柴田は決勝進出ならず、最終公式戦は“軍事評論家”に敗れる/G1優勝決定戦は後藤vsケニーに
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13日、新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」は18日目を迎えた。公式戦のブロックはBブロック(最終日)。
前夜のAブロックはテンプレート化した「メイン勝者決勝進出」が崩れたフィナーレで話題となったが、、、
・ 「メイン勝者決勝進出」テンプレが崩れた! 棚橋vsオカダ7戦連続30分超で共倒れ、まず後藤がG1決勝進出決定 プロレス-格闘技 カクトウログ
Bブロックはテンプレ通りの展開に。
・ 08-13(土) 18:30 東京・両国国技館|バディファイト Presents G1 CLIMAX 26|大会結果一覧|Match Information|新日本プロレスリング
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▼「G1 CLIMAX 26」Bブロック公式戦
[5]○本間朋晃(10分29秒 こけし → 片エビ固め)永田裕志●
[6]●YOSHI-HASHI(03分31秒 赤霧)矢野通○
[7]○EVIL(09分42秒 EVIL → 体固め)柴田勝頼●
[8]○中嶋勝彦(16分50秒 バーティカルスパイク → 片エビ固め)マイケル・エルガン●
[9]○ケニー・オメガ(28分12秒 片翼の天使 → エビ固め)内藤哲也●
※ケニーと内藤が「12点」で並ぶも、内藤に直接勝利したケニーが優勝決定戦に進出。
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可能性のあった柴田勝頼、マイケル・エルガンが格下相手に敗退。「メイン勝者が確実に決勝進出」というお膳立てができたうえでのメインをケニー・オメガが制して優勝決定戦へ。
最終日14日の全対戦カードが決定。
・ 08-14(日) 15:00 東京・両国国技館 <優勝決定戦>|バディファイト Presents G1 CLIMAX 26|Match Information|新日本プロレスリング
(試合結果)
(新日本プロレスワールド)
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■バディファイト Presents G1 CLIMAX 26
2016/08/14(日) 15:00 東京・両国国技館 <優勝決定戦>
[1]タイガーマスク&獣神サンダー・ライガー(1/20)デビッド・フィンレー&田口隆祐
[2]キャプテン・ニュージャパン&ヨシタツ(1/20)邪道&外道
[3]本間朋晃&真壁刀義(1/20)YOSHI-HASHI&石井 智宏
[4]中西学&永田裕志&天山広吉&柴田勝頼(1/20)マサ北宮&マイバッハ谷口&潮崎豪&中嶋勝彦
▼IWGPタッグ選手権試合
[5][第71代王者組]マーク・ブリスコ&ジェイ・ブリスコ(1/60)ハングマン・ページ&高橋裕二郎[挑戦者組]
※初防衛戦
▼ROH世界選手権試合
[6][挑戦者]小島聡(1/60)ジェイ・リーサル[王者]
[7]KUSHIDA&ジュース・ロビンソン&棚橋弘至&マイケル・エルガン(1/30)BUSHI&“キング・オブ・ダークネス”EVIL&SANADA&内藤哲也
[8]丸藤正道&矢野通&オカダ・カズチカ(1/30)タンガ・ロア&タマ・トンガ&バッドラック・ファレ
▼「G1 CLIMAX 26」優勝決定戦
[9]後藤洋央紀(1/無)ケニー・オメガ
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勝利の女神はどちらに微笑むのか?
深夜にテレビ放映あり。
・ 新日本プロレスリング:緊急決定!8月14日(日)深夜1時45分~テレビ朝日「GET SPORTS」&3時~BS朝日にて、『G1 CLIMAX 26 ~優勝決定戦~』が即日オンエア!【G126】
■8/14(日)25:45~27:50
■Get Sports「イチローMLB3000本への軌跡▽プロレスG1優勝決定戦」
テレビ朝日(地上波)ジャンル:ニュース/報道 - 定時・総合
イチローがMLB通算3000本安打を達成!!その打席を再び…さらにイチロー最新情報も▽真夏の最強戦士決定戦!!プロレスG1 CLIMAX26!!優勝するのは果たして!?
◇内容II
今年もやってきた!!真夏の最強戦士決定戦!!新日本プロレスG1 CLIMAX26!!26回目となる今回、最強戦士の称号を手にするのはいったい…!?ギラギラの夏。メラメラの闘い。制するのは果たして!?
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最後に柴田にトドメを刺したのは、柴田が言うところの“軍事評論家”だった。
・ オカダ「オッサンばっかと闘って防衛しているチャンピオン」 柴田「オッサンをなめんなよ、ゆとり」G1直前会見 プロレス-格闘技 カクトウログ
これが柴田にとってのG1で最大の言霊(ことだま)だったのかもしれない。
2013年、当時まだスポット参戦止まりだった柴田に対し、後藤洋央紀が「シリーズ(巡業)に出ろ」と挑発。この年に柴田は9年ぶりのG1出場を果たすが、柴田戦を前に、シリーズ慣れしているはずの後藤が怪我で欠場。
2014年12月に柴田は「“海賊ごっこ”はよそでやってくれ」と鈴木みのる(好きな漫画は『ONE PIECE』)を挑発、すると翌年1月からみのるは新日を離れ本当にノア上陸を果たす。
これらを受けて、「言葉は跳ね返ってくるというか、言霊ってあるんじゃないですかね」と柴田はよく言うのだ。
とはいえ、言霊うんぬんに関係なく、EVIL戦はいい試合だった。
・ 第7試合|08-13(土) 18:30 東京・両国国技館|バディファイト Presents G1 CLIMAX 26|大会結果一覧|Match Information|新日本プロレスリング
EVILのエルボー連打を受け止めて、エルボーで返す。柴田に気合いが宿る。
得意技ラッシュからのEVILに柴田が沈む。EVILの全開を、皮肉にも柴田が引き出した。
腕へのダメージは相当、苦悶の表情で引き揚げた柴田。しかし、一瞬見開いた目は断じて死んでいない。
全てがうまくいくわけじゃない。柴田にとってG1の“クライマックス”となるであろう7・30内藤哲也戦を、ボクは名古屋まで見届けにいく時間をとることができた。
・ “PKのその先”を見せた柴田がレフェリーストップ勝利~G1名古屋 内藤戦を現地写真でプレイバック プロレス-格闘技 カクトウログ
柴田に声援を送った一方で、「内藤に勝ったら決勝進出はないかもしれないな」と微妙な心境になったものだ(新闘魂三銃士が同一ブロック揃い踏みとなった2013年、柴田は中邑真輔・棚橋弘至に勝利するも決勝進出できず)。全公式戦終了となってから振り返れば結果はその通りになったわけだが、内藤戦をはじめ、自身を貫いた柴田に価値がある。
これは想像なのだが、柴田の試合は痛みが伝わるものである一方、地味なところはビギナーをドッカンドッカンさせるものではない。ビジネスとしてはパイを広げてナンボのところがあるから、柴田のポジショニングは「わかる人にはわかる」範疇であり続けるところもある。だけれども、誰よりもタイトルマッチを闘った上半期、第三世代相手に柴田は自身の闘いに向ける目を確実に増やした。
新日本サイドも柴田の試合に信頼を寄せ、なんというか「自由に闘ってよし」みたいに変わってきているのではないか。携帯サイト「プロレス&格闘技DX」8/3更新分の日記で「8月になりました。新たなるスタートを切ることができる喜びの日」「独立記念日」と記した柴田。決勝進出を果たせぬとも、大きなものを掴んだ夏だったのだと思うのだ。
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