1986年の前田日明vsアンドレ・ザ・ジャイアント戦で知られる津市体育館が9月末で閉館/「閉館までず~っとプロレス展」開催
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1986年4月29日に行われた前田日明vs.アンドレ・ザ・ジャイアント戦で知られる津市体育館が9月末で閉館となる。
写真は週刊プロレス別冊冬季号「復刻!特選プロレス事件録!」2016年11月2日発売より
・ 津市体育館 津市運動施設
・ 三重)前田―アンドレの津市体育館、閉鎖惜しみ企画展 - 一般スポーツ,テニス,バスケット,ラグビー,アメフット,格闘技,陸上:朝日新聞デジタル
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津市の大型スポーツ施設「サオリーナ」が10月に開業するのに伴い、津市本町にある市体育館が9月末、半世紀の歴史に幕を下ろす。体育館では定期的にプロレスの興行が開かれ、歴史に残る激闘も生まれた。長年通ったプロレスファンの男性が閉館まで興行のポスターやチケットなど自身のコレクションを展示し、別れを惜しむ。
ジャイアント馬場、ジャンボ鶴田、アントニオ猪木、タイガーマスク、ハルク・ホーガン……。1966年に開館した津市体育館は、スーパースターがしのぎを削る場所だった。同体育館のロビーには今、70年代や80年代のポスターが色あせず貼られている。
「閉館までず~っとプロレス展」という企画を行っているのは、津市の介護福祉士、真柄力也さん(58)だ。昨年10月から体育館の許可を得て、自身が集めたプロレスのポスター、チケット、サイン色紙などを展示している。3カ月ごとに展示品を入れ替えてきたが、7月から大幅に増やし、約100点となった。
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長年通ったプロレスファンによる「閉館までず~っとプロレス展」。素晴らしい企画、三重県のオールドファンにとってはたまらないでしょう! ぜひ訪れてみては。
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潰しに来た大巨人の方が“試合放棄”したことで、前田の強さが伝説化した試合。凡戦あるいは不穏試合と判断されたのだろう、一部地域のみの限られたテレビ放送となり、ファン間で“裏ビデオ”となって長い間出回っていた。振り返り。
1986年4月29日 新日本プロレス
「ビッグファイトシリーズ」津市体育館
△前田日明(26分35秒、ノーコンテスト)
アンドレ・ザ・ジャイアント△
▼壮絶!喧嘩マッチ烈伝 DVD-BOX
2010/03/15発売! 危険度200%の喧嘩マッチ30試合を収めたBOX。TV放映が自粛され、今やネットでしか観ることができないセメントマッチ「前田×アンドレ戦」や、“バーリートゥードの雄”として恐れられたイワン・ゴメスの新日時代のセメントマッチなどを収録する
試合経過を前田日明著書『パワー・オブ・ドリーム』から追う。
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・ アンドレと闘えと言われたのは、2日前になってから。以前(アンドレと)闘ったときから自分がどれだけ成長したかを知るのに格好のチャンス。
・ 試合前に高橋レフェリー「気をつけろよ。アンドレが今日、お前をつぶすって言ってるぞ。レフェリーもやつのマネージャーがやる」。
・ タックルを仕掛けるとアンドレは上から体重を浴びせ、オレを潰そうとした。オレは不自然な形で尻餅をつき、首がガクンと詰まった。目潰しとチョークでオレを攻めてきた。必死でエスケープ。
・ キックを叩き込んでも顔色ひとつ変えないアンドレ。自分からロープに走り、両足タックル。バチーンと火花、アンドレがナックルパンチ。崩れたオレをつかまえて、フルネルソン。万力のようなパワー。ロープブレイクを認めないレフェリー、グルだ。絶体絶命。
・ リングサイドの藤原さん「構わねえ、殺せ!」。新日側の通路、猪木さん以下全選手が出てきてリングを眺めている。反対側、外人選手も勢ぞろい。普通、荒れてくると誰かが入ってきて試合をブチ壊す。ところが、見ているだけ。オレは罠にハメられた。
・ (アンドレ側)悪役マネージャー、若松さんだけは拡声器でがなりたてる、職務を全うしていた。
・ 片足タックルでアンドレを倒す。腕ひしぎ逆十字固め、腕が長すぎてホールドできない。手首をワキに挟んで腹を突き上げたらヒジが伸びた。しかし、ギブアップには至らない。
・ ゴッチさんに教わったヒールホールド。足首から下をテコに利用するので、アンドレのような足が大きい方が決まりやすい。アンドレのヒザの内側靭帯がベキベキ。アンドレ「NO!」。
・ 両者立ち上がる。オレは飛び込みざまに正面からアンドレのヒザに関節蹴り。倒れたアンドレに「お前がその気ならオレもやるぞ」と英語ですごむ。アンドレ、倒れたまま両手を大きく広げて「イッツ・ナット・マイ・ビジネス」。
・ 試合後、猪木さんや坂口さんに「これはどういうことですか」。しかし、みんな「自分は知らなかった」と言葉を濁すだけ。真相は闇から闇へと葬られ、テレビの録画からもカット。だが、この試合はオレに大きな自信をつけさせた。
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2005年、携帯サイト「プロレス・格闘技DX」前田日明コラム「大殿が斬る」において、ファンから「あの試合の後に猪木には褒められたか?」との質問に前田が答える。
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あの試合の後、UWFの控え室からシャワーを浴びに行ったら猪木さんに、お前よくやったなと言われましたけどね。あの試合は坂口征二がアンドレを炊きつけたんじゃないでしょうか、いろんな関係者の話から確信できました。みんなの前で恥をかかせてやれと思ったんでしょうね。
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元『週刊ファイト』井上譲二氏は、著書『闘魂の呪縛 王道の絶望―昭和マット界黄金期に隠された「プロレス死滅」の病巣』(双葉社)などでアンドレvs.前田の真相に言及している。坂口征二ら新日本の関与は否定。
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(1992年10月に井上氏によるアンドレの自宅訪問の際)
幸いアンドレ宅には無二の親友でアンドレVS前田を裁いたフレンチ・バーナード氏が同居しており、彼から核心部分を聞き出すことができた。
フレンチは私に「アンドレ自身の意志」と新日プロ関与を否定した後、「本気でマエダをつぶす気はなかった。自分の強さだけをアピールしようとするマエダをちょっとこらしめただけ」と言った。
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