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2017.10.01

怒りの前田、チェック中のゲラは実に600ページ! 『1984年のUWF』反証本、今秋発売【週刊 前田日明】

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前田日明が足りない世の中に、とことん前田日明を発信してみる。毎週日曜日は、前田日明関連の動きをできる限りカクトウログが追う「週刊 前田日明」の日です。連載第184回のラインナップ▼怒りの前田、チェック中のゲラは実に600ページ! 『1984年のUWF』反証本、今秋発売前田「話題になれば、まとまったお金が高山に入る。協力を」幻の高山善廣本が発売の方向へ・・・

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 情報をキャッチしていながら、最新1週間(月曜から土曜まで)で取り上げなかった前田日明の話題、あれば翌週送りせず日曜にまとめる。あと、1週間で取り上げた前田関連記事、主要記事リンクも再集約しておくことにします。
(週刊前田日明バックナンバー →「週刊前田日明」参照)

 この連載を毎週見ておけば前田関連の動きは逃さない!
 理想はそこですが、どうなるか。

※不定期連載となっています。


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怒りの前田、チェック中のゲラは実に600ページ! 『1984年のUWF』反証本、今秋発売

 9月27日にニコ生で『月刊リングス9月号』(RINGSチャンネル)が放送され、前田日明が出演した。前田の気になる発言を一部拾っていく。聞き手はKAMINOGE井上崇宏編集長。

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(9月25日まで行ってたアメリカの)サンノゼはね、『ベラトール』の大会に行って、スコット・コーカー(代表)と2日間ミーティングして、いろいろ、悪だくみを(笑)。今回初対面で。

(エメリヤーエンコ・)ヒョードルにも会った。いきなり『自分がリングスで初めて獲ったヘビー級のベルト、持ってたらくれないか』と。『じゃあ、お前にやるよ』(ってヒョードルに返事した)。(井上編集長「まだ持ってるんですか?」)持ってる。持ってる。

アメリカのビジネスはお金の入り方が想像以上。1大会8億円とか入る。チケット収入はわずかなものなんだけど、広告収入。イギリスとかブラジルにも『ベラトール』が進出するって話なんだけど、そのスポンサーからの金額聞いたら倒れそうになった。

うらやましい、そんなお金あったら何ができるんだ!っていうね。アメリカで生まれたかった。スコット・コーカーの10分の1のギャラでいいからほしいね(笑)。

(コメントの『コーカーにRINGS買ってもらおうぜ』に対して前田は)コーカな額でね(高価な額とダジャレ笑)!

(ここで作家・田崎健太氏がゲストとして加わる。田崎氏は、この収録前まで前田にKAMINOGE『真説・佐山聡』記事連載のための取材をしていた。)

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オレ、佐山さんにこの世界に引っ張ってきてもらったから。デビュー前に『プロレス界、実際はこうなんだ』というのは佐山さんがオレに伝えたんだよね。オレ、ガックリきてさ、やめようかと思ったんだけど、佐山さんオレに言ったのが『前田、心配するな。猪木さんはいずれプロレスを格闘技としてやろうと思ってるから、お前もそれまで頑張って練習しとけ』と。『ああ、そうですか!』と、そういう会話をしたんですよ。

(田崎氏との取材でのやりとりに関連した話題に)このごろ歳とってきて記憶もあやふやになってきて、“印象”で言うときあるから気をつけながら喋るんだけど、自分で自信あるのは、オレは20代のときから今まで言うこと絶対変わってない。みんな、そのときそのときで、都合のいいようにコロコロ変わってるから。お前、オセロかよっていう。

(田崎氏「特殊なところもありますね。(この業界は)嘘つきが多い。というか、レスラーって隠すとこいっぱいあるじゃないですか。日常的にいろんなことを面白くしてやらなきゃいけないっていう商売なんで、何が本当なのか自分でもわかんなくなっちゃう人が多い。年表をつくってきちっと話をしていかないとなかなか外れていくことが多い。でもレスラーは魅力的なので、会うと面白いですね」。)

(コメントの『1984Uはアカンかったので、真説・前田日明を書いてください』に対して前田は)いまそれ(柳澤健著『1984年のUWF』の反証本)の本のゲラが600ページある。多すぎるんで、150ページくらい減らさなきゃいけないんだよね。(「前田日明著」で?)そうそう。タイトルはまだ決まってないけど、どうしようかと。

※6月26日放送回で反証本は予告されていた。
・ 2017.07.03 『1984年のUWF』読後の怒りが止まらない! 前田が出版決意「アンサーはきっちり本にして出す」【週刊 前田日明】 プロレス-格闘技 カクトウログ

河出書房から出そうと思ってるんだけど、タイトルは『1984年のUWF』どうのこうのというんじゃなくて、題名はまじめな題名にして、オビで思いっきり悪口を言おうかなと(笑)。国会図書館残るじゃん、オビは残らないから。

「柳澤君、名誉棄損だけじゃなくて威力業務妨害でもやれるから気をつけてね」みたいな。(田崎氏「それ、オビじゃないです!」)

(田崎氏「取材せずに本を出すのはありだと思うんですよ。レスラーって嘘つきじゃないですか、みんな。当時のコメントから推論するのは、ノンフィクションの世界では結構あるんですよ。ただ、ボクはどっちかというと、怒られようが何しようが会って話したいなと」。)

資料を元に書きましたって、資料があればいいんだけど、ないんだよね。あっても全然違う。(間違いが)5つ6つくらいかと思ったらそうでもない。時間軸も違うし、状況証拠も違う。ダッチ・マンテルを血だらけにしてノックアウトというのも映像でそんなことないし。アンドレ(・ザ・ジャイアント)をオレとの試合の後、新日本プロレスが沖縄に旅行に連れて行きましたって。アンドレ、シリーズに参加する前から沖縄で遊んでたんでね。なんで?みたいな。

(そういう話が新しい本には?)全部載ってる、全部検証してる。(発売は)11月中にやろうかと言ってる。600ページのゲラを、10月の2日とか3日までに読まなきゃいけない。

ドールマンからのメールをさっき見せたでしょ? 感想は? (田崎氏「ホントだったら大問題ですね。ドールマンからの英文メールを読みましたけど『全く違う』と。ライアーという言葉使ってました。前田さん、怒ってると?」)そりゃそうでしょ。リングスとか格闘技の仕事をしようと思っているのに、(柳澤氏の本は)名誉棄損を越えちゃってる、威力業務妨害、刑事事件だよ。

(ドールマンに一連のリングス時代を振り返る発言記事を見せたら「こんなこと言ってない。裁判で必要だったら言ってくれ」と言われたことなどを前田が説明。)

(田崎氏「(柳澤氏曰く)録音テープ持ってるんでね」)録音テープを出したらいんですよ、手っ取り早いです。

(井上編集長から、業界にかかわった経験を重ねていても知らないことはいっぱいあるという話に)

たとえばね、(アントニオ)猪木-(ウィリアム・)ルスカ戦で、なんでルスカがプロレスできたのか。アマレス協会の福田(富昭)さんが連れてきたんですよ。『スパーリング誰かやってくれ』って、誰も手を挙げなかった。藤原(喜明)さんが手を挙げてやったんですよ。藤原さん、(ルスカの)手も足もガンガン極めちゃった。ルスカが『猪木はもっと強いのか』。『そうだよ』って言ったら『わかった』と。ルスカがすごいのは、そのあとオランダ帰る時に必ず(カール・)ゴッチさんのところに寄ってずっと練習したんだよね。最後は強かった。

(井上編集長「それボクも藤原さんから聞きました。福田さんも最初は『きみ、きみ』と言ってたのが、帰るときには『藤原さん』になってたと(笑)」)

それでオレたち、メシ食ってるんだから。『1984年のUWF』で腹立つのは、自分のことはともかく、自分が生きてきたプロレスの世界だとかケチョンケチョンでしょ。たいしたことのない人の集まり(みたいな書き方)だとか。お前、何を知ってるんだよと! いろんな人のことを見たり、聞いたりして、さも知ってるような。『印象』を書いてるんだよ、取材したものじゃなくてね。

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 ここまで目を通してくれているファンには多くを語る必要はないだろうが、念のために言うと、トータルで前田の話をつかんでいただきたい。佐山がデビュー前に教えた仕組みもプロレスならば、ルスカを屈服させたのもプロレス。この世界にプライドを持っている前田だから、いい加減な論拠によりプロレスの世界観が描かれたことに我慢がならなかった。

 クリス・ドールマンともやりとりしている前田だが、踏み込み方によっては相当な手間だろう。編集こそ塩澤幸登氏が担っているが、現時点で「前田日明著で」としていることから、塩澤氏の著書として出てきた前田関連本とは異なる。反証本を背負おうとしているのだ。

 今回のような前田の主張を文字にしていくことは、元本と反証本の対立をクローズアップさせていく。ただボクなどはそんなに器用じゃないというか。前田と“向き合っている”時間は長いので、『1984年のUWF』を読んでいても、頭の中で勝手に情報が補正される。そんなに腹が立つものはないし、前田の功績は変わらない。ただ、前田が生きてきたプロレス界での誇りが感じられる著書が出るのなら大歓迎なのです。


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前田「話題になれば、まとまったお金が高山に入る。協力を」幻の高山善廣本が発売の方向へ

 番組続きから発言を拾う。

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(パンチや関節技の技術について前田のレクチャーがここで入る。世界の格闘技の技術のつながりの話、カール・ゴッチの話)

『これはね(ボクサーの)ジャック・デンプシーがやってた接近戦のときに使う最高のフックの打ち方なんだ』と言って、たまにゴッチさん、(パンチのモーションを)やって見せてくれた。レスリング一本の人なんで冗談半分かと思ったんだけど、あとで考えてみたら、ヒョードルの打ち方ですよ。のちにロシアンフックと呼ばれる。

(新日本とUWFの“アングル”の話、田中正悟の話などを挟んで)

高山の件で今日、進展があってね。いま一緒に『1984年のUWF』への反証本をやってる塩澤(幸登)さん。むかし百瀬(博教)さんに言われて、高山善廣の本を書いたんですよ、取材して。百瀬さんに『高山、あいつ見所あるな。プロレス団体のエースにして一儲けしようぜ。塩澤、お前、本書け』って言われたとのことで。ゲラチェックして出すかとなったときに百瀬さん死んじゃった。宙に浮いて、出版してない本がある。

(ここからは『反証本』とは別の『高山本』の話に)

塩澤さんに『高山のために何とかしてくださいよ』って話したら、あの人、男気のある人で『わかった』と。印税だけじゃなくて、あの人出版社もやってるんで、経費を差っ引いた分も(高山に)あげようと。本が話題になって、5千とか1万部とか売れたら、まとまった金が高山に入るんで、(みなさんに)協力してほしいですね。

今日、話を(高山の)奥さんに伝えたんだよね、山ちゃんに電話番号聞いて。『大変ですね』とか話をしたんだけど、すごい冷静で、クレバーそうな人で、普通だったらちっちゃな子供抱えてワーッとなるところなのにサスガだね。ノーベル賞をとったとき山中(伸弥)教授がiPS細胞の使い道について、脊髄損傷とか下半身動かない人に光明を与えるようなことをまずやりたいと言ってたから、遠からぬ将来なくもないと思うんですよね。できるようになってもらいたいね。

(コメント『猪木さんの北朝鮮訪問についてはどうお考えですか』)

猪木さんだとか鳩山(由紀夫)さんだとか、中国・韓国・北朝鮮と付きあって『なんだあいつら』っていう人多いんだけど、言うやつはいちばんバカでね、政治家たるもの、たとえ国民から命狙われるくらい嫌われてもあらゆるチャンネルを持っておくべきなんですよ。チャンネルを持つというのは簡単な話じゃなくて、むこうの言うことに、本心だろうと疑心だろうと時には賛同してあげて、同じ気持ちだと思ってもらえるから強い絆とか信頼が得られて、外交案件が発生したときに言うことを聞いてくれるわけですよ。

(この話を前田の知人が鳩山氏に伝え、鳩山氏の希望で電話で話をしたエピソードもこの後に番組内で明かされた。)

日露戦争の時はいろんな外交のチャンネルがあって、アメリカとか間に入ってもらって、国家予算が尽きる前に終戦に持ち込めたんですよ。第二次世界大戦のときは勘違いしちゃって、軍も政府も。チャンネル持たない間に裏工作も持たずにワーッとやられたのが大戦の時の失敗ですよ。

(12月のアウトサイダーではチャンピオンクラスの選手をロードFCの選手と対戦させるプラン。九州で来年3大会使ってチャンピオンの決定戦をやることなどが明かされた。)

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 こうして、1時間予定のところを、1時間20分を要して番組は終了となった。

 高山本は、前田の働きかけにより、編集済みのものを世に出す要領のようだ。うまく編集されていると願いたいし、高山への寄付にしっかりつながることを期待したい。

 政治家評の話はスケールが大きい。こういうスケール感で動いてくれてる政治家をなかなか実感できません。なるほどなぁ。

 というわけで、月イチの月刊リングス、実に内容が濃い。無料放送もかなりの割合であるし、文字にしたのは一部に過ぎない。まだまだ面白いところがあった。前田ファンにはぜひ登録して聞いてもらえればと思う。

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 12月10日(日)14:00「THE OUTSIDER ~大田区総合体育館 SPECIAL~」大田区総合体育館のチケット情報。
・ 「THE OUTSIDER ~大田区総合体育館 SPECIAL~」チケット情報 -- Rings

 インタビュー掲載。
Orepro_vol_8▼new! 俺たちのプロレス(8) (双葉社スーパームック) 9月21日発売!【特集】PRIDE誕生と崩壊の真実 「総合の源流~ゴッチイズムと新日本」前田日明 「ホイラーと会ったら無視されました」桜庭和志 「新日本と猪木さん、そしてPRIDE」藤田和之 「“狭間の世代”が見たUWFと総合」田村潔司

 前田日明関連バックナンバー。

□第183回 前田日明がゲスト出演! 藤原喜明デビュー45周年トークイベント11月11日(土)浅草【週刊 前田日明】
* 前田日明がゲスト出演! 藤原喜明デビュー45周年トークイベント11月11日(土)浅草
* 船木誠勝「いろいろありましたけれども、見守ってくれる優しい先輩」前田との関係を語る

□ 前田日明「後輩であり仲間、頑張ってほしい」 オカダ「プロレス界が一つになるべき」/チャリティー大会早期化も検討 高山善廣支援続報

□ UWF、リングスでリングアナウンサーを務めた古田信幸さん死去/前田日明「声量があったよね。学年的に同級生でびっくりしてる」

□ 1986年の前田日明vsアンドレ・ザ・ジャイアント戦で知られる津市体育館が9月末で閉館/「閉館までず~っとプロレス展」開催

□第182回 ドン・中矢・ニールセンよ永遠なれ! 1986年の前田日明戦は総合格闘技のルーツとなった【週刊 前田日明】
* ドン・中矢・ニールセンよ永遠なれ! 1986年の前田日明戦は総合格闘技のルーツとなった
* “前田vsニールセン戦”への没頭ぶりを全開させた柴田勝頼2005年K-1武蔵戦会見を発掘

□ 前田日明「後輩たちに、さらに光を」垣原賢人&高山善廣に大エール! 垣原は“ガン克服”の先輩・藤原喜明に完敗

□第181回 先に仕掛けたのは実は長州力!? 前田日明「じゃあオレもやっていいよな」顔面蹴撃事件を激語り【週刊 前田日明】
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□ カール・ゴッチが絆を紡ぐ~前田日明、藤原喜明、アントニオ猪木が笑顔で再会ほか納骨式写真集まとめ

□第180回 ドイツ軍・ロシア軍で格闘技教官として無敵だった! 没後10年カール・ゴッチ秘話を前田が語る【週刊 前田日明】
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□第179回 1984年の佐山聡「僕は前田を上げたかったんですよ」 ついに旧UWFとシューティングを語る【週刊 前田日明】
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□ 会見映像公開するも滑舌と録音環境の不安、二つ我にあり!? されど前田日明がヘビー級RINGS始動宣言

□第178回 『1984年のUWF』読後の怒りが止まらない! 前田が出版決意「アンサーはきっちり本にして出す」【週刊 前田日明】
* 『1984年のUWF』読後の怒りが止まらない! 前田が出版決意「アンサーはきっちり本にして出す」
* カール・ゴッチ没後10年となるこの夏に『ゴッチ式トレーニング』発売! 前田は藤原喜明との対談で登場
* 悪口を足す前田流原稿チェック!? 『KAMINOGE』ターザン山本との対談に「ハゲ!」を追記していた


 【週刊 前田日明】はここまで。
 今週も前田日明を追いかけます!


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