DREAMと戦極の交差点上で11月「VTJ」開催へ~豪華メンバー「修斗伝承」はドンキの支援だった
ビッグアリーナであるJCBホールを格闘技ファンが埋めた5月10日(日)の「修斗伝承」。五味隆典の復活劇は記憶に新しい。
・ 修斗伝承 ROAD TO 20th ANNIVERSARY FINAL(スポーツナビ)
大会と同時にこちらのイベント開催も発表された。かつて「ヒクソン・グレイシーVS山本宜久(当時リングス)」に熱狂したことが懐かしい。
・ 伝説的な大会「VTJ」が10年ぶり復活へ/リング/デイリースポーツonline
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総合格闘技の草創期だった90年代に日本武道館などでビッグマッチを開催し、ヒクソン・グレイシーを初来日させたことで知られる修斗の伝説的な大会「バーリ・トゥード・ジャパン」が11月、10年ぶりに復活することが10日、発表された。開催地は首都圏が有力だが、会場は未定。
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そんな修斗にまつわる背景・展望について、6月6日発売分『kamipro Special 2009 JULY』に興味深い記述が。
▼new!Kamipro Special
6月6日発売!詳細は[コチラ] 逆境ファイターが復活勝利!所英男 インタビュー「あれだけ興奮したのは生まれて初めてです」川尻達也 インタビュー「MAXの会場をDREAMファンの野太い声で埋めつくす!」KID敗北、所復活、川尻勝利、カンセコ転倒! 5.26『DREAM.9』徹底詳報
堀江ガンツ氏の座談会での発言より(「五味復活で聞こえてきたぞ、祭り囃子!浅草キッド・玉袋筋太郎再び登場“俺たちの”五味隆典変態座談会」)。
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・ バーリ・トゥード・ジャパンは、要は修斗公式戦じゃないので、修斗の選手じゃなくても全然出られるってことなんですよ。しかも、ちょうどDREAMや『戦極』の交差点にあるんで、なんでもできる。そして、それを支援するのはもちろんドン・キホーテ!
・ (いろいろな選手が上がる可能性あるの?)あります(キッパリ)。
・ このあいだのJCBホールで、なぜあれだけのメンバーが集められたかといえば、それはやはりドンキの援助があってのことですからね。修斗が困っていると聞いたらドンキの安田隆夫会長が「じゃあ、俺が修斗を援助してやる」って。
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「コーナーポストにはJINROとドンキホーテの広告」というレポートもあったが、『kamipro』の書き方からはかなりの支援ぶりだったということなんでしょう。
「修斗伝承」の成功の延長線上に、ドン・キホーテ支援継続で、しかも“修斗公式戦じゃないから何でもあり”の「バーリ・トゥード・ジャパン」がやって来る! そういうことだったか。実績があると、次のイベントへの期待が高まる。
ドンキは『戦極』のスポンサーでもある。『戦極』と契約した石井慧は2年で2億円と言われている(ソースは東スポなので信憑性は不明)が、やはり資金がないと格闘技は成り立たない。ドンキが複数イベントに投資してくれると、我々の観るイベントも充実しそうではある。
ボクらとしてはドンキでどんどん買い物しなきゃ(笑)。
一方、海外ではこんな情報も流れている。
・ OMASUKI FIGHT FEGアンダーグラウンド?
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・ さらに複雑なのは、FEG内部の抗争だ。K-1総帥・石井和義は、FEG社長・谷川貞治と、FEGのコントロールを巡って争っていると噂されている。これを頂点に、日本のMMA全体がこの手の抗争にここしばらく、毒され続けているという。
・ 榊原伸行がPRIDEをUFCに売却した後、UFCは契約不履行で榊原を訴え、榊原サイドも訴え返す事態となっている。今月、ラスベガスで供述が始まると見られている。榊原はMMAへの復帰をほのめかしており、PRIDEブランドの再構築を目指すらしいと示唆する声もある。実現するかどうかは別として、榊原の側近によれば、Zuffaとの裁判が決着次第、彼が日本のMMA市場に再参入するための資金源は構想済みだという。
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UFCによるPRIDE買収後には、売り手・買い手のお互いが契約不履行を訴えている。その進展によっては、PRIDEのオーナーだった榊原信行氏の業界復帰もありうる!? テレビ局景気や格闘技人気にはいい話がない中で、現時点ではまったくピンと来ない話。
ただ、ドンキによる支援や石井参戦が何がしかの起爆剤となり、マット界が再編されるくらいの動きが起こることもあるのかもしれない。
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