「トランキーロ」と言い続けて9か月、内藤哲也がIWGP挑戦権掴む/5年間に及ぶ「棚橋、オカダ、AJ」王者固定を打破できるか
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12日、新日本プロレス「NEW JAPAN CUP 2016」を内藤哲也が制し、4・10両国国技館大会でのIWGPヘビー級王座挑戦が決定した。
・ 【新日NJC】内藤哲也が初制覇 4・10両国でIWGP挑戦へ
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新日本プロレス「NEW JAPAN CUP」は12日の青森大会で最終戦を迎え、内藤哲也(33)が後藤洋央紀(36)との決勝戦を制して初優勝を飾った。内藤は4月10日の東京・両国国技館大会でIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカへの挑戦が決定。「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」を率いる制御不能男が、悲願のIWGP奪取へ向かう。
準決勝で内藤は矢野通を、後藤はマイケル・エルガンをそれぞれ撃破し迎えた決勝戦。内藤は雪崩式牛殺し、昇天・改と立て続けに浴びて大ピンチに陥るが、3カウントだけは許さない。無法集団ロス軍のEVILが介入する間に体力を回復させると、昇天・改をデスティーノで切り返す。
一気に勝負に出ると、後藤の首折り弾をかわしてドラゴンスープレックスを発射。なおも立ち上がる後藤の首折り弾を再びかわすと、最後はデスティーノで激闘に終止符を打った。
出場16選手の頂点に立ちNJC初制覇を果たした内藤は、4・10両国大会での新日プロ主要3王座挑戦選択権を獲得した。
「好きなタイトルに挑戦できる権利があるらしいな。俺の答えはIWGP…オカダ!」と、一昨年1・4東京ドーム大会以来となるIWGP挑戦を明言。ところが「俺は俺のタイミングで挑戦するから。両国? 勝手に決めんなよ」と、NJCルールを無視して身勝手なことを言いだした。
さらにリング上で敗者にムチを打つべく後藤を袋叩きしているところに、オカダが登場。王者から「内藤さん、ビビんなよ。4月10日、両国で挑戦してこい」と宣戦布告を受けた。
決めゼリフ「トランキーロ(焦るなよ)」を使う絶好の機会にも見えたが、「そんなに両国で俺にベルトを渡したいのか? 王者のリクエストだから、オカダの望みどおり、両国でやってやる」。よくよく考えれば、自身の悲願だったIWGP戴冠のタイミングをずらしたところで、まったく意味はない。
苦難の道を乗り越え、ロス軍でついに再ブレークした内藤。制御不能の勢いを保持したまま、自身4度目の挑戦でIWGP初戴冠を目指す。
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ロスインゴ入りして「トランキーロ(焦んなよ)!」と叫び続けて9か月。待望論が高まりながらも結果が伴わなかった内藤には、「そろそろ焦った方が」との声が内外から聞かれた。だけれども、待望論は右肩上がりのまま「NEW JAPAN CUP 2016」に突入していた。
・ 新日NJC応援選手投票でぶっちぎり第1位は内藤哲也、優勝しても両国ベルト挑戦は拒否?/本日3・3大田区大会で1回戦 プロレス-格闘技 カクトウログ
「どうせこの会社は棚橋弘至の言いなり」との主張がある内藤に、ファンは新日本プロレスのマンネリ打破という期待をかぶせる。たとえばこの5年間、IWGP王者は3選手(棚橋、オカダ、AJ)しか戴冠していない。
・ Heavy weight class一覧|王座変遷|DataBase|新日本プロレスリング
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2015-07-05 第63代 オカダ・カズチカ
2015-02-11 第62代 AJスタイルズ
2014-10-13 第61代 棚橋 弘至
2014-05-03 第60代 AJスタイルズ
2013-04-07 第59代 オカダ・カズチカ
2012-06-16 第58代 棚橋 弘至
2012-02-12 第57代 オカダ・カズチカ
2011-01-04 第56代 棚橋弘至
2010-10-11 第55代小島聡
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もともと「20台でのIWGP戴冠」を掲げていた内藤だったが、ここまで成功せず。とはいえ、今回の挑戦は過去3回とは勢いがまったく違う。このシチュエーションまでこぎつけたことだけでも感慨深いが、本人としてはもちろん奪取まで達成しておきたいところだろう。両国のタイトル戦は実に楽しみだ。
青森大会については主要試合のPPV映像を録画追っかけで見ました。好試合連発で観客もビッシリ、そして沸いていた。青森のファンは堪能したんではないでしょうか。敗れた後藤も、動きはかなりよかった。
ほか、12日の青森大会でのトピックス。
・ 03-12(土) 17:00 青森・新青森県総合運動公園 マエダアリーナ <優勝決定戦> ~青森朝日放送開局25周年記念事業~|NEW JAPAN CUP 2016|大会結果一覧|Match Information|新日本プロレスリング
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・ 【後藤がCHAOS入り】失意の後藤はオカダに差し伸べられた手を握り返し、CHAOS入りを決心(!?)した。
・ 【タマ・トンガのパートナーは兄】セミファイナルでは棚橋弘至&真壁刀義&本間朋晃組が、バッドラック・ファレ&タマ・トンガ&高橋裕二郎と対戦。それぞれが持ち味を発揮した総力戦となるが、最後は本間のこけしをガンスタンで捕らえたトンガが、ヴェレノを決めて勝利。試合後、トンガはIWGPタッグベルトを肩に持つと、自身の兄との挑戦をブチ上げた。
・ 【小島がNEVER戦出撃へ】第6試合では第三世代と遺恨が生まれた柴田勝頼が田口隆祐をパートナーに、天山広吉&小島聡と激突。試合はジュニアの田口がケツ攻撃で存在感を見せるも、小島が剛腕ラリアット葬。試合後、小島は柴田にもラリアットを見舞い、「次はシングルだ!」とNEVER王座戦を突きつけた。
・ 【EVILが石井のROH TV王座に挑戦へ】第3試合では石井智宏& YOSHI-HASHI組がEVIL& BUSHI組と対峙。最後はBUSHIの毒霧で視界を奪われた石井を、EVILが豪快なEVILでKO。試合後、EVILは石井のROH TV王座を手に取り、挑戦をアピールした。
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当面のビッグマッチ主要カードは14日に発表されると思われる。
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