ドーム会見で光る男、武藤敬司/棚橋vs中邑テレビ観戦
pick up 蝶野の遅刻癖は相変らず変わってないな@武藤敬司/武藤「天コジはオカマだ!」1.4東京ドームを前に舌戦も┃TBSが「亀田兄弟オフィシャルサイト」を18日にオープン┃【HELLO OG!】ロングインタビュー メカマミー&メカマミーlite の、人類総メカ化計画/ブラックアイさんより┃ヘンゾ・グレイシーvsフランク・シャムロック┃DSE榊原代表スペシャルインタビュー第2部┃チョコボール向井、7年間のプロレス人生終幕┃健想の一時帰国が決まった #143明治大学講演会
12/16(土)深夜にテレビ朝日「ワールド・プロレスリング」で放映されたIWGP戦。棚橋弘至vs中邑真輔(12月10日(日)愛知県体育館)を録画観戦した。
前哨戦まで積み上げて手の内を知り尽くした者同士だからこそ、お互いに踏み込んだ攻防が多かった。改めて、新日本プロレスにはノアとは違う種類のハードさがあることを実感。ノアの闘いには、トップロープや花道、エプロンを使い尽くすサーカス的、断崖式攻防が幅を利かせる。もちろん、正調の「技」があったうえでのプラスアルファなんであるが、一方の新日本は「地道な技の積み上げ」のみで攻防をつくっていく。
緩急のつけ方や間合いでは“諸先輩”にはかなわないとも言えるが、棚橋・中邑両雄の技の畳みかけは見ごたえがあった。これを伝統的にストロングスタイルというのだろう。
プレッシャーの中で好試合をつくった棚橋・中邑。間違いなくドームにいい風を吹かせていく。画面は、12/12記者会見へ。
・ 【1/4 東京ドーム大会】全対戦カード発表記者会見(新日本公式)
やはり、テレビというのはネットをはるかに凌ぐメディアだ。映像と音声が選手のキャラクターや意欲をあぶり出す。活字で追っていてはわからなかったニュアンスがそこにあった。
いちばん多く時間が割かれていたのは、武藤敬司。
「全日本プロレスの武藤敬司です」
自分の所属団体を告げて挑発かと思いきや、隣の蝶野をイジる。5分遅刻で会見が遅れたネタをきっかけに、武藤ワールドをつくっていく。特に強調された部分を大きくして活字再現。
「それ(蝶野の件)はさておき、えー、テンコジ。先日、ウチの(2006 世界)最強タッグでも優勝しまして、非常に強いチームだと思っております。たぶん試合は(自分たちの方が)やられてやられて、耐えて耐え忍ぶでしょう。
そこからカムバックして勝つのがプロレスだと思ってます。今、プロレス界も同様で、プロレス界全体も耐えて耐えて耐え忍んでいる時だと思います。
プロレス界が
頑張って、オレもプロレス村の一員として頑張っていきますので、よろしくお願いします」
最初に天コジを持ち上げておいて、そこから話を転がしていくのは武藤流の風車の理論か。話を聞いていると、プロレスの勝利イコール武藤&蝶野の勝利であるかのようにも聞こえる。これぞ武藤流の言葉のプロレスだ。やられた!
武藤が現場のマッチメイクに絡むとされながらも、「どうせ、ユークスに金を積まれたんじゃないの?」なんて思うところも正直あった。だけれども、この会見での責任感は画面越しに伝わってきた。自団体への還元も狙っているんだろうが、それ以前にドーム成功に力を尽くすことを武藤は宣言した。
「ワールド・プロレスリング」のナレーションでは、「1月4日はプロレスの日」というフレーズも飛び出す。
・ 1月4日(木) 東京ドーム PM6:00試合開始(新日本公式)
##
レッスルキングタムIN東京ドーム
~新日本プロレス・全日本プロレス創立35周年記念~
2007年1月4日(木)18:00
▼スーパードリームタッグマッチ“This is レッスルキングダム”
[9]武藤敬司&蝶野正洋 vs 天山広吉&小島聡
▼ダブルメーンイベント IWGPヘビー級選手権試合
[8][王者]棚橋弘至 vs [挑戦者]太陽ケア
▼ダブルメーンイベント 三冠ヘビー級選手権試合
[7][王者]鈴木みのる vs [挑戦者]永田裕志
[6]川田利明 vs 中邑真輔
[5]金本浩二&タイガーマスク&カズ・ハヤシ&TAKAみちのく&井上亘 vs 獣神サンダーライガー&稔&ミラノコレクションAT&近藤修司&“brother”YASSHI
[4]長州力&中西学&飯塚高史&山本尚史 vs TARU&諏訪魔&RO’Z&ジャイアント・バーナード
[3]真壁刀義&矢野通&石井智宏 vs ディーロ・ブラウン&ブキャナン&トラヴィス・トムコ
[2]邪道&外道 vs NOSAWA論外&MASADA
[1]渕正信&エル・サムライ&田口隆祐 vs 菊タロー&荒谷望誉&雷陣明
##
プロレスの日を守れるか。プロレスを守れるか。格闘技に押され、選手も離散していく厳しい環境でも・・・カムバックして勝つのがプロレスだ。
東京ドーム決戦まで、あと17日!■□