マット界10大ニュースを東スポが発表。2016年は人気も踊り場? 週プロ版プロレス大賞の投票数が半減、過去4年で最低に
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30日、東スポが2016年の10大ニュースを発表した(年末特大号での紙面発表分をネット上に掲載したものと思われる)。
(写真は中邑ラスト新日ドーム、オカダ・棚橋36分究極マッチ、柴田シングル生涯初戴冠~写真68枚で振り返るイッテンヨンより)
・ 【2016年マット界10大ニュース】1位は中邑WWE移籍 (東スポWeb) - Yahoo!ニュース
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2016年も残すところあとわずか。今年もマット界ではさまざまな出来事が起きた。業界の盟主・新日本プロレスから主力選手が大量離脱する一方、各団体では新世代が台頭。時代の転換期になった。本紙が厳選した10大ニュースで激動の一年を振り返る。
【1位=中邑真輔WWEへ移籍(2月)】日本プロレス界きってのカリスマ・中邑真輔(36)が、1月いっぱいで新日プロを退団。2月には米WWE移籍が正式決定した。本名の「シンスケ・ナカムラ」で4月にNXTでデビュー。必殺技のボマイェをキンシャサ・ニー・ストライクと名称変更し、12月までに2度のNXT王座戴冠を果たした。来年は一軍デビューの期待が高まっている。
【2位=ノアが「身売り」。事業譲渡へ(11月)】11月1日、故三沢光晴さん(享年46)が創設したノアが、IT企業「エストビー」社(その後、ノア・グローバルエンタテインメントに社名変更)に事業譲渡した。事実上の身売りで、選手と社員はノアから同社に移籍。元全日本プロレス社長の内田雅之氏(54)が会長職に就任した。12月には鈴木軍8人がノアマットから完全撤退。GHCヘビー級王者の中嶋勝彦(28)を中心に、来年は勝負の年となる。
【3位=ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)大旋風。内藤哲也がMVPに(12月)】主力選手の大量離脱に見舞われた新日プロの救世主となったのが、LIJで一大旋風を巻き起こした内藤哲也(34)だ。制御不能な言動でファンの圧倒的支持を集め、4月には悲願のIWGPヘビー級王座を獲得。東京スポーツ新聞社制定プロレス大賞では初の最優秀選手賞を受賞して、一気に主役の座へ躍り出た。
【4位=元FMWのエース・ハヤブサさん死去(3月)】旧FMWで活躍したハヤブサさん(本名・江崎英治)が3月3日、くも膜下出血のため47歳の若さで帰らぬ人となった。1991年にデビューしたハヤブサさんは、華麗な空中殺法を武器にFMWのエースとして人気を集め、全日マットなどでも活躍。しかし2001年10月に試合中の事故で重傷を負い、以後は車椅子生活を送っていた。不屈の闘志でリハビリを続け現役復帰を目指していたが、志半ばでの逝去となった。
【5位=宮原健斗が史上最年少3冠王者に(2月)】全日本プロレス躍進の原動力になったのが、3冠ヘビー級王者の宮原健斗(27=写真)だ。2月12日後楽園大会でゼウスとの王座決定戦を制して初戴冠。第4代王者テリー・ゴディの29歳2か月を大きく抜き、26歳11か月で史上最年少王者となった。その後は6度の防衛に成功。来年は川田利明が持つV10の最多防衛記録更新に期待がかかる。
【6位=野獣・藤田和之が引退表明(9月)】
【7位=ケニー・オメガが外国人初のG1制覇(8月)】
【8位=永源遥さん死去(11月)】
【9位=神取忍対ギャビ・ガルシアの異種格闘技戦決定も中止に(12月)】
【10位=元横砂曙が王道プロレス旗揚げ(4月)】
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改めて、天国でやすらかな日をお過ごしください。
・ 【追憶のあなたへ】ハヤブサさんが遺した人生どん底からの応援歌 (スポーツ報知) - Yahoo!ニュース
・ 【追憶のあなたへ】永源遥さん、馬場魂のツバ攻撃「明るく、楽しく、激しく」 (スポーツ報知) - Yahoo!ニュース
中邑真輔、AJスタイルズらのWWE転出で、日本プロレス界を牽引する新日本プロレスの危機が叫ばれた2016年。確かにカードバリエーションが減り、前半を中心に集客苦戦の大会もあった。されど、内藤哲也やケニー・オメガ、柴田勝頼が台頭。
木谷高明オーナーによる総括によると、シリーズ「G1クライマックス」に関しては前年に過去最高を更新した観客数をさらに今年が上回ったという。主力が抜け、棚橋弘至が本調子ではなかった中でリング上での熱さは維持された。ここはもう、さすが新日本と唸るしかないだろう。このアウトラインは10大ニュースの一部にも反映されている。
一方で、転出うんぬんとは別次元で、いわゆる「プロレス女子」というメディアの扱いによって入ってきた新規ファンの出入りが進んだ年だった。
気になったのは、週プロ プロレスグランプリ2016。
・ [週プロ] プロレスグランプリ2016、結果発表 – 青空プロレスNEWS
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■週プロ プロレスグランプリ2016
※投票総数:3,627票
グランプリ:内藤哲也(2,068票/新日本)
ベストマッチ:ケニーvs.内藤(493票/新日本8.14)
女子グランプリ:紫雷イオ(745票/スターダム)
ベストタッグ:丸藤正道&矢野通(739票/ノア)
最優秀外国人選手:ケニー・オメガ(2,547票/新日本)
新人賞:木村花(776票/ACE)
ベスト興行:新日本プロレス:8月14日両国大会(433票)
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このアワードの投票数の推移がこうなっている。
2016年は3,627票。
2015年は6,947票。
2014年は4,599票。
2013年は5,312票。
手元で数字が確認できたものを集めたのだが、対前年で半減。過去4年間で最低の投票数。初めて4,000票を切った。
もちろんその時代に合った楽しみ方、気質のファンが楽しめばよいのである。「自身でプロレス大賞に投票する」とか「活字を読む」というのとは違うファンになっているということなんだろう。残っていってるファンは「長くプロレスを見ていくファン」に自然となるだろうから、プロレスのよさを共有したファンで盛り上がっていきたいと思う。
ただ、ボクなんかは、せっかくこうしてブログもやっているので、離脱者は最低限に食い止めたい。もし「こうしたらもっと盛り上がるのに」「こういうところはちょっと引いた」とかあれば、ビギナーファンからの声もどんどんメールやツイッターで寄せてもらいたい。せっかくの縁であり、プロレスを多くの人に楽しんでほしいのだ。
ボクからの提案としては、イベント活用と興行改善。
ごく限られた中でのサイン・撮影会(よさもあるが閉鎖的で即完売の敷居がある)だけではなく、ある程度の規模でホールで楽しめるトークイベント、あるいは「若手の試合+主力選手のトークショー」といったイベントをうまく展開していけないのかなと思う。選手の主張や素顔に触れると、プロレスはいっそう楽しめるわけなのだから。このあたりは様々な形式のイベントをやっているであろうブシロードの知見も生かしてほしいし、宝塚ファンである菅林直樹会長に“新機軸選手イベント開設隊長”を無茶ぶりするくらいの取り組みを期待したい。
もうひとつは興行の改善。レギュラー興行とは別に内藤プロデュースのロスインゴナイト、柴田と王座戦を交えた選手たち登場のNEVERナイト(ネーミングはどうにかすべし笑)のようなバリエーションがあれば「そっちはワールドでなくマナで見たい」というファンもいるでしょう。
レギュラー興行についても、ビッグマッチでの興行時間の長さは短縮してほしい。ビギナーファンが彼氏や彼女、友達を誘って…というには長すぎる。あとはアリーナの雛壇設置。高いチケット代を払っても見えづらい興行が多すぎる。ボクはしっかり攻防を追いたいので最初から2階席や傾斜ありのスタンドでしか見ないのだが、みなさんどうなんでしょう。もちろん“近い方が楽しめてます”ならよいのだが。
では、来年はもっともっとプロレスが盛り上がること、踊り場から上向きになることを祈念して・・・よいお年を!
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アワードで振り返る2016年。
東スポプロレス大賞。
・ MVPは内藤哲也が初獲得、5年に渡る棚橋・オカダMVP独占を止めた! 「東スポプロレス大賞2016」発表 プロレス-格闘技 カクトウログ
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東京スポーツ新聞社制定「2016年度プロレス大賞」
▼最優秀選手賞
内藤哲也(34=新日本プロレス)初
▼年間最高試合賞
新日本プロレス「G1クライマックス」公式戦(7月18日=北海道・北海きたえーる)
丸藤正道(37=ノア)vsオカダ・カズチカ(29=新日本プロレス)
▼最優秀タッグチーム賞
関本大介(35)&岡林裕二(34=ともに大日本プロレス)2度目
▼殊勲賞
3冠ヘビー級王者・宮原健斗(27=全日本プロレス)初
▼敢闘賞
中嶋勝彦(28=ノア)2度目
▼技能賞
ケニー・オメガ(33)初
▼新人賞
橋本千紘(24=センダイガールズプロレスリング)
▼特別功労賞
ハヤブサさん(本名・江崎英治=享年47)
▼女子プロレス大賞
紫雷イオ(26=スターダム)2年連続2度目
▼レスリング特別表彰
リオデジャネイロ五輪で金メダルを獲得した女子48キロ級の登坂絵莉(23=東新住建)、同58キロ級の伊調馨(32=ALSOK)、同63キロ級の川井梨紗子(22=至学館大)、同69キロ級の土性沙羅(22=至学館大)
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金沢克彦氏のプロレス大賞。
・ 『ときめきプロレス大賞』2016|金沢克彦オフィシャルブログ「プロレス留年生 ときめいたら不整脈!」Powered by Ameba
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■最優秀選手賞(MVP)
内藤哲也(新日本プロレス、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン)
■年間最高試合賞(ベストバウト)
ケニー・オメガvs内藤哲也(G1 CLIMAX Bブロック公式リーグ戦/8・13両国国技館)
■最優秀タッグチーム(ユニット)賞
ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(EVIL&BUSHI&SANADA&内藤哲也)
■殊勲賞
ケニー・オメガ(BULLET CLUB)
■敢闘賞
柴田勝頼(新日本プロレス)
※次点 YOSHI-HASHI
■技能賞
丸藤正道(プロレスリングNOAH)
■新人賞
橋本千紘(センダイガールズプロレスリング)
■女子プロレス大賞
紫雷イオ(スターダム)
■年間最優秀興行
新日本プロレス/7・18札幌・北海きたえーる大会(G1 CLIMAX26開幕戦)
■スペシャル・サンクス賞
ハヤブサ(江崎英治さん)
藤田和之
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「ニコプロ民がMVPとか決めてみた2016」結果。
今回の「オールナイトニコプロ」では「ニコプロ民がMVPとかを決めてみた」を開催!結果は写真の通り!詳細は是非放送をご覧ください! #prowrestling #nicopro https://t.co/sGRBSY16tp pic.twitter.com/fBV1M9Tg6d
— ニコニコプロレスチャンネル (@nicoprowres) 2016年12月30日
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■「ニコプロ民がMVPとか決めてみた2016」結果
MVP:内藤哲也
新人賞:橋本千紘
最優秀女子:橋本千紘
最優秀外国人:ケニー・オメガ
最優秀タッグ・ユニット:ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)
最優秀団体:新日本プロレス
最優秀興行:新日本4・10両国
流行語・流行語:デ!ハ!ポン!(内藤哲也)
ベストオブニコプロ出演:青木篤志
ベストバウト:新日本8・13両国 内藤哲也vsケニー・オメガ
感動賞:ケニー・オメガG1決勝
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日刊バトル大賞プロレス部門。
・ 内藤哲也がMVP&年間最高試合/日刊バトル大賞 - プロレス 日刊スポーツ
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■第21回日刊バトル大賞プロレス部門
MVP:新日本プロレス 内藤哲也
年間最高試合:G1クライマックス 内藤-オメガ
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ぜひ参加を! ネット・プロレス大賞2016受付は2017年1月6日まで。
・ ネット・プロレス大賞:公式サイト
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