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2017.11.07

これが『前田日明が語るUWF全史』上・下巻の正式表紙なのか!? 前田「オレはUWFに一生分の純心を捧げたんです」

 格闘技スタイルで社会現象を起こした「UWF」、その背景を描いた柳澤健著『1984年のUWF』(Number連載記事を編集して2017年1月発売)が話題となった。UWFの長である前田日明あるいは業界に対してのネガティブな記載、事実関係への疑問も読者からは相次ぐ。反響の大きさから、関連本としての『証言UWF 最後の真実』も他社から5月に発売。前田インタビューも収録となったが、残念ながら『1984年~』未読のまま取材に応えたものだった。

 5月に入ってから、前田はイベントで進呈された『1984年~』をついに読む。反証本発刊を決意。
・ 前田「これはドキュメンタリーじゃないよ!」~発売から3か月、ついに『1984年のUWF』を読んで大激怒【週刊 前田日明】 プロレス-格闘技 カクトウログ
・ 『1984年のUWF』読後の怒りが止まらない! 前田が出版決意「アンサーはきっちり本にして出す」【週刊 前田日明】 プロレス-格闘技 カクトウログ
・ 怒りの前田、チェック中のゲラは実に600ページ! 『1984年のUWF』反証本、今秋発売【週刊 前田日明】 プロレス-格闘技 カクトウログ
・ 前田の怒りは1冊に収まらず! 『1984年のUWF』反証本は11月22日に“上巻”発売予定【週刊 前田日明】 ※追記:下巻も同日発売予定 プロレス-格闘技 カクトウログ
・ 『前田日明が語るUWF全史』装丁案に前田がNG、塩澤幸登氏の編集に早くも事実誤認あり!?【週刊 前田日明】 プロレス-格闘技 カクトウログ

 当サイト(連載・週刊前田日明)では、前田が編集担当の塩澤幸登氏に最終稿を渡した(出版社サイトでの発売日は12月5日予定に更新された)ところ、10月末までの動きをお伝えしていた。
・ 「ゴッチ本」軌道修正、「1984U反証本」上梓~UWFを背負い続けた2017年の前田日明【週刊 前田日明】 プロレス-格闘技 カクトウログ

 新たに7日、塩澤氏のブログが更新され、“正式装丁”と思われる画像が明らかに。
・ 千歳ヶ丘ビートルズ・天地真理誕生会・前田本|☆沈黙図書館☆

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■前田日明が語るUWF全史 上
前田日明 Akira Maeda
1984年4月11日~1987年6月23日
前田日明は言う。
オレは「1984年のUWF」に正式に反論します。
UWFをおとしめて書いている著者のライターとしての見識と資質を問う。

オレは自分の息子や娘たちが大人になって、
人間というのはどんなものなのかということを考えることが
できる年齢になった時に、
父親はいつも周りにいる人たちを思いやって、一生懸命に尽くして生きた、
恥ずかしくない人間だったんだと思ってほしいんですよ。
あのころの自分の純粋な気持ちを、
あのころのことをよく知らないヤツらからあれこれ言われたくない。
いまのオレは、あのときのオレが人を騙したとか、
嘘を言ったとか、約束を破ったとかいうヤツを許せないんですよ。

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■前田日明が語るUWF全史 下
前田日明 Akira Maeda
1987年6月29日~1991年8月1日
前田日明は言う。
オレはUWFに一生分の純心を捧げたんです。
UWFは本当にお金とオンナとクルマにしか
興味のないプロレスラーたちの集団だったのか?

オレはUWFを格闘技の理想に燃えていた
素晴らしい集団だったと思うんですよ。
最後にいろんなヤツに騙されて裏切られて、
オレはそれをずっと恨みに思ってきた。
でも、このごろ、自分の怨みのような思いが
UWFをおとしめているのかもしれない、そう思いはじめた。
自分でもカッコ悪かったな、と思うんです。


 オビの言葉に前田の思いが溢れ出る!

 第2次UWF解散後にリングス立ち上げ。当時、ボクは大学祭での前田トークイベントで司会を担う。リングスのスタッフとの事前打ち合わせにない「UWFをもう一度という思いは?」という質問を本番でぶつけた。前田は「UWFというのは、死んだ子供でね…」とサラリ。

 ここにきて「オレはUWFを格闘技の理想に燃えていた素晴らしい集団だったと思う」「このごろ、自分の怨みのような思いがUWFをおとしめているのかもしれない、そう思いはじめた。自分でもカッコ悪かったな、と思うんです」という言葉となる。

 あれから長い時間が過ぎ去った。『1984年のUWF』に敢然と立ち向かった自分を振り返り、自身の本当の思いに気づいたのだろうか。


Maeda_uwf1▼new! 前田日明が語るUWF全史 上 12月5日発売予定!前田日明 (著) 再び議論の的となっているUWFについて前田日明がすべてを語る。当時の資料をもとに立体的に構成された、格闘技・プロレスファン待望の前田からの反論。全2巻1984~1987年編

Maeda_uwf2▼new! 前田日明が語るUWF全史  下 12月5日発売予定!前田日明 (著) 再び議論の的となっているUWFについて前田日明がすべてを語る。当時の資料をもとに立体的に構成された、格闘技・プロレスファン待望の前田からの反論。全2巻1987~1991年編


 ボツになった装丁のおさらい。塩澤氏が、今後の情報公開予定、装丁作業について触れていた。
・ 失望絶望よりもっと切実だった、それが非望|☆沈黙図書館☆
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どういう内容の本かは月が改まる時期に情報公開の予定。
これがボツにした装幀。前田から「格調高くいきましょうよ」といわれNGにした。
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前田と初めて会ったのは1993年で、知り合ってから25年たってしまった。この本のなかで彼は、あれこれとしゃべっているのだが、ほんとうに大人になったなと思う。「オレはいままで、昔のUWF時代の仲間を悪くいいすぎたかもしれない」と言っている。詳細は後日。
前田は女の子が生まれたことで、人間が丸くなり、優しくなったのではないか。

##

 大きく改善したと言っていい。もちろん、肝心は中身だ。ベールが開かれるのは12月予定。


※24:45追記

 中井祐樹が当記事更新通知をリツイート。

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 『1984年のUWF』冒頭で“中井くん”として描かれ、大学1年でUWF横浜アリーナ大会中継を観た後にプロレスと“訣別”したとされた。前田の本を手にするのだろうか。どんな思いなのだろう?


※11/8 7:35追記

 この記事をエントリーした時点では、画像のみの“下書き”状態だった塩澤氏のブログ。文章が追加された。ここからは、オビの文章に込められた前田の意図を、より詳細に確認することができる。
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□内容の一部を紹介しよう。

オレは自分の息子や娘たちが大人になって、人間というのはどんなものなのかということを考えることができる年齢になった時に、父親は周りにいる人たちに一生懸命に尽くして生きた、恥ずかしくない人間だったんだと思ってほしいんですよ。これも親から教わったことなんだけど、オレは人に真心を尽くして生きてきたつもりなんです。ずっと、自分を犠牲にしてでも人を助けてあげなければいけないと考えて、生きてきたんです。だから、オレが人を騙したとか、噓を言ったとか、約束を破ったとかいうヤツをずっと許せなかった。

UWFのころのオレというのは、一生のうちで一番好きなように生きることのできるチャンスの時期だったと思うんです。若かったし、自分の生き方についていうと、どういう将来でも選べたし、お金ももっと自分の好きなようにしようと思えばできたと思うんです。業務提携で新日本にもどったときは、「株を持たせてあげるから、役員にならないか」っていわれた。でも、おれはそれも断って、UWFのために生きようと思ったんです。オレはUWFに集まった人たちを、みんな家族だと思っていたし、オレがUWFからいなくなったらみんなが困ると思ったし、家族のために自分が尽くすのは当たり前だと思っていたんですよ。神たちが「練習生に払う給料がない」とか「家賃がない」とか毎月のように言ってくるんですよ。おれは、それは大変だと思って、外に出て行っていろんな仕事(タレント活動など)をしてあのころの自分の稼ぎをあいつらに半分あげていた。おれがあれこれ言って、あいつらがやっていけなくなったら可哀想だと思って、できるかぎり尽くしていたんですよ。選手も同じで、みんな、小さくて、ホントだったらプロレスラーなんか無理な人たちを、一生懸命、選手に仕立てて、デビューさせて。

おれはUWFというものに対して一生分の純心を尽くしましたよ。あのころのそういう自分の純粋な気持ちを、そういうあのころのことをよく知らないヤツらからあれこれ言われたくないんですよ。

あのころ、いろんなヤツに騙されて、裏切られて、そのことをずっと恨みに思って、「アイツはひどい」というようなことを何十年も言い続けてきたんだけど、あるとき、神や宮戸がオレに手紙をよこして、あのときは本当にすみませんでしたって、謝ってきたんですよ。そのときは、まだそれでもあいつらを許せないと思ったんです。でも、よく考えてみると、そういう自分の怨みのような思いがUWFというものを貶めているのかも知れない。あのころのUWFというのは格闘技の理想に燃えていた素晴らしい集団だったと思うんですよ。

オレも年をとったということなのかもしれないけれど、二人の子供の父親になったということもあって、このごろ、オレは自分が長い間許せないと思ってきた人たちを許さなきゃいけない、と思いはじめているんです。高田のこともそうだけれど、若林太郎とか、宮戸とか、「裏切られた」「騙された」と、悪く言い続けすぎたと思っているんです。それはホントに自分でもカッコ悪かったな、と思うんですよ。ターザン山本もそうだけどあいつらも許さなきゃいけないと思いはじめているんです。いつまでも怨みを引きずって生きていたら、あのころの純粋に人間を信じて生きていた、正しかった自分に対して恥ずかしいような気がするんです。オレ自身もそういう、人間的な(きれいな)心を取り戻さなきゃいけないと思い始めているんです。

そうしないと、事情をよく知らない柳澤みたいな、あのころのことをねじ曲げて書こうとするヤツが現れる。ああいうヤツが出てきたのも、オレの不徳の致すところなんじゃないか、このごろ、そんなことも考えるようになったんですよ。

三島由紀夫が腹を切って死ぬ一週間前に、古林尚(ふるばやしたかし)っていう文芸評論家と対談しているんですけど、そのなかで、「敗北を敗北として認めなきゃならない」と発言しているところがあるんですよ。オレはそれを聞いて、あの人が腹を切って死のうとした理由がわかったような気がしたんです。そして、オレも自分の敗北を敗北として認めなきゃいけないんだ、そこから、居住まいを正してあらためてやり直せばいいんだと、思いはじめたんです。

おれはそういうふうに考えて、純粋な自分にもどって、もう一度、リングスをやってみようと思っているんですよ。

##

 “「アイツはひどい」というようなことを何十年も言い続けてきた”前田が、“いつまでも怨みを引きずって生きていたら、あの(UWFをやっていた)ころの純粋に人間を信じて生きていた、正しかった自分に対して恥ずかしいような気がする”との思いを吐露している。“そうしないと、事情をよく知らない柳澤みたいな、あのころのことをねじ曲げて書こうとするヤツが現れる。ああいうヤツが出てきたのも、オレの不徳の致すところなんじゃないか”とまでも。

 これは、反証本の域にとどまらない。太く短い人生を標榜する前田が、生き様の大きな総括をしようとしているようだ。


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