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    Gmusic▼new! 新日本プロレスリング NJPWグレイテストミュージックVI 3月7日発売!プロレス界のトップを走る 新日本プロレスの最新テーマ曲集! ! 01.オカダ・カズチカのテーマ RAINMAKER -WK12 ver.- 02.ROPPONGI 3Kのテーマ ROPPONGI 3K Theme 03.棚橋弘至のテーマ LOVE & ENERGY -Winner ver.- 04.ジェイ・ホワイトのテーマ Switch Blade 05.ザック・セイバーJr.のテーマ リアルボーンマスター -remix- ほか

    Tced3809▼new! 新日本プロレス総集編2017<下半期> [DVD] 3月23日発売![収録試合はコチラ]2017年7月から12月のタイトルマッチを中心に下半期の名勝負をダイジェスト収録(一部試合はノーカット収録)トップ戦線の超ハイレベルな闘いに世界中が注目!主要ビッグマッチ・タイトルマッチはもちろん、地上波未放送試合も多数収録

    Tced3890▼new! TORU YANO <ギリギリ>15TH ANNIVERSARY Y・T・R V・T・R Ⅵ ~そして伝説へ?~ [DVD] 3月30日発売!新日本プロレス・矢野通プロデュースDVD最新作!敏腕プロデューサーのY・T・R V・T・R 第6弾にして デビュー(ギリギリ)15周年記念!!今度はCHAOSがサンリオピューロランドをぶらり!矢野通 オカダ・カズチカ 石井智宏 後藤洋央紀 YOSHI-HASHI SHO YOH 邪道 外道

    Kobashi_ikiru▼new! がんと生きる 小橋 建太 (著) 3月26日発売!がんとの闘いは無制限一本勝負。それでも前を向いて生きる。妻のため、子どものため、そしてファンのために! 「娘が成人するまで必ず元気であり続けようと思います。そして何歳になろうとも僕の人生は青春真っ盛りです。きっと、いつまでも〝行くぞーっ! 〟と拳を握っているはずです! 」(本文より)

    Kaminoge75▼new! KAMINOGE Vol.75 2月20日発売!中邑真輔が4・8『WRESTLEMANIA34』メインイベントに出撃!!歴史的快挙! WWEに転出して2年、“ロックスター"がようやく完全燃焼を始めた。そして、「ありがとうフィラデルフィア!」 夢枕獏(小説家)×染谷将太(俳優) 田崎健太氏による連載『真説・佐山サトル』にて前田日明の証言もスタート

    S40_198688_magazine▼new! 昭和40年男増刊 俺たちの時代 Vol.6 1986-1988 2月13日発売!当シリーズの完結号!昭和40年男たちが少年から青年を経て大人への道をまっしぐらに歩んでいた時期は、日本経済が沸点へと向かって急上昇していた時期とピッタリ重なる。今回は昭和61~63年(1986~88年)へ時間の旅に出かけよう。プロレスパートは昭和62年「猪木プロレスとゴールデンタイム放送の終焉」、昭和63年「第2次UWF旗揚げ」

    180221_tiger▼new! 初代タイガーマスク (G SPIRITS ARCHIVES vol.1) 2月21日発売! [巻頭スペシャルインタビュー]佐山聡 『タイガーマスク』を語る [証言―“猛虎伝説"を彩った宿敵たち]“爆弾小僧"ダイナマイト・キッド “暗闇の虎"初代ブラック・タイガー “虎ハンター"小林邦昭 “センセーショナル"サミー・リー佐山聡の英国時代 回想録 サミー・リーとカール・ゴッチ 初代タイガーマスクのWWF遠征

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    180125_takarajima▼new! プロレス リングの聖域 1月25日発売!「別冊宝島」のプロレス・スキャンダルが豪華版で登場。メディアが報じないマット界の裏ネタ満載。盟主・新日本の死角。引退したレスラーたちの知られざる生活。UWFをめぐる歴史論争。訴訟が進行するアントニオ猪木の周辺等、業界の深奥を照射する人気シリーズ

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    Nakamura_tee_strongstyle2【WWE / NXT】中邑真輔 Shinsuke Nakamura "The Artist" Tシャツ (L) [並行輸入品] 新日在籍時に忍者コスチュームで入場したこともある中邑の存在感を手裏剣のモチーフで表現したTシャツ(WWE公式Tシャツ)。リンク先表記しておりますサイズは一般的なアメリカのTシャツメーカーのサイズです。おおよそ日本のサイズよりも1サイズ大きく作られております

    Losingobernablesdejapon_capr【ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン】 キャップ(ブラック×レッド) LOS INGOBERNABLES de JAPONのキャップ「ブラック×レッド」バージョン! フロントにはL・I・Jチームロゴ、バックには"トランキーロ"の文字を刺繍で表現。 つば裏にはオリジナルL・Iロゴをプリント!! ※サイズ:フリー(56~59cm/アジャスター付き) ポリエステル100%

    Losingobernablesdejapon_tsrロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン Tシャツ(ブラックxレッド) L LOS INGOBERNABLES de JAPONのTシャツ「ブラック×レッド」バージョン! フロントにはL・I・Jチームロゴ、バックには"トランキーロ"の文字。 袖にはオリジナルL・Iロゴをプリント!!

    ┏当ブログの近況
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    カクトウログのゴング1号感想記に金沢編集長が「軽い感動」
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    Kaminoge_73▼new! KAMINOGE vol.73 12月20日発売!立ち止まるな。男は走りながら考えろ!表紙は前田日明と飯伏幸太の2ショット「知的な痴的な狂養講座」の開講(邂逅) ザ・グレート・カブキ 平直行・変態座談会 飛松五男 Kダブシャイン デビー・マレンコ 木村花 鈴木みのる マッスル坂井 真説・佐山サトル

    171220_gyakupro▼new! 逆説のプロレス(10) (双葉社スーパームック) 12月20日発売!前田日明「猪木さんに誘われた自己啓発セミナー」 新日本プロレス10大事件「最後」の真実 」 1.UWF電撃復帰と離脱 2.闘魂三銃士90年代制覇 3.90年代ドーム興行連発 4.北朝鮮興行 5.『週プロ』取材拒否 6.橋本小川1・4事変 7.棚橋弘至刺傷事件 8.長州政権崩壊と新日本電撃復帰 9.暗黒の00年代 10.中邑真輔電撃退団

    121219_pwhishi▼new! プロレス秘史1972-1999 12月19日発売!小佐野景浩 (著) 空前のプロレスブームと言われる昨今、その原風景として記憶に残るのは、アントニオ猪木率いる「新日本プロレス」とジャイアント馬場率いる「全日本プロレス」に他ならない。72年に旗揚げされた両団体を中心に、数々の名勝負の裏側と背景を解説

    Io_sugao_2▼new! 紫雷イオ ファースト写真集 『 素顔 』 12月16日発売!女子プロレス団体・スターダムに所属し、国内外で圧倒的な人気・実力・ルックスを誇る紫雷イオが魅せる、初ヌード。“逸女"として活躍する鍛えあげられたメリハリボディーを、しなやかかつ大胆に解放する。天才的な身体能力を誇るトップアスリートが魅せた新境地、最初で最後の限界裸身は必見です

    171213_zenshinmeikan▼new! 2018 プロレスラー全身写真名鑑 週刊プロレス 別冊 新春号 12月13日発売!この「2018プロレスラー全身写真名鑑」は、週刊プロレス本誌「2018プロレスラーカラー写真名鑑」に掲載された選手をもとに、デビューした選手、掲載できなかった選手を加えた892人の選手を掲載しています。情報は2017年11月28日現在のものです。掲載順は男女関係なく五十音順です

    171115_wp▼new! 2018プロレスラー写真名鑑号 2017年 12/5 号 [雑誌]: 週刊プロレス 増刊 11月15日発売!週刊プロレス増刊「プロレスラー写真名鑑号2018」 WWEスーパースターも収録で掲載人数は過去最多847人! 週プロ読者&週モバユーザーが選ぶ「プロレスグランプリ2017」投票ハガキ付き

    Njpw_calendar▼new! 2018年 新日本プロレス カレンダー 10月16日発売!B3サイズで2018年の新日本プロレスカレンダー完成。棚橋弘至、オカダ・カズチカ、内藤哲也、真壁刀義、ケニー・オメガが単独登場! 本隊、ロスインゴ、CHAOS、バレットクラブ、鈴木軍のユニット別

    Njpw2017_kami_dvd▼new! 新日本プロレス総集編2017上半期[DVD] 9月29日発売!2017年の上半期に行われた新日本プロレスの主要ビッグマッチやタイトルマッチはもちろん、ヘビー級名勝負、Jr.ヘビー級名勝負、秘蔵名勝負60試合以上を4時間×2枚組DVDで収録。オカダvs.ケニー、オカダvs.柴田をはじめ8試合をノーカット収録

    Gedo▼new! To Be The 外道 "レヴェルが違う!”生き残り術 12月22日発売!スーパースター、“レインメーカー”オカダ・カズチカのパートナーにして、新日本プロレスに欠かせない、国内外でいま最も注目のプロレスラーの一人、外道が自らの波瀾に富んだ半生を綴った初の自伝

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    Losingobernablesdejaponロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン〈新日本プロレス〉 (スポーツアルバムNo.60) 12月18日発売!LOS INGOBERNABLES de JAPON メンバーそれぞれのユニットでの軌跡 ヒストリー・オブ・L.I.J. 高橋ヒロムの直筆絵日記などプライベート企画も実現! 証言集にはルーシュほかが登場! 豪華プレゼントもあり!

    171129_losingo▼new! LOS INGOBERNABLES de JAPON テーマ曲集 11月29日発売!2016年の東スポプロレス大賞MVP、2017年のNumber誌上プロレス総選挙第1位、2017年G1クライマックス制覇。“ドーム初メイン出場”を手中にした内藤哲也率いる“LOS INGOBERNABLES de JAPON”のテーマ曲集

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    Maeda_uwf1▼new! 前田日明が語るUWF全史 上 12月9日発売!前田日明 (著) 再び議論の的となっているUWFについて前田日明がすべてを語る。当時の資料をもとに立体的に構成された、格闘技・プロレスファン待望の前田からの反論。全2巻1984~1987年編

    Maeda_uwf2▼new! 前田日明が語るUWF全史  下 12月9日発売!前田日明 (著) 再び議論の的となっているUWFについて前田日明がすべてを語る。当時の資料をもとに立体的に構成された、格闘技・プロレスファン待望の前田からの反論。全2巻1987~1991年編

    170727_gotch▼new! ゴッチ式トレーニング 10月27日発売!藤原喜明(著) カール・ゴッチが自ら実践し、愛弟子たちに課した多くの自重トレーニングを紹介。巻頭インタビュー・アントニオ猪木「我が師への両義的な想いとは?」 愛弟子・前田日明、船木誠勝、鈴木みのるがゴッチへの想いの丈を語る

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    Shogen_uwf▼new! 証言UWF 最後の真実(宝島社) 5月17日発売!前田日明+藤原喜明+山崎一夫+船木誠勝+鈴木みのるほか17人のレスラー、関係者による禁断の告白! プロレスと格闘技の間を漂流し続けた男たちの葛藤、内紛・・・・・全内幕! 『1984年のUWF』への前田日明の反論

    Njpw_music新日本プロレスリング40周年記念アルバム~NJPWグレイテストミュージック~ 内藤哲也「stardust」収録!棚橋弘至、オカダ・カズチカなど主要選手のテーマに加え、テレビ朝日系『ワールドプロレスリング』のテーマ曲「ザ・スコア」も収録。旗揚げから40周年(2012年時)を迎えた新日本プロレスの新旧テーマ曲を詰め込んだ3枚組アルバム

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2016.06.29

まだまだ出てくる猪木アリ戦40年目の真実~猪木「頼みますよ、部長」アリに高見山をぶつけるテレ朝計画に横ヤリ

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 実現から40周年を迎えたアントニオ猪木vsモハメド・アリ。26日、当サイトなりに「アントニオ猪木vsモハメド・アリ40周年~視聴者を揺るがした4オンスグローブ説はどこから来たのか」と40年目の検証を行ってみた。ところが、ファンにとっては“歴史的”ともいえるエピソードがまだまだ出てくるから面白い。

Ari_takamiyama
(写真は1972年3月、日刊スポーツより)

               * * *

 全文はリンク先で確認を。以下は抜粋してダイジェストとなる。
・ モハメド・アリvsアントニオ猪木 40年目の「ある真実」~猪木戦より先に浮上した、幻の異種格闘技構想  現代ノンフィクション 現代ビジネス [講談社]
・ モハメド・アリvsアントニオ猪木「40年間語られなかった、ある真実」【後編】『ワールドプロレスリング』初代プロデューサーの回想  現代ノンフィクション 現代ビジネス [講談社]
##
(猪木「(アリ戦の)きっかけというのはサンケイスポーツだったかな」)
「クレイ、日本人に挑戦」という見出しの、サンケイスポーツの記事である。

《「もしオレに勝ったら三億円。負けても三千万円出そうじゃないか」プロボクシング世界ヘビー級チャンピオンのカシアス・クレイ(モハメッド・アリ)が、われと思わん日本人選手と対戦しようといい出した。話を持ってきたのは、先ごろ米国から帰った日本アマレス協会の八田一朗会長。クレイは日本の有望選手を育て、最終的にタイトルマッチをやろうというのだ。

「日本の有望選手をオレの手で育てる」とまで約束したのだから八田会長もびっくり。「オレは口に出したことは必ず実行する男。ぜひ良い選手を紹介してほしい」とたのまれた。

クレイの話を聞くなり、「ほ、本当ですか」と身を乗り出したのはマックスボクシング・クラブの溝口宗男会長。というのも、溝口会長のもとには、日本で初めて“世界”に通用しそうなヘビー級ボクサーがいるのだから無理もない》(昭和50年3月7日付/サンケイスポーツ)

つまりこの記事からは、単に日本人と対戦することより、日本でヘビー級ボクサーを育成して、将来的にビジネスできまいか値踏みするアリの思惑がうかがえる。新間寿が言うように、100万ドルを賭けるなどとは言ってなければ、猪木の言うように、東洋人を特別馬鹿にしているわけでもなかったのだ。

               ▼ ▼ ▼

そして、ここで驚くのは、アリの発言に対して、早速名乗りをあげた二人の日本人の談話を、サンスポが報じていることである。

「三億円? もし本当ならオレがやってやる。グローブつけてもかまいませんよ。場所は日本でも米国でも」

と語ったのが、なんとジャイアント馬場。

「三億円なんていらないよ。クレイが“世界で一番強い”っていってるそうじゃないか。冗談じゃないよ。あんな手袋つけて何が世界一だ。素手でやろうじゃないか、素手で」

と息巻いているのが、アントニオ猪木なのである。つまり──、

「八田一朗が書いたサンケイスポーツのコラムを読んだ猪木が、アリへの挑戦を決意した」という従来の定説は正確ではなく、

「八田一朗から話を聞いたサンスポの記者から、馬場と猪木はアリの発言を知らされた」

とするのが正しいのだ。

一見、些細なことのように思えるかもしれないが、実はここが重要な意味を持つ。

なぜなら、アリの発言に対し、猪木だけが特別な反応を示したわけではなく、馬場も十分特別な反応を示していることになるからだ。

もちろん、馬場のコメントはリップサービスに違いないが、猪木のそれも、リップサービスの域を出るものではない。

               ▼ ▼ ▼

気になる事実を、明かさねばならない。八田一朗がアリの発言を直接伝えたのは、このサンケイスポーツの記者だけではなかったのだ。

この時期、NET(現在のテレビ朝日)の運動部長で『ワールドプロレスリング』の初代プロデューサーをつとめていたのが、永里高平なる人物である。

アメリカから帰国した八田一郎に呼び出された永里は、アリにまつわる話を聞かされたという。

「アリがまた日本で試合するって言っている。それも具体的な話で進みそうだ。どうだ、お前の会社(NET)でなんかやれんか。なんなら口を利いてやる」

そんなとき、永里の脳裏に、一枚の写真の残像が蘇った。

4年前のマック・フォスター戦で来日したアリの歓迎レセプションパーティの席上に居合わせた大相撲力士の高見山大五郎が、アリにおどけてパンチを打つ写真である。オーバーアクションで応えるアリ。その光景に列席した誰もが沸き、誰もが興味深く眺めた。

「(フォスター戦で日本に行く際には)スモウレスラーのタカミヤマと会いたい」
というのは、アリのリクエストだった。

「これだ!」
永里は閃いた。というのも、『ワールドプロレスリング』と『エキサイトボクシング』のプロデューサーであった永里高平は『大相撲ダイジェスト』の生みの親にしてプロデューサーでもあったのだ。

「アリと高見山を戦わせよう!」

               ▼ ▼ ▼

そのプランを持って、永里はまず常務の三浦甲子二(のちテレビ朝日専務取締役)のところに行った。三浦は大喜びだったという。

「でかしたザト、よくやった。その話進めろ」

とにもかくにも、常務である三浦のお墨付きを得た永里は、春日野理事長のもとにこの話を持って行った。まずは酒の席だったという。

「アリとジェシー(高見山の本名)を戦わせたいんだけど」

そう水を向けると、春日野は驚いた表情で永里の顔をまじまじと見つめたという。

「ザっちゃん、本気かい」
「本気だよ」
「でも、協会の面々がなんて言うか」
「理事長の権限でやったらどうだ」
「でも、失敗したら……」
「ウチが最大限の手助けはする。三浦も乗り気だ。局をあげての大プロジェクトにする」

失敗したときのリスクを、春日野は躊躇していたと永里は回想する。当然であろう。

「でも、こういうときは強気で押すしかないんだ。ここで投げたら他局が持っていくかもしれない。せっかくのアリというオプションを『企画が通りませんでした』って言って手放すわけにいかんもんな。だから、栃錦(春日野)からは、なんとかYESの言質をとった」

               ▼ ▼ ▼

しかし、周知の通り、「モハメド・アリ対高見山大五郎」の夢の一戦は実現しなかった。では、なぜここから、アリの対戦相手が、アントニオ猪木になったのか。

ある朝、永里が出社すると、デスクの前に一人の大きな男が立っていた。特徴的な顔の輪郭から、正体は一目瞭然だった。──猪木である。

「部長、冷たいじゃないですか」

例の太陽のような笑顔で言ってきた。

「なんのことだ」
トボけたのではなく、本当に身に覚えがなかったのだ。すると猪木は、
「水くさいなあ。アリの件ですよ。なんで僕に黙ってるんですか」

(なんでこいつが知ってるんだ)
と、思った瞬間、ピンと来た。
(あ、三浦のオヤジか!)

例の三浦甲子二が、終生猪木を寵愛していたことは、多くの関係者が証言している。

とはいえ、自分までが、猪木のペースに乗せられるわけにはいかない。

「ああ、あれは、まだ何も決まってない」

すげなく答えると、心中を見透かすように、永里をじっと見つめては、ニヤッと笑うと、「頼みますよ、部長」と言って、猪木はさっと立ち去った。

               ▼ ▼ ▼

生前の永里高平は次のように振り返る。

「とにかく、アリ対高見山を早くに決めてしまいたかった。でも……うまくいかない予感がしたんだよ。虫の知らせというか」

予感は現実となる。日刊スポーツが一面で大々的に、こんなことを報じた。

《高見山 プロレス転向 夏場所後にもスピード引退へ

ハワイ出身の人気力士、高見山大五郎(三〇)=東前頭三枚目、本名、ジェシー・クハウルア=がプロレスラーとして登場することになった。

これは、昨年十一月の九州場所直後、ハワイの某有力プロモーターと高見山の間に米国人弁護士が立ち会って「引退後プロレスラーに転身する」という契約が取りかわされていた事実がこのほどわかったもので、相撲引退後はホノルルに高見山レスリング・ジムを開設、準備が整い次第旗揚げする予定。引退の時期は本場所の成績次第とみられるが、早ければ五月十一日からの夏場所終了のケースもあり得る》(昭和50年5月1日付/日刊スポーツ)

まったく青天の霹靂だったと永里は言う。噂レベルの話ではなく、実現寸前だったからだ。

「新聞に出る2週間程前かな、栃錦から泣きそうな声で電話がかかってきて、『あの話はなしにしたい。それどころじゃなくなった』って。ジェシーは契約書に本当にサインしていたらしい。それで協会は慌てたんだ。ハワイのコッチ(ギャング)と話をつけなきゃいかんとか、大変だったとも聞いた」

騒ぎを聞きつけた三浦は、

「これでジェシーは難しいんじゃないか。猪木でいいだろう、異論はないよな」

と、なだめるように言ってきたが、すぐに従う気にはなれなかった。

この案件は自分が持ってきたという自負があった。主導権を握られたくもなかった。背に腹は代えられず、一度は取り下げた日本人ヘビー級ボクサーとの対戦に計画を変更する。

               ▼ ▼ ▼

その準備を進めていた永里を、1カ月後の6月9日、さらなる青天の霹靂が襲う。

《五月十五日ロン・ライルの挑戦を十一回TKOに退けたアリは、七月一日マレーシアのクアラルンプールでの欧州ヘビー級チャンピオン、ジョー・バーグナー(英国)とのタイトル戦をひかえているが、マレーシア入りする途中、九日午後三時四十分羽田着の日航機でフラリと東京に立ち寄った。

しかし九日夜、高輪プリンスホテルで行われた記者会見で、新日本プロレスの杉田渉外係からアントニオ猪木の“十分間でお前をマットに沈めてみせる”という挑戦状を渡され「オレなら五分でやっつける」と受けて立ち「バーグナーとの試合が終わったら相談しよう」といきまいた》(昭和50年6月10日付/毎日新聞)

また、皮肉なことに、こうも報じられた。

《この“夢の対決”の放映を予定しているNETテレビでは十二月三十一日夜の「紅白歌合戦」の強力な裏番組としてぶつけるプランを持っている》(昭和50年6月10日付/日刊スポーツ)

永里は言う。

「これはアリへのあてつけというより、俺に対するあてつけのような気がした。でも、おそらくこの時点では、猪木も本気でアリとやれるとは思っていなかったはずだよ」

しかし、報じられたインパクトは大きかった。この翌日、デスクの電話が鳴った。出なくても相手は判った。

「まあ、そういうことだ。ザト、協力してくれ。猪木がアリにコブラツイストをかけたり、バックドロップで投げたりするんだ。面白そうだろ。これは常務命令だ。頼んだぞ」

##

 テレビ朝日の運動部長がアリの相手に高見山を計画。それを嗅ぎ付けた猪木が「水くさいなあ。アリの件ですよ。なんで僕に黙ってるんですか」と横取りを示唆する。

 その後の高見山プロレスラー転向報道により、アリ戦が消滅。テレ朝にアリ招聘の脈があると踏んでいた猪木は、高見山戦の後退を見届けるやいなや行動に出た。それが、あの“応戦状”だったわけなのだ。

 高見山戦が実現していたらアリは猪木と闘っていなかったかもしれないし、あるいは高見山戦後に猪木と闘っていたかもしれない。とにかく、物事の流れは猪木アリ戦実現へと傾いた。40年経ってボクらが語ることができている背景には、そんなエピソードもあったんである。

 アリとの対戦に(テレ朝との連携があったにせよ)自ら動いた唯一の日本人が猪木という事実は、もちろん変わらない。だけれども、このような駆け引きをしていたとなると、印象は変わってくるなぁ。

 ともすれば、猪木アリ戦は猪木の表裏が投影された一大作品だったのかもしれない。

               * * *

 関連して情報求む。ネットを検索したら出てくる記述。
##
「イノキボンバイエ」のフレーズを持つ入場曲『炎のファイター ~INOKI BOM-BA-YE~』は、元々モハメド・アリの伝記映画『アリ・ザ・グレイテスト』の曲であったが、猪木と対戦したアリが、猪木に贈りアレンジしたものとされる(真相は猪木のマネージャー新間寿がアリ側にお願いして無理矢理そういうことにしてもらった)。

猪木ボンバイエがアリから贈られたってのも嘘で新間が大金払ってしつこく頼んで奪ったものなんだってね。

猪木ボンバイエは
最初 アリ側から猪木に贈られた事になってますが 本当は猪木の右腕、新間寿氏のウソで 後にアリ側に何度も使用出来るように依頼して許可を得た事を新間氏が公表しました。アリ側もテレビの取材に 何度もしつこく使わせろと言ってくるから仕方なく許したんだよと言っています。アリ側の証言に新間氏も白状したわけです。かなり昔の話ですが………

##

 こちら新間寿氏が明かしたメディアが何かをご存知の方、いらっしゃいますか?


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