレス談義
●5・10 『GREAT VOYAGE in YOKOHAMA』
●4・21 ももクロ試練の七番勝負・番外編『ももクロvs女子プロレス』
●4・27 FMW 再旗揚げ戦
●追悼 阿修羅・原さん ヒットマンよ、永遠なれ
【コラム】
斎藤文彦 / プチ鹿島 / 三田佐代子 / 嶋田隆司(ゆでたまご)/ 柴田勝頼 / KUSHIDA / 高木圭介 / 男色ディーノ / 松本真一 / KENSO / 元井美貴 / ターザン山本!
【漫画】
[新連載!] 河口仁『プロレスの光』
須田信太郎『プロレス劇場』
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『ゴング』第4号は発売日翌日にAmazonでスポーツ部門第4位を記録した。カクトウログ読者はマストバイ。
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