“PKのその先”を見せた柴田がレフェリーストップ勝利~G1名古屋 内藤戦を現地写真でプレイバック
新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」。30日は8日目、名古屋大会が開催された。見届けなければならない予感がして、遠征のうえ現地観戦。
・ 07-30(土) 18:00 愛知・愛知県体育館|バディファイト Presents G1 CLIMAX 26|大会結果一覧|Match Information|新日本プロレスリング
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■ 新日本プロレス『G1 CLIMAX 26』
7月30日(土) 18:00 愛知・愛知県体育館 5,500人(超満員)
▼「G1 CLIMAX 26」Bブロック公式戦
[5]○矢野通(04分21秒 逆さ押さえ込み)●本間朋晃
[6]●EVIL(12分48秒 カルマ→片エビ固め)○YOSHI-HASHI
[7]○中嶋勝彦(12分32秒 バーティカル・スパイク→片エビ固め)●永田裕志
[8]●ケニー・オメガ(16分44秒 エルガンボム→エビ固め)○マイケル・エルガン
[9]●内藤哲也(19分24秒 レフェリーストップ)○柴田勝頼
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メインでのジャッジが「レフェリーストップ」だった。何が起きたかを現地写真でプレイバック。
三冠ヘビー級戦で鈴木みのるが武藤敬司に足関節でギブアップを迫ったシーンを思い出した。内藤が“柴田テイストの領域”に踏み込んでギブアップを迫る。
小橋建太などがハーフネルソンからの反り投げで相手を脳天から落としていた四天王プロレスを思い出した。柴田が珍しくスリーパーに捉えてからの投げ。
橋本真也が高田延彦を仕留める際に、垂直落下式DDTからのフォールではなく、三角絞めにつないで完全決着をつけたことを思い出した。柴田はフォールにいかず胴絞めスリーパーへ。
内藤の意識が残っているかをチェックするレフェリー。腕に力が入らない状況を受けてゴングを要請。
レフェリーが攻めを解くよう指示するも、無視して絞め続ける柴田。
バックステージでの柴田コメント。
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柴田「(※右肩を押さえながら引き揚げてきて、コメントスペースにたどり着くと、座り込んでコメント)肩のケガ? ヒザのケガ? 関係ねえよ。関係ねえよ。(※ゆっくり立ち上がって)ほら、見ての通り、俺には左腕と、右足が残ってる。以上! (※控室に歩を進めたが)
あともう一つ(と叫ぶと、コメントスペースに戻って来て)、もう一つ。内藤、お前、この負け、なかったことにすんなよ」
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単なる勝ちで終わらせようとはしなかった。右肩・左足の柴田の怪我も手伝い、内藤からの関節技による痛みがいやおうなしに観客にも伝わる。柴田は肉を何度も斬らせたうえで、骨を絶つかのように内藤を失神状態に。“PKのその先”を見せたのには、恐れ入りました。
新日本プロレスの試合内容がおしなべてよくなってきていることは間違いない。だけれども、柴田でさえ多くの試合が「技のラリーによるシーソーゲーム」の範疇から抜け出せていないのも事実だった。いや、本当に感覚的なもので申し訳ないんだけれども、この試合は違って感じられた。
うまく表現できないし、言葉にすると陳腐になる。多くのファンにこの試合を視聴してもらえればと思う。押しつけるつもりもない。ひとことで言うと、ザ・レスラーとしての試合を、見せてもらいました。
柴田は前IWGP王者の内藤に完全勝利。直接対決での勝利は大きいし、内藤に優勝を譲った場合でも挑戦者権利証マッチでこの顔合わせが実現することになりそう。
31日は岐阜大会。
・ 07-31(日) 16:00 岐阜・岐阜産業会館|バディファイト Presents G1 CLIMAX 26|Match Information|新日本プロレスリング(試合結果)
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