17年にレスラー怪我問題に揺れた新日本、前年までの14→16年で40大会増だった。17年は1大会増に抑制/観客動員と大会数考察
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新日本プロレスの観客動員と大会数に関して少しばかり考察してみたい。
読者から「プロレス統計」さんというブログをご紹介いただきました。最新でこんな記事が。
・ 観客動員と大会数で振り返る2012~2017年の新日本プロレス - プロレス統計
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2012年 119大会 281,393人
2013年 112大会 280,797人
2014年 116大会 331,780人
2015年 145大会 335,626人 ←10月以降実数発表
2016年 156大会 317,335人
2017年 157大会 360,333人
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月別推移など実に詳細にリンク先にあるのでご参照を。今後の記事にも期待大! なお、2016年に観客数が一定規模で下がっているのは2015年途中に実数発表がスタートしているため。実数では右肩上がりであると思われる。
本間朋晃・柴田勝頼らの怪我と関連して、プロレスの危険さやレスラーのコンディション維持問題が話題となった2017年。上記からは、数字としても前年までの2年間で実に40大会が増えていたことがわかる。
2015年は「もしかしたら新日本の一つのピークになるのでは」との話題も出た年で、翌年WWE移籍となる中邑真輔・AJスタイルズらも主力。夏のG1クライマックス日程も全12大会から1.6倍の全19大会に拡大した。
2015年のG1閉幕後の新日本プロレスからの発信。
・ 2015.08.24 ファンの声に向き合う新日本! 7万人G1来場への御礼とともに、選手のコンディションのための日程・開催地見直しを宣言 プロレス-格闘技 カクトウログ
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一方で、ファンの皆様からは、長期間に渡る日程と試合数、また連日の移動などによる、選手のコンディションへのご心配も頂いておりました。
今後の『G1 CLIMAX』シリーズにつきましては、選手コンディションに過度の負担の生じない日程、開催地の見直しを図り、開催する所存です。
これからも、新日本プロレスリングはファンの皆様に楽しんで頂けますよう、選手、社員一同が一丸となって、大会やイベントに取り組んで参ります。
今後とも、よろしくお願い申し上げます。
新日本プロレスリング株式会社
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このような発信の一方で、G1日程は大会数維持、他シリーズで11大会増となっていたのが2016年ということになる。オーバーワークと怪我が直接的に結び付けられるものでもないが、その翌年2017年に怪我問題噴出というのは、新日本プロレスにとって諸整備を行うきっかけになったに違いない。大会数は前年から横ばい(1大会のみの増、箱の規模は拡大)。
G1日程改善問題での当サイトの2015年見解を振り返る。
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具体案を考えてみる。まずは移動を最小限にしたいし、移動が「ない」のが理想。例えば「札幌2連戦、福岡2連戦、大阪2連戦、後楽園3連戦、両国3連戦」くらいを軸に組むのはどうだろう。首都圏以外の連戦については大箱2連戦が厳しければ「大阪府立+府立第2」といった大小会場のカップリングも有効かと思われる。
もうひとつは日程の真ん中に1週間程度の休日を設けること。2シリーズ分で開催のイメージ。招聘外国人の滞在費はかさんでしまうが、必要な段階に来ていると思う。ぜひ検討してほしい。
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後段は大胆すぎることを書いているが、前段に関してはこのアイディアを新日本は2018年に導入となった。
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(G1日程発表済分)
▼7月14日(土)&15日(日)新日本プロレス「戦国炎舞 -KIZNA-Presents G1 CLIMAX 28」東京・大田区総合体育館(開幕戦)
▼7月16日(月・祝)新日本プロレス「戦国炎舞 -KIZNA-Presents G1 CLIMAX 28」北海道・北海きたえーる
▼8月10日(金)、11日(土)、12日(日)新日本プロレス「戦国炎舞 -KIZNA-Presents G1 CLIMAX 28」東京・日本武道館
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翌日に札幌大会というのは過酷なものの、移動を伴わない都内2連戦での開幕はよいこと。
新日本は引き続き、選手コンディションづくりには取り組んでいるものと伝えられる。
・ 2017.08.08 木谷オーナーが地上波テレビで宣言 来期に新日本の売上が全盛期超え/キャラクタービジネスと並行して進化する医事委員会にも光を プロレス-格闘技 カクトウログ
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『週刊プロレス』No.1909(7月5日号)が新日本プロレスの三澤威トレーナーに取材「新日本プロレス医事委員会に聞く」を行っている。医事委員会は、新日本のトレーナー、リングドクター、全国各地のドクター、計8名で編成。2011年6月の京都大会での中西学救急搬送(首の負傷)をきっかけに組織化した。
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・ 2018.01.08 ケニー戦&柴田戦を経て変わったオカダ・カズチカ、ジェリコ戦を得ても変わらない内藤哲也・・・物語は続く/新日本プロレス“イッテンヨン周辺”総括 プロレス-格闘技 カクトウログ
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(4月末に柴田からメッセージを伝えられた)以後のオカダは自ら団体と交渉し、移動方法やイベント出演報酬に至るまで、所属レスラーの待遇改善にも努めるようになった。その強さの奥底には、業界の未来もライバルの思いもすべて背負うという、プロレス界の顔としての責任感と覚悟があった。
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運営・コンディション維持だけを考えるなら、お笑いや宝塚のような常設会場式、大相撲のような〇〇場所式となる。一方で、ビッグマッチとシリーズで緩急をつけ、どのシリーズに関しても地元で観戦したいファンに応えようとしながら収益を得るプロレス興行日程は独特のもの。答えがない世界だ。業界として考え続けていきたいところではある。
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