両国前日会見に“帰ってきた”内藤哲也「声に出さないと、アナタの思いは伝わりませんよ」/17時ゴング新日本プロレス両国情報まとめ
“帰ってきた”としたのは2年ぶりの登場であるから。2年前の両国前日会見では棚橋弘至と舌戦。1年前は姿なしで、公開会見としての面白さがダダ下がりだった。とはいえ今年。石井智宏のレスポンスは悪く、内藤哲也は1人で盛り上げるしかない。
8日、恒例の両国直前会見&ドーム大会超先行発売がお台場のダイバーシティ東京・フェスティバル広場にて開催された。
東京ドームIWGP挑戦権利証のブリーフケースに足をかけてポーズを決める内藤。
「This is EVIL.Everything is EVIL.すべては……EVILだ」セリフはファンも合唱。キャラ浸透の目覚ましさを見せつけたEVIL。
ボクはこのタイミンクで、観戦仲間分(総勢8名)の東京ドーム大会チケットも購入。
・ 「EVIL流の“IWGPの勝ち方”を見せてやる」キング・オブダークネスが“超人”オカダに宣戦布告!「俺が東京ドームのメインに進みます」内藤が勝利宣言!【10.8前日会見・調印式】
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内藤「『この1月4日東京ドームIWGP挑戦権利証、欲しい人は手を挙げてください』と。思ってるだけじゃ、何も伝わらないと。声に出さないと、アナタの思いは伝わりませんよと。俺は全選手に呼びかけたつもりなんですけどね、誰一人応える選手がいなかった。俺に勝てる自信がないのか、それともこの挑戦権利証自体に魅力がないのか、どちらかわかりませんが、手を挙げない、声に出さなかったことに関しては凄く残念ですね。それは本隊の選手もそう。CHAOSの選手もそう。鈴木軍の選手もそう。BULLET CLUBの選手もそう。そして、我々ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの選手からも名乗りを挙げる人がいなかった。それは、ボクは一人のレスラーとして凄く残念だと思います」
――内藤選手から「挑戦者失格だ」というような発言もありましたが。
石井「どうでもいいけど、明日試合なんだよ。だから、ここでグダグダ言っても、何の意味もねぇ。明日、やるかやられるか、それだけだ」
内藤「たしかに、ここで何を言ったところで変わらない。でも、今日ボクと石井選手の試合は別に調印式があるわけじゃないんですよ。調印をする必要はないわけですよ。なのに、ここに来た。何で来たんですか?何も語ることがない。来る必要がないと思うなら、来なきゃ良かったんじゃないですか?アナタが来てしまったということは、つまり……そういうことですよ」
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正論でもあり、皮肉でもあろう。名乗りを挙げなければ「残念」と言い、名乗りが挙がっても「何の実績があるんだ、空気読め」くらい言える(名乗っておかしくないのは、G1で内藤に土をつけたバッドラック・ファレと決勝リベンジでケニー・オメガくらい)。それでいて、ユニットに群れるだけではないプロレスラーならではのスタンスを言い放った。
なんだかんだで、この日に自身の胸の内をファンに丁寧に伝えたのは内藤だけ。それぞれのレスラーのスタンスもあるから、誰しもが内藤のように饒舌にはなれない。わかってはいる。だけれども、新日本の現場をせいいっぱい盛り上げるには何をすればいいのか? 「声に出さないと、アナタの思いは伝わりませんよ」というのは、広い意味で全選手に対して完全に本音だろう。
2016年の東スポ大賞を獲った。2017年のG1クライマックスを制覇した。内藤がレスラーとして成し遂げていない“東京ドームメイン”へのカウントダウン。レスラー人生ではファンと噛み合わず、ブーイングを浴びた時期もあった。よくぞここまでの感がある一方で、ここ1年くらいのスパンでみれば予定調和感も否めない。
いつだって内藤は、ファンよりも先に、正論と皮肉の間で予定調和を突き崩しにかかる。G1決勝一夜明け会見(閉幕直後のG1出場選手基準に異議。質疑応答の冒頭では「『今年のG1 CLIMAXは内藤が優勝するんじゃないか?』と、大半の方が思ってたわけでしょ?」)もそうだった。
・ 【G127】『G1』覇者・内藤がIWGPヘビー挑戦権利証を獲得! 次なる野望はダントツで“東京ドームのメインイベント”!【8.14一夜明け会見】
主役を継続中の内藤は、両国大会のセミファイナルに登場する。
<メモ>
12:00ドーム大会超先行発売、13:30両国直前会見。朝9:30時点で先行発売に30人、会見観覧に20人の待ち列。最終的には先行発売300人、会見観覧500人規模で盛況。グッズとして『両国大会パンフレット』『両国大会記念ラージトートバッグ』『2018年カレンダー』も売り出されたが、Tシャツ類による賑わいがなかったのと、チケット購入直後じゃないと行きづらいテント奥、もったいなかったかな。
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10月9日(月祝)両国国技館大会のまとめ。
【いよいよ本日開催!】
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) 2017年10月9日
☆コレを見れば、一目瞭然!
10月9日(月・祝)両国国技館の会場前~ロビー内の配置図PDFはコチラ!
→ https://t.co/c7K0Ex2mV8#njkopw #njpw pic.twitter.com/lk0K3bP9xh
▼12:30(FC先行は12:15) 開場前売店がOPEN! 大サイン会も開催。注意事項はリンク先で。
開場前売店 12:30~14:45
※入場券をお持ちでない方もご利用いただけます。
※14:45に開場準備の為、一旦ご退場を頂きます。
開場前売店FC先行入場 12:15
※必ず会員証、身分証明書をご提示ください。
[両国大会で『大サイン会』!! 飯伏、真壁、スカル、リコシェ、ファレが登場!FC撮影会は邪道!開場前売店は12:30から、当日券は13:00から販売スタート]
選手サイン会
↓入場券をお持ちでない方も参加可能
13:30~(Aブース) バッドラック・ファレ
13:40~(Bブース) リコシェ
14:00~(Aブース) マーティー・スカル
14:20~(Bブース) 真壁刀義
↓参加には入場券が必要
15:40~(Aブース) 飯伏幸太
グッズ・ブース情報まとめ。
・ オカダ、EVIL、内藤、ケニー、棚橋、田口、柴田!! L・I・JピクチャーTシャツも全種販売!10/9両国での「特別販売グッズ」のお知らせ!
・ 10月9日(月・祝)両国大会から発売!『オカダ 新作Tシャツ』『光るICカードステッカー新作2種』が完成!
・ 【10/9両国でも特別販売!!】アリーナが紫に染まる!『EVIL パーカー』『L・I・J Tシャツ(パープルver.)』『シリコンバンド(パープルver.)』が完成!
・ 10月9日(月・祝)両国大会から発売!5人が勢ぞろい!『SANADA ピクチャーTシャツ』が完成!『ライオンマークパーカー』『スタジアムクッション新色』も新着!
・ 【10/9両国でも特別販売!!】闘魂SHOP通販&水道橋店限定アイテム!Cody、マーティー・スカル、高橋裕二郎のパーカー3種が一挙完成!
・ L・I・J&柴田のキンプロタペストリー!BULLET CLUB 腕時計!ライオンIQOSケース!! 『シンニチプレミアムストア』の人気商品を10/9両国で特別販売!!
・ 【ご来場の皆様へ】10月9日(月・祝)「KING OF PRO-WRESTLING」両国国技館大会、各スポンサーブース情報
スマホサイト加入者&新規加入者。
・ 10月9日(月・祝)両国大会の場外テントで、スマホサイト加入者に“非売品スマホクリーナー L・I・J ver.”をプレゼント!新規加入者への特典も実施!
・ 10月9日(月・祝)両国大会の場外テントで、スマホサイト“新規加入者”に非売品“内藤哲也×権利証”パネルをプレゼント!
募金にご協力ください!
・ 【お知らせ】10.9両国大会で、高山善廣選手およびメキシコ大地震・被災者への募金箱を設置!蝶野選手、天山選手、小島選手、中西選手がチャリティ握手会を開催!
★高山善廣選手・チャリティ握手会
14時~ 中西学選手
★メキシコ大地震 被災者募金・チャリティ握手会
16時~ 小島聡選手
★高山善廣選手・チャリティ握手会
16時30分~ 蝶野正洋選手&天山広吉選手
場所:両国国技館 正面入口付近
※各選手15~20分ほどを予定しております。
※募金にご協力いただいた方と握手をさせていただきます。サイン、写真撮影などはできかねますので、あらかじめご了承ください。
▼15:30 正式に開場!
[KING OF PRO-WRESTLING 2017年10月9日(月)17:00開始 東京・両国国技館](試合結果)
2017.10.9 KING OF PRO-WRESTLING OPENING MOVIE(両国国技館大会のオープニングVTR)
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■新日本プロレス『KING OF PRO-WRESTLING』
10月9日(月・祝)15:30開場 17:00開始 東京・両国国技館
[当日券は13:00よりアリーナA・Bを販売]
[17:00~ 新日本プロレスワールドで配信]
[16:00~21:30 CSテレ朝チャンネル2]
[4K生中継がひかりTVで。CSテレ朝と同時放送]
<第1試合>
高橋ヒロム
BUSHI
SANADA
(1/20)
レオ・トンガ
高橋裕二郎
バッドラック・ファレ
<第2試合>
ザック・セイバーJr.
鈴木みのる
(1/20)
矢野通
後藤洋央紀
<第3試合 IWGPジュニアタッグ選手権試合>
[挑戦者組]
X(RPG 3K)
X(RPG 3K)
(1/60)
リコシェ
田口隆祐
[第53代王者組]
※田口&リコシェ2度目の防衛戦
<第4試合 IWGPタッグ選手権試合3WAYトルネードイリミネーションマッチ>
[挑戦者組]
タンガ・ロア
タマ・トンガ
vs
ハンソン
レイモンドロウ
[挑戦者組]
vs
デイビーボーイ・スミスJr.
ランス・アーチャー
[第78代王者組]
※アーチャー&スミス初防衛戦
※3チーム同時にノータッチルールで試合を行い、最後まで残ったチームを勝者とする。なお反則&場外カウントもなしとする
<第5試合>
マーティー・スカル
Cody
ケニー・オメガ
(1/30)
邪道
バレッタ
YOSHI-HASHI
---休憩---
<第6試合>
ジュース・ロビンソン
飯伏幸太
(1/30)
真壁刀義
棚橋弘至
<第7試合 IWGPジュニアヘビー級選手権試合>
[挑戦者]
ウィル・オスプレイ
(1/60)
KUSHIDA
[第77代王者]
※KUSHIDA3度目の防衛戦
<第8試合 東京ドーム・IWGPヘビー級王座挑戦権利証争奪戦>
[挑戦者]
石井智宏
(1/60)
内藤哲也
[権利証保持者/G1 CLIMAX 27優勝者]
<第9試合 IWGPヘビー級選手権試合>
[挑戦者]
EVIL
(1/60)
オカダ・カズチカ
[第65代王者]
※オカダ8度目の防衛戦
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うしろ三つのシングルが両国をしっかり締める。そして、セミとメインの勝者同士が1・4ドームメインでIWGP戦となる公算が高い。両国を堪能しながら、ドームへ続く物語を味わおう。
2年前の秋の両国、棚橋弘至vs.内藤哲也。前日会見でも両国でも「内藤、キテるな」という感触が始まっていた(しかし棚橋勝利)。あれから2度のドーム大会を挟むが、内藤ドーム初メインという夢は叶わぬまま。今の勢いならば…と思わせるものは十分だが、果たして!?
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